Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
アタシは、ただ叫ぶしかなかった。あの女にサバイバルナイフで刺された映司の名前を・・・。
「・・・・・・映司ーーー!!」
「・・・・・・グフッ!?」
映司は口から血を吐き出し、刺されたお腹からも大量の血が流れていた。
「ふふふ・・・、アハハ・・・!終わりよ、
「・・・・・・ま、だだ・・・!」
「はぁ?・・・・・・っ!?」
「え、映司・・・?」
映司は、女がサバイバルナイフを持つ腕を左手で掴んでいた。
「なんのつもり・・・!?」
「これで・・・・・・思う存分、殴れる・・・!」
「なんですって・・・!グフッ!?」
右の拳で女の腹を殴った。
「心の火・・・・・・心火だ・・・・・・!」
「な、何よ・・・!?」
「心火を燃やして・・・・・・ぶっ潰す・・・・・・!!」
映司は追い打ちをかけるように女の腹を殴る。心の中にある、怒りの炎を燃やして・・・・・・。
「グホッ!?・・・・・・貴様ァ・・・!!」
「まだ、まだ・・・!!」
さらに追い打ちをかけて、互いに距離を取った。サバイバルナイフは、女の手からも映司の腹からも離れ、下に落ちた。
女は殴られた腹部に手を当てる。
映司も左手をお腹に当ててるけど、止まらない血を出来る限り抑えるためだと思う。出来る事ならこれ以上動かないでほしいけど・・・・・・。
「はぁ・・・、はぁ・・・、最後行くけど、いい・・・?」
「や、止めなさい・・・!」
「答えは聞かないけど・・・・・・。」
映司は女の前に立ち、何発か女の顔を殴り、トドメに1発女の顔に膝を打ち付けた。
「ガッ!?・・・・・・。」
「はぁ・・・、はぁ・・・、」
映司は女を気絶させた後、アタシの下に来た。
「ウィズ・・・、大丈、夫・・・・・・。」
「っ!映司!」
アタシの近くまで来たら、限界が来たのだろう。気絶してしまった。
「映司!・・・・・・映司!!」
どうしよう・・・!このままじゃ映司が・・・!?
「・・・・・・くっ・・・、映司、貴様・・・!!」
なんで・・・!あの女、気絶したんじゃなかったの・・・・・・!?
「映司にはもう触れさせない!!」
「ウィズ・・・、あなたまで私の前に立つのね・・・!なら、あんたも消すだけよ!!」
「キャッ!?」
アタシはあの女に左腕を蹴られ、地面に倒される。ダメージが思ったより強く気が遠くなってしまう。
「これで、ようやく汚点を消せる・・・!」
「え、映司・・・・・・!」
「ちょっと待ちなよ。」
「あん・・・!?あっ!?・・・・・・誰!?」
気を失いかけつつあるアタシの目には、気を失っている映司を狙う女。その女の前に、映司を守るように立ちはだかる。
「あたしの『 』になんのようかしら?」
「だ、誰・・・・・・?」
アタシはその瞬間、意識を保つのに限界を迎え、意識を失った。聞こえなかった肝心なワードが何なのかと心に思いながら・・・・・・。
いかがでしたか?
タイトルは・・・・・・なんかそんな感じのタイトルにしました。シんではないけど!
前回から続き、バンドリキャラが一切出てません。すんません。
アンケート今日が最後ね~。・・・・・・さらっと言うけど。
では、また次回!
後書きって読んでいます?(39話投稿日の23時59分まで)
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読んでる!
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読んでない!