Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
今日から2学期が始まり、また・・・・・・、
「サンキュー、映司~!」
・・・・・・姉を学校に送りつける日々が再開した。
「送りつけるとか言わないの。」
「人の心読むなよ。・・・・・・じゃあ、後で。」
「うん、後でね。」
僕は少し急ぎめに学校に向かう。
映司を見送って、アタシは教室の席に座る。・・・・・・夏休み前は分からなかったけど、アタシのクラスに夏休み中に会った人が何人もいる・・・。
「あ、いた!ウィズさーん!!」
「っ!?」
ちょっと誰よ!?引きこもりキャラを頑張って演じてるアタシの名前呼ぶ奴!・・・・・・うわ~、見たことある猫耳!
「ウィズさんって、先輩だったんですね!」
「おい、香澄!・・・・・・ホント、すみません!すぐ連れて帰るので!」
「ウィズさんたち、次いつライブするんですか?」
「あはは・・・、まだ予定決まってないから・・・。」
「そうですか・・・・・・。」
「ほら香澄、用は済んだろ?行くぞ!」
「だったら、ライブする日が決まったら教えてくださいね!」
・・・・・・嵐のように去っていったな・・・。なんだろう・・・、あの子には教えたくないんだけど・・・・・・。
「ライブ、してるんですね?」
「・・・・・・だったら、なんですか?」
何よ、風紀委員?文句あるのかしら?
「いえ・・・。ただ、文化祭以外でもライブしてるんですねと思いまして・・・・・・。」
「あなたたちだって、ライブしてるじゃないですか。この前だって、バカデカいセット使ってね~?」
「そ、それは・・・・・・。」
「ほら、授業始まりますよ。」
「っ・・・・・・。」
・・・・・・ふぅ、戻っていった。って、映司の服のアドバイスしてくれた人も同じクラスだったな~。・・・・・・なんかこっち見てるし。
さてと、昼食はいつもの場所で決まりだな。
「葛城君。」
「・・・・・・なんですか?今から昼食なんですけど。」
「あ、ごめん・・・。じゃなくて、この前花咲川の文化祭に出て歌ったんだって?」
「っ!・・・・・・隠すつもりはないけど、どこで知ったの?」
「知り合いが花咲川にいてね。・・・・・・だから、そんな怖い顔しないでって・・・。」
え?・・・・・・そんな顔してたのか・・・・・・?
「それでさ、今度ライブする時言ってくれる?僕も見たいから。」
「・・・・・・記憶してたら。」
「約束だよ、
「・・・!」
「・・・・・・あ、ごめん。名前で呼んじゃった・・・。」
「・・・・・・呼び方はご自由に。」
最近、
そして、今まで通りウィズを迎えに行って、今日はウィズだけがバイトだからCiRCLEに送りつける。
「ちょっと!また『送りつける』なんて言って!」
・・・・・・ここまでは良かった。「無視!?」だけど、この後に面倒くさいことが起こる。
「2人とも、歌って!」
「「・・・は?」」
まりなさんはなんて事を言い出すんだ・・・・・・。
いかがでしたか?今回のタイトル、『Movement』は『動き』とかの意味もありますが、『楽章』って意味もあるので、『第2楽章』って意味で付けました。・・・・・・まぁ、『2学期』だしね。
さてさて、またまたお歌の回になりますよ。
では、また次回!
姉弟と深く関わってほしいのは誰?(第27話投稿日の23時59分まで)
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弦巻こころ
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瀬田薫
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北沢はぐみ
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松原花音
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奥沢美咲