Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第36話 Destination

「・・・・・・ふぅ、終わった。」

 

 

下校時間も過ぎたのに、こんな日誌みたいなのを書かされる。日直なんて一番やりたくない事だ。

 

 

「さて、ウィズを迎えに行かないと。」

 

 

・・・・・・なんで一人言言ってるんだろうな・・・。とにかく、ウィズには『日直だから遅れる』とは連絡してあるから問題はない・・・・・・はず。

 

 

「・・・・・・ん?」

 

 

学校を出て、自転車を漕ぐ前に携帯を開くと、ウィズからメールが来ていた。内容は、

 

『先にCiRCLE行ってるね♪』

 

まさか歩いて行ったのか・・・・・・。普段からそうしてほしいけど、そんなに時間は経ってないはずだ。

 

 とりあえず僕は、自転車で花咲川からCiRCLEに行くルートに合流して、ウィズがいるか気にしつつ目的地に向かう。ただ、

 

 

「・・・・・・いない・・・。もう着いたのか?」

 

 

そんなに足が早い訳でもないはず。

 

 そんな事を考えつつ、CiRCLEに着いた。ここに来るまでウィズには会わなかった。

 

 

「あ、映司君いらっしゃ~い!ウィズちゃんは・・・・・・一緒じゃないの?」

「え?ウィズ来てないんですか?」

 

 

そんな時、僕の携帯に着信が入る。画面を見ると、ウィズからだった。

 

 

「・・・・・・もしもし?」

 

 

僕は慎重に電話に出た。

 

 

『葛城映司だな?』

「・・・・・・誰だ?」

 

 

僕はまりなさんに聞かれないように外で電話する。

 

 

『葛城ウィズを助けてほしかったら、今から連絡する場所に来い。さもなくば、この女の命は無いぞ。』

「・・・・・・ウィズに手を出したら許さないぞ。」

『それは()()()の態度次第だ。』

『映司!こんな奴の話なんか聞かないで!アタシは大丈夫だから!』

『うるさい黙ってろ!』

『ウッ・・・!』

「ウィズ!!」

『じゃあ、待ってるよ。葛城映司君。』

 

 

電話が切れた。そして、すぐに場所の住所が送られてきた。

 

 

「・・・・・・・・・・・・。」

 

 

僕はCiRCLEのドアを開けて、

 

 

「まりなさん、ごめんなさい!今日僕たち休みます!説教ならまた今度受けるので!」

 

 

それだけ言って、CiRCLEを後にする。

 

 

「映司君。・・・・・・どうしたの?」

「なんでもない。じゃあ、また。」

 

 

氷川さんに声をかけられても、簡単に返事してすぐに立ち去った。

 

 

 

 

 

 家に帰ってからの僕は至って冷静だった。着替えたり等してたけど、スピードは早かったがスムーズに出来た。

 

 支度が終わり、目的地に向かう前に錘さんの家に向かう。

 

 

「おぉ映司君。・・・・・・そんなに慌ててどうした?」

「錘さん、バイク借りるね。」

「構わないが・・・・・・バイクは高校卒業したら乗るって」

「私生活ではね。それじゃあ。」

 

 

それだけの会話にして、僕は今度こそ奴らが指定する場所に向かう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 湾岸沿いの倉庫が並ぶ場所。映司が呼ばれた場所だ。そこでは、ウィズを誘拐した組織の手下たちが、映司を待ち構えている。

 

 

「・・・・・・ん?」

「どうした?」

「葛城映司、来ました!」

「よし。・・・・・・手筈通り、奴をそこそこに痛めつけて、ボスに差し出すんだ!」

 

『おー!』

 

「・・・・・・あの!」

「あ?どうした?」

 

 

見張りの男が、この場所のリーダー格の男に声をかける。

 

 

「多分、葛城映司だと思うのですが・・・・・・。」

「なんだ?言いたい事があるなら早く言え!」

「こっちに向かっているのが、自転車じゃなくて、()()()なんです・・・。」

「・・・何!?」

 

 

彼らの情報では、映司は自転車で出かけるとしかなく、『バイクで来る』なんて情報は一切無かった。

 

 そして、映司は集団の前でバイクを止める。

 

 

「・・・・・・来たぞ。」

「ふっふっふ・・・!本当に来るとはなぁ・・・!お前をボスの所に連れてってやるよ!」

 

 

リーダー格の男は手下の1人に映司を捕まえるよう指示したが、

 

 

「へっへっへ・・・・・・グフッ!?」

「・・・・・・・・・・・・。」

 

 

映司は近付いてきた男の腹部に拳を打ち込み、男はその場に倒れた。

 

 

「・・・・・・ウィズに手を出した罪、全員で償ってもらうよ。」

『ひっ!?』

「ひ、怯むな!相手は高校生だぞ!」

「安心して。最悪、殴られたりした場所が骨折するくらいで済むから。」

 

 

映司は、錘の知り合いの武道家から護身術等を習っていた。・・・・・・後は独学で力を付けたのだが。

 

 

「さて・・・・・・君たち、倒すけどいい?」

「だ、ダメって言ったら・・・?」

「お、おい!?」

 

 

映司の問いに少へっぴり腰になった男が答えたが、映司にとって、その答えは()()()()()()()だった。

 

 

 

 

 

「答えは聞かないけど。」

 

 

 

 

 

大切な家族(ウィズ)を助けるため、映司は力をふるう。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
今回のタイトルは『先』って意味ですが、Google翻訳で調べたら『行き先』とかあったので・・・・・・タイトルを付けた理由は察してください。

なんか、広告のとこにガルパ出てたよ!泣いてる友希那さんが出てたよ!・・・・・・迷子かな?


では、また次回!
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