Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
今日は土曜日。世間的には学校は休みだけど、
「それじゃ、行ってきます。」
「行ってらっしゃい。気をつけてね。」
僕は文化祭のせいで制服を着て学校に行かなければならなかった。
でも、今嫌な予感が僕の脳裏に浮かんだ。・・・・・・ウィズが大人しかった。これは絶対、後で何かある・・・・・・。
今日は映司の学校の文化祭。朝から機嫌を損ねるとアレかな~?って思ってあまりイチャイチャ出来なかったけど、・・・・・・この前のお返しをしないとね!!(※第17話参照)
「・・・・・・お、そろそろかな?」
映司に買ってもらった自転車に乗って、映司の学校に向かう。・・・・・・思ったより距離あるね~!
「ふぅ~、着いた・・・・・・。」
とりあえず、冷たい飲み物が欲しい!
まぁ、そこは映司の所でいただかとしますか♪
「それにしても、」
「へい、らっしゃいらっしゃい!」
「お兄さん、たこ焼き美味しいよ~!」
「・・・・・・賑やかだね。」
なんか、夏祭りとかの屋台の通りと変わらない。
「えっと・・・・・・あ、あった!映司のクラス!」
「いらっしゃいませ。」
受付じゃないんだね。
「お嬢様、こちらへ。」
「は、はぁ・・・。」
とりあえず、席に案内されて座った。・・・・・・映司ってホールスタッフじゃないんだ・・・。
「このコーヒー美味しい!」
「インスタントって聞いたけど、これがホントにインスタントの味なのか!?」
・・・・・・インスタントのコーヒーの味がインスタントより美味しいって、どゆこと?
「お待たせしました。こちらが当店おすすめのコーヒーとなります。」
「あ、ありがとうございま・・・・・・って映司!?」
なんと!アタシの注文したコーヒーを愛しの映司が持ってきたのだ!
「な!?え!?厨房じゃないの!?」
「本当なら。ウィズの姿が見えたし、もうすぐ交代の時間だから持ってきたんだよ。」
「そ、そう~・・・。あ、美味しい!」
「そうか。CiRCLEのカフェで勉強して正解だな。」
「え?・・・・・・もしかして、コーヒーって映司が淹れてるの?」
「そうだけど。」
「・・・・・・羨ましい。」
「何がだよ?・・・・・・ちょっとしたら教室の外にいてくれ。僕もすぐに向かうから。」
「は~い!」
そうして、コーヒーを飲み終えて教室の外で待ってると、映司と・・・・・・見たことない人に出て来た。
「え、映司?その人は?」
「・・・・・・僕の友達、黒崎晴斗だよ。」
「へ、へぇ~・・・。」
「初めまして。クラスメイトの黒崎晴斗です。映司君の・・・・・・お姉さん、ですよね?」
「はい・・・・・・。」
なんだろう、全然裏が見えない・・・。
「お体の方はもう大丈夫なんですか?」
「へ?」
「あ、ごめんなさい!前に映司君から『お姉さんが風邪を引いた』と聞いて心配してて・・・。」
なるほど。だから映司は・・・・・・。
「えっと・・・・・・晴斗君?でいいよね?」
「はい。」
「映司のこと、よろしくね!」
「っ・・・・・・はい!」
「それじゃ、映司借りるね!」
「え?・・・・・・ちょっと、ウィズ!?」
アタシは映司の腕を引っ張って映司のクラスを後にした。
「・・・・・・映司。」
「ん?」
「いい友達だね。」
「・・・・・・うん。」
「お姉ちゃんは、あの子なら許せる。」
「・・・・・・そう。」
「それじゃ、色々案内してね!」
今日の文化祭は、心の底から楽しめる気がする!
いかがでしたか?
今回は『大丈夫』って意味ですが、まぁ見ての通り、ウィズの心境のことです。
どうでもいい事だけど、11/30と12/1の『ラウクレ』、行けない・・・。休み取ろうと思ったら『君は売り場の担当を持ってるから月末は休んじゃダメ』って。そんなんだったら12/1も休む気無くすよ・・・・・・。弟と行きたかったのに・・・。
さ、こんな悲しいのはほっといて・・・・・・では、また次回!
姉弟と深く関わってほしいのは誰?(11月6日23時59分まで)
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美竹蘭(※彼氏います)
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青葉モカ
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上原ひまり
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宇田川巴
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羽沢つぐみ