Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第39話 キラメキニシス

 アタシは、ただ叫ぶしかなかった。あの女にサバイバルナイフで刺された映司の名前を・・・。

 

 

「・・・・・・映司ーーー!!

 

「・・・・・・グフッ!?」

 

 

映司は口から血を吐き出し、刺されたお腹からも大量の血が流れていた。

 

 

「ふふふ・・・、アハハ・・・!終わりよ、出来損ない(映司)・・・・・・。」

「・・・・・・ま、だだ・・・!」

「はぁ?・・・・・・っ!?」

「え、映司・・・?」

 

 

映司は、女がサバイバルナイフを持つ腕を左手で掴んでいた。

 

 

「なんのつもり・・・!?」

「これで・・・・・・思う存分、殴れる・・・!」

「なんですって・・・!グフッ!?」

 

 

右の拳で女の腹を殴った。

 

 

「心の火・・・・・・心火だ・・・・・・!」

「な、何よ・・・!?」

「心火を燃やして・・・・・・ぶっ潰す・・・・・・!!」

 

 

映司は追い打ちをかけるように女の腹を殴る。心の中にある、怒りの炎を燃やして・・・・・・。

 

 

「グホッ!?・・・・・・貴様ァ・・・!!」

「まだ、まだ・・・!!」

 

 

さらに追い打ちをかけて、互いに距離を取った。サバイバルナイフは、女の手からも映司の腹からも離れ、下に落ちた。

 

女は殴られた腹部に手を当てる。

 

 映司も左手をお腹に当ててるけど、止まらない血を出来る限り抑えるためだと思う。出来る事ならこれ以上動かないでほしいけど・・・・・・。

 

 

「はぁ・・・、はぁ・・・、最後行くけど、いい・・・?」

「や、止めなさい・・・!」

「答えは聞かないけど・・・・・・。」

 

 

映司は女の前に立ち、何発か女の顔を殴り、トドメに1発女の顔に膝を打ち付けた。

 

 

「ガッ!?・・・・・・。」

「はぁ・・・、はぁ・・・、」

 

 

映司は女を気絶させた後、アタシの下に来た。

 

 

「ウィズ・・・、大丈、夫・・・・・・。」

「っ!映司!」

 

 

アタシの近くまで来たら、限界が来たのだろう。気絶してしまった。

 

 

「映司!・・・・・・映司!!」

 

 

どうしよう・・・!このままじゃ映司が・・・!?

 

 

「・・・・・・くっ・・・、映司、貴様・・・!!」

 

 

なんで・・・!あの女、気絶したんじゃなかったの・・・・・・!?

 

 

「映司にはもう触れさせない!!」

「ウィズ・・・、あなたまで私の前に立つのね・・・!なら、あんたも消すだけよ!!」

「キャッ!?」

 

 

アタシはあの女に左腕を蹴られ、地面に倒される。ダメージが思ったより強く気が遠くなってしまう。

 

 

「これで、ようやく汚点を消せる・・・!」

「え、映司・・・・・・!」

 

「ちょっと待ちなよ。」

「あん・・・!?あっ!?・・・・・・誰!?」

 

 

気を失いかけつつあるアタシの目には、気を失っている映司を狙う女。その女の前に、映司を守るように立ちはだかる。

 

 

「あたしの『 』になんのようかしら?」

 

「だ、誰・・・・・・?」

 

 

アタシはその瞬間、意識を保つのに限界を迎え、意識を失った。聞こえなかった肝心なワードが何なのかと心に思いながら・・・・・・。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
タイトルは・・・・・・なんかそんな感じのタイトルにしました。シんではないけど!

前回から続き、バンドリキャラが一切出てません。すんません。

アンケート今日が最後ね~。・・・・・・さらっと言うけど。


では、また次回!

後書きって読んでいます?(39話投稿日の23時59分まで)

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