Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
欲を言えば、低くてもいいから評価してーーー!!あと、感想も。
それでは、本編どうぞ!
夏休みの課題もなんとか終わって、今日は路上ライブをする日だ。
「・・・・・・今日はここにしようか?」
「今日は本当に路上なんだな。」
「まぁね♪さぁさぁ、ギター出して!」
さすがにアタシも真夏に日向で演奏する気はない。頑張って日陰を選んだのよ。
「さて、映司君。何か弾きたい曲はあるかい?」
「なんで社長みたいな言い方?ってか、言い出しっぺはノープランで『路上ライブしたい』って言ったの?」
「え?・・・・・・だって、ようやく演奏出来るんだもん!」
「たかが3日間、課題を終わらせるために禁止しただけなのに・・・・・・。」
「3日でも辛いの!」
8~10日まで課題三昧だったんだから・・・・・・。ようやく音楽が出来るんだよ!?はしゃぐに決まってるでしょ!?
「・・・・・・とりあえず、『路上ライブしたい』と言い出した方が演奏する曲決めてよ。」
「う~ん・・・、じゃあ、『愛のかたまり』のアコースティックバージョンで!」
「はいね。」
最近は作曲も出来るようになったから、あの時からカバーしている曲『愛のかたまり』をアレンジして、ちょっとオリジナル感を出してみた。
「・・・・・・ふぅ~。うん、良い感じだね?」
「まぁ、原曲よりは少し明るい感じがして良いかもな。」
「凄くるん♪って来たーーー!!」
「ん?」
「・・・?」
辺りを見ると、街中を歩く人たち以外に女子5人組がいた。多分、『るん♪』とか言ったのはこの水色(?)の髪の子だろうな~・・・。ん?・・・・・・どっかで見たことある顔だな~?
「日菜ちゃん、急に話しかけない方が良いんじゃない?」
「そうだよ、日菜ちゃん!」
「え~!?だってるん♪って来たんだもん!!」
・・・・・・あ、なんとなく氷川さんに似てる!
「それにしても、あまり聞かないメロディーでしたけど曲名ってなんですか?」
「・・・・・・愛のかたまり。」
「え!?それって、この前活動休止になった『ENDRECHERI』の曲ですよね!?」
「「エンドリケリー?」」
「マヤさん、知ってるんですか?」
「はい!『ENDRECHERI』は相当の実力を持った高校生の男女5人組のバンドです!その楽曲は全てオリジナル曲で、耳だけでなくいつも目でも楽しめるバンドです!最近では大きな会場で2~3時間のライブをしてたみたいですよ!?」
この人、熱入ってるな~。しかも、結構物知りだし。
「ま、麻弥ちゃん・・・、凄い勢いで喋るね・・・。」
頭ピンクの子、若干引いてるじゃん・・・。
「・・・・・・じゃあ、僕たちはこれで。行くよ、ウィズ。」
「あ、うん・・・。」
映司の一言のおかげでオタクっぽいのを連れた集団から解放された。
「・・・・・・ウィズ。」
「何?・・・・・・もしかして、手繋いでほしいの?」
「違う。」
まぁ、自転車漕ぎながらは無理なことくらい知ってるけど、今の低いトーンでの一言は効くな~。
「あの人が言ってたことだけど・・・・・・。」
「『愛のかたまり』のこと?」
「うん・・・。僕たちは昔偶然目にしたあの曲を弾いてるけど、」
「・・・・・・確かに。アタシたちが聴いた時のが原曲なのか、今別の人が弾いてるのが原曲なのか・・・・・・?」
アタシたちの中に、1つの疑問が生じた・・・・・・。
いかがでしたか?麻弥さん、『息をするように』姉弟にとってとんでもないこと言いましたね。・・・・・・あ、今回は『息』って意味です。
あ、昨日『フィルムライブ』を見に行って、色紙貰ったんだけど、あこでした。・・・・・・正直に言えば、紗夜か燐子が良かった・・・。
では、また次回!
姉弟と深く関わってほしいのは誰?(10月5日の23時59分までです。)
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湊友希那
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氷川紗夜
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今井リサ
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宇田川あこ
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白金燐子(注:彼氏出来ます)