Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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皆様今日も学校とかお仕事でしょ?アタシ、これでも今日・・・・・・というか、昨日と今日で会社の慰安旅行なんです。関西地方に。気が重いよねー、旅行中も仕事の人たちと一緒なんて。
副店長の差し金で『硝子の少年』歌わされるし。


そんなことは置いといて、本編どうぞー。







第25話 hesitated

夏休み終了まであと数日。そんな中、僕たちのバイト先のCiRCLEは何故か大忙し・・・・・・っぽい雰囲気を醸し出してた。

 

 

「あ!映司君、ウィズちゃん、手伝って!」

「・・・・・・一応聞きます。何を手伝えばいいのですか?」

 

 

前回、凄く行きたくなかったPoppin'Partyのライブの準備を無理やり手伝わされ、気分は下がっていた。

 

 

「元から高くないくせに。」

「うるさい。」

 

 

僕の心の声を読まないでほしいよ・・・。

 

 

「えっとね、Roseliaのセットの準備だよ!」

「Roseliaの?」

 

 

あのクールの感じのバンドか。・・・・・・メンバーの一部を除いて。

 

 

「・・・・・・分かりました。で、何を手伝えばいいんですか?」

「助かるよ~!それじゃあ、ドラムセット持ってきて!」

 

 

とりあえず作業に取り掛かる。

 

 

「ねぇ映司。」

「うん?」

「大丈夫だと思う?」

「何が?」

「いくらRoseliaでも、さっき巨大な黒布持っていってる人がいたんだけど・・・?」

「・・・・・・ま、一応ここで働いてるんだ。愚痴なら後でまりなさんに言ってやろう。」

「・・・・・・そだねー。」

 

 

給料を貰っている以上、働かなければいけない。だから、嫌な予感がしつつもRoseliaのセットを作る。

 

 そして・・・・・・、

 

 

「2人共ありがとー!」

「「・・・・・・・・・・・・。」」

「ん?どうしたの?」

 

 

僕たちは絶句してしまった。手伝ったセットがなんかおかしいほどに大きかったことに。

 

 

「なぁまりなさん。今日ここに小林○子でも来るの?」

「こらこら。映司、小林幸○なんて言っても字幕だと隠されるから無駄だよ。」

「2人共、答えが出てるよ~。」

 

 

・・・・・・とにかく!

 

 

「こんなセット、誰が使うんですか?」

「Roseliaだよ。」

「・・・は?」

「Roseliaって、クール系じゃなかったの・・・・・・?」

 

 

全くだよ・・・・・・。この前のあの銀髪がこんなセットを考えた、とか言わないだろうな・・・?

 

 

「このセットの提案書を持ってきたのは友希那ちゃんだよ~。」

「ん?友希那って?」

「あ、そっか。名前知らないんだ。友希那ちゃんは、銀髪の子だよ。」

 

 

あいつか・・・。

 

 

「こんにちは。」

「うん?・・・・・・あ、映司。噂をすれば、だね。」

「・・・・・・・・・・・・。」

「おお~!結構イケてんじゃん~!」

「ライブが楽しみだね!りんりん?」

「うん・・・・・・。(蒼空君も、ビックリするかな・・・・・・?)」

 

 

こんなセットで演奏してたら、きっとファン減るだろうな・・・・・・。

 

 

映司、どうする?

どうする?って決まってるでしょ。適当な理由付けて早退する。

 

 

こうして、僕たちは片付けをせずに今日のバイトを終えた。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?今回のタイトルの意味は『躊躇った』ですが、まぁ、躊躇いがね・・・・・・酷そうよね。それはそうと、夏休み内のネタはこれでお終いです。

そして、タグ欄にはバンド名は書かずに深く関わらせるメンバー名書きますね。色々事情があるのよ~。

それと、薫とはぐみの票の数www。なんか、凄いなぁ~。ある意味。


では、また次回。

姉弟と深く関わってほしいのは誰?(第27話投稿日の23時59分まで)

  • 弦巻こころ
  • 瀬田薫
  • 北沢はぐみ
  • 松原花音
  • 奥沢美咲

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