Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
「・・・・・・ふぅ、終わった。」
下校時間も過ぎたのに、こんな日誌みたいなのを書かされる。日直なんて一番やりたくない事だ。
「さて、ウィズを迎えに行かないと。」
・・・・・・なんで一人言言ってるんだろうな・・・。とにかく、ウィズには『日直だから遅れる』とは連絡してあるから問題はない・・・・・・はず。
「・・・・・・ん?」
学校を出て、自転車を漕ぐ前に携帯を開くと、ウィズからメールが来ていた。内容は、
『先にCiRCLE行ってるね♪』
まさか歩いて行ったのか・・・・・・。普段からそうしてほしいけど、そんなに時間は経ってないはずだ。
とりあえず僕は、自転車で花咲川からCiRCLEに行くルートに合流して、ウィズがいるか気にしつつ目的地に向かう。ただ、
「・・・・・・いない・・・。もう着いたのか?」
そんなに足が早い訳でもないはず。
そんな事を考えつつ、CiRCLEに着いた。ここに来るまでウィズには会わなかった。
「あ、映司君いらっしゃ~い!ウィズちゃんは・・・・・・一緒じゃないの?」
「え?ウィズ来てないんですか?」
そんな時、僕の携帯に着信が入る。画面を見ると、ウィズからだった。
「・・・・・・もしもし?」
僕は慎重に電話に出た。
『葛城映司だな?』
「・・・・・・誰だ?」
僕はまりなさんに聞かれないように外で電話する。
『葛城ウィズを助けてほしかったら、今から連絡する場所に来い。さもなくば、この女の命は無いぞ。』
「・・・・・・ウィズに手を出したら許さないぞ。」
『それは
『映司!こんな奴の話なんか聞かないで!アタシは大丈夫だから!』
『うるさい黙ってろ!』
『ウッ・・・!』
「ウィズ!!」
『じゃあ、待ってるよ。葛城映司君。』
電話が切れた。そして、すぐに場所の住所が送られてきた。
「・・・・・・・・・・・・。」
僕はCiRCLEのドアを開けて、
「まりなさん、ごめんなさい!今日僕たち休みます!説教ならまた今度受けるので!」
それだけ言って、CiRCLEを後にする。
「映司君。・・・・・・どうしたの?」
「なんでもない。じゃあ、また。」
氷川さんに声をかけられても、簡単に返事してすぐに立ち去った。
家に帰ってからの僕は至って冷静だった。着替えたり等してたけど、スピードは早かったがスムーズに出来た。
支度が終わり、目的地に向かう前に錘さんの家に向かう。
「おぉ映司君。・・・・・・そんなに慌ててどうした?」
「錘さん、バイク借りるね。」
「構わないが・・・・・・バイクは高校卒業したら乗るって」
「私生活ではね。それじゃあ。」
それだけの会話にして、僕は今度こそ奴らが指定する場所に向かう。
湾岸沿いの倉庫が並ぶ場所。映司が呼ばれた場所だ。そこでは、ウィズを誘拐した組織の手下たちが、映司を待ち構えている。
「・・・・・・ん?」
「どうした?」
「葛城映司、来ました!」
「よし。・・・・・・手筈通り、奴をそこそこに痛めつけて、ボスに差し出すんだ!」
『おー!』
「・・・・・・あの!」
「あ?どうした?」
見張りの男が、この場所のリーダー格の男に声をかける。
「多分、葛城映司だと思うのですが・・・・・・。」
「なんだ?言いたい事があるなら早く言え!」
「こっちに向かっているのが、自転車じゃなくて、
「・・・何!?」
彼らの情報では、映司は自転車で出かけるとしかなく、『バイクで来る』なんて情報は一切無かった。
そして、映司は集団の前でバイクを止める。
「・・・・・・来たぞ。」
「ふっふっふ・・・!本当に来るとはなぁ・・・!お前をボスの所に連れてってやるよ!」
リーダー格の男は手下の1人に映司を捕まえるよう指示したが、
「へっへっへ・・・・・・グフッ!?」
「・・・・・・・・・・・・。」
映司は近付いてきた男の腹部に拳を打ち込み、男はその場に倒れた。
「・・・・・・ウィズに手を出した罪、全員で償ってもらうよ。」
『ひっ!?』
「ひ、怯むな!相手は高校生だぞ!」
「安心して。最悪、殴られたりした場所が骨折するくらいで済むから。」
映司は、錘の知り合いの武道家から護身術等を習っていた。・・・・・・後は独学で力を付けたのだが。
「さて・・・・・・君たち、倒すけどいい?」
「だ、ダメって言ったら・・・?」
「お、おい!?」
映司の問いに少へっぴり腰になった男が答えたが、映司にとって、その答えは
「答えは聞かないけど。」
大切な
いかがでしたか?
今回のタイトルは『先』って意味ですが、Google翻訳で調べたら『行き先』とかあったので・・・・・・タイトルを付けた理由は察してください。
なんか、広告のとこにガルパ出てたよ!泣いてる友希那さんが出てたよ!・・・・・・迷子かな?
では、また次回!