Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第32話 It's All Right

 今日は土曜日。世間的には学校は休みだけど、

 

 

「それじゃ、行ってきます。」

「行ってらっしゃい。気をつけてね。」

 

 

僕は文化祭のせいで制服を着て学校に行かなければならなかった。

 

でも、今嫌な予感が僕の脳裏に浮かんだ。・・・・・・ウィズが大人しかった。これは絶対、後で何かある・・・・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今日は映司の学校の文化祭。朝から機嫌を損ねるとアレかな~?って思ってあまりイチャイチャ出来なかったけど、・・・・・・この前のお返しをしないとね!!(※第17話参照)

 

 

「・・・・・・お、そろそろかな?」

 

 

映司に買ってもらった自転車に乗って、映司の学校に向かう。・・・・・・思ったより距離あるね~!

 

 

「ふぅ~、着いた・・・・・・。」

 

 

とりあえず、冷たい飲み物が欲しい!

 

まぁ、そこは映司の所でいただかとしますか♪

 

 

「それにしても、」

 

「へい、らっしゃいらっしゃい!」

「お兄さん、たこ焼き美味しいよ~!」

 

「・・・・・・賑やかだね。」

 

 

なんか、夏祭りとかの屋台の通りと変わらない。

 

 

「えっと・・・・・・あ、あった!映司のクラス!」

「いらっしゃいませ。」

 

 

受付じゃないんだね。

 

 

「お嬢様、こちらへ。」

「は、はぁ・・・。」

 

 

とりあえず、席に案内されて座った。・・・・・・映司ってホールスタッフじゃないんだ・・・。

 

 

「このコーヒー美味しい!」

「インスタントって聞いたけど、これがホントにインスタントの味なのか!?」

 

 

・・・・・・インスタントのコーヒーの味がインスタントより美味しいって、どゆこと?

 

 

「お待たせしました。こちらが当店おすすめのコーヒーとなります。」

「あ、ありがとうございま・・・・・・って映司!?」

 

 

なんと!アタシの注文したコーヒーを愛しの映司が持ってきたのだ!

 

 

「な!?え!?厨房じゃないの!?」

「本当なら。ウィズの姿が見えたし、もうすぐ交代の時間だから持ってきたんだよ。」

「そ、そう~・・・。あ、美味しい!」

「そうか。CiRCLEのカフェで勉強して正解だな。」

「え?・・・・・・もしかして、コーヒーって映司が淹れてるの?」

「そうだけど。」

「・・・・・・羨ましい。」

「何がだよ?・・・・・・ちょっとしたら教室の外にいてくれ。僕もすぐに向かうから。」

「は~い!」

 

 

そうして、コーヒーを飲み終えて教室の外で待ってると、映司と・・・・・・見たことない人に出て来た。

 

 

「え、映司?その人は?」

「・・・・・・僕の友達、黒崎晴斗だよ。」

「へ、へぇ~・・・。」

「初めまして。クラスメイトの黒崎晴斗です。映司君の・・・・・・お姉さん、ですよね?」

「はい・・・・・・。」

 

 

なんだろう、全然裏が見えない・・・。

 

 

「お体の方はもう大丈夫なんですか?」

「へ?」

「あ、ごめんなさい!前に映司君から『お姉さんが風邪を引いた』と聞いて心配してて・・・。」

 

 

なるほど。だから映司は・・・・・・。

 

 

「えっと・・・・・・晴斗君?でいいよね?」

「はい。」

「映司のこと、よろしくね!」

「っ・・・・・・はい!」

「それじゃ、映司借りるね!」

「え?・・・・・・ちょっと、ウィズ!?」

 

 

アタシは映司の腕を引っ張って映司のクラスを後にした。

 

 

「・・・・・・映司。」

「ん?」

「いい友達だね。」

「・・・・・・うん。」

「お姉ちゃんは、あの子なら許せる。」

「・・・・・・そう。」

「それじゃ、色々案内してね!」

 

 

今日の文化祭は、心の底から楽しめる気がする!

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
今回は『大丈夫』って意味ですが、まぁ見ての通り、ウィズの心境のことです。

どうでもいい事だけど、11/30と12/1の『ラウクレ』、行けない・・・。休み取ろうと思ったら『君は売り場の担当を持ってるから月末は休んじゃダメ』って。そんなんだったら12/1も休む気無くすよ・・・・・・。弟と行きたかったのに・・・。


さ、こんな悲しいのはほっといて・・・・・・では、また次回!

姉弟と深く関わってほしいのは誰?(11月6日23時59分まで)

  • 美竹蘭(※彼氏います)
  • 青葉モカ
  • 上原ひまり
  • 宇田川巴
  • 羽沢つぐみ

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