Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
まずは、本編どうぞ!
そろそろ夏休みも終盤に差し掛かってきた頃、バイト先のCiRCLEでは・・・、
「お願いします!」
猫耳(?)ヘアーがライブ演出の提案書を渡してきた。
「それはいいけど、何故僕に?」
「ここのスタッフだから!」
・・・・・・至ってシンプルな答えだった・・・。
「でも、まりなさんにも見せるから・・・・・・事前チェック?」
花園たえさん、僕は受付か何かですか?・・・・・・受付してるけど。
「えっと・・・・・・、何これ?」
「ライブ演出の提案書です!」
「うん、それは知ってる。これをどこでしようとしてるの?」
「ここです!」
「やっぱりそうなるよな・・・。」
おい金髪ツインテ。止めろよ、この案を提出する前に。
「映司~?って、どうしたの?」
「あ、ウィズさん!」
(なんで名前バレてるー・・・?)
名札付いてるからだよ。
「ウィズさんも見てください!」
「な、何を・・・?」
「これ。」
「どれどれ~?・・・・・・ん?」
正確な反応だ。
「え、えっと・・・・・・、『ワイヤーで吊って空を飛ぶ』、『三刀流ドラム』、『歯ギター』・・・・・・?」
ウィズが読み上げた『ワイヤー』以外は勝手にしてくれって思う。だけど、
「え~、『チョココロネを客席に投げる』、『うさぎとライブ』、『星になる』?」
「え?死ぬってこと?」
「違います!!」
「・・・・・・えっと『ライブ中に火を吹く』?」
「はい!海外のバンドがやってて迫力あったんです!」
満面の笑みで言うなよ・・・。
「ってか『漫才』に『人体切断マジック』って何よ?」
「お客さんと盛り上がればと思って・・・。」
「うんうん。」
・・・・・・ウィズが低いトーンで聞いた理由が分かる・・・。
「それと、『花火を使って流れ星っぽくする』って何?」
「そのまんまの意味です!」
どこからそんな自信が・・・・・・。
「どうですか?」
「この際全部却下。」
「え!?」
「右に同じく。」
「なんで!?」
「私たち、お客さんと盛り上がれるライブにしたいんです!」
「「そうそう!!」」
『三刀流ドラム』と『歯ギター』は勝手にしろって思ったよ。でも、これをOKすると大変なことになると思って、全て却下にした。
「ちゃんと真面目に書いた提案書を持ってきてね。」
僕は持っていた提案書を猫耳に返した。
「むぅー・・・・・・。ん?はっ!スタッフさーん!」
こら、新人の方に行くな。
「あ、提出したよ、映司。」
「だな。・・・・・・悩んでるな。」
「そりゃ悩むでしょ。・・・・・・あれ?書類持ってどっか行った。」
「まりなさんの所とか?・・・・・・帰って来た、」
「ヤッター!」
「「OKしたの!?」」
誰だ!?あんなふざけた内容をOKしたスタッフは!?
「オッケーだって!」
「「「ヤッター!」」」
「「「マジか・・・。」」」
・・・・・・ふと気付いたけど、よくこいつらと普通に漫才出来たな。
とにかく、主犯と共犯者は喜び、それ以外は悲しみに浸っていた・・・・・・。
「映司、彼女たちのライブの日・・・・・・、」
「分かってる。休もう。」
まりなさんたちに(偽りの理由を伝え)休ませてもらおう。
いかがでしたか?『タブーとか悪い方のの冗談』ってタイトルですが、バンドリーマーならこの展開分かるよね~?結果は次回分かります。
さてと、まずはアンケートについて。そこそこ前のアンケートで、Roseliaが1位になりましたが、作者の気分により、他バンドから1名ずつくらい深く関わらせようってことになりました。1番関わらせるのは紗夜ですけど。
ってことで、まずは2位のハロハピから!ご協力お願いします!
そして、ちょっぴり悲しいお知らせです。
毎日更新していたこの作品、『毎週火曜日と木曜日』の更新に変更します!理由は・・・・・・投稿のスピードに対して書くスピードが間に合わないと悟ったからです。勝手ですみません。
そういうことで、次回は『10月7日』ではなく、『10月8日』となります。
長々とすいません。では、また次回!
姉弟と深く関わってほしいのは誰?(第27話投稿日の23時59分まで)
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