Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
最近は普通に歩けるまでになった。お腹の傷はあと少しで治る・・・・・・らしい。油断をすると傷口が開くとか言われたな・・・。
「それでさ、ここでこの音出したいんだけど・・・・・・大丈夫かな?」
今は病院内でもWi-Fiが通っていて、パソコンが使える広いカフェスペースでウィズと楽曲の話をしている。
「う~ん・・・・・・、やっぱりカバーは難しいね。原曲を何度も聞いてると特に。」
「だね。でも、この曲はほぼ完成してるんだ。・・・・・・あ、ここのメロディーだけど、」
最近では他の曲をカバーしてみようって事になった僕たち『Quartzer』。実際に、『愛のかたまり』はカバーしてるからね。
「失礼しまーす・・・・・・。」
「しゃーしやーす。」
・・・・・・まともな挨拶をしない奴とちょっとたどたどしい奴が来たなぁ・・・。感じからして、誰かのお見舞いだろうな。・・・・・・どっかで見たような・・・?
「・・・・・・あ。つぐ、いたよ~。」
「え?・・・・・・あ!本当だ!」
え?もしかしてこっち目的?
「Quartzerのお2人にお見舞いを、と思って来たのですが・・・・・・。」
「つぐ、どんまい。」
・・・・・・思い出した。Afterglowの内の2人だ。
「ごめんね。アタシはもう退院しちゃったし、映司はこの通り・・・・・・後はお腹のとこの傷だけだから。」
「い、いえ・・・!こちらこそ、こんなタイミングで来てしまってすみません!」
「何してたんですかー?」
サラっとパソコンを覗くだね、君は。
「今、別のアーティストが作った曲をカバーするために、ちょっと編曲をね。」
「おおー!?そんな事出来るんですかー!?」
なんだろう。・・・・・・このパーカーの言葉に感情を感じられないのは僕だけだろうか?
「何の曲ですか?」
「この曲だよ。」
「あ、見せるのね。」
「これも、
へ~。だから、ウィズから心の壁が感じられなかったのか。
「これ、Roseliaさんが歌ってなかった?」
「え?紗夜さんたちが?」
「そう言えば歌ってたね~。負けじと蘭もそれと近い曲をカバーしよう、とか言い出したし。」
「へ、へー・・・・・・。」
あの赤メッシュ、Roseliaのボーカルに対抗心でもあったりして?(正解)
「・・・・・・あの!」
「「ん?」」
あ・・・・・・。ヤッベ、ハモった。
「この曲、完成してるんですか?」
「う~ん・・・・・・、ある程度完成してるけど、細かい部分がね・・・・・・。」
「聞きたいです!」
「「え!?」」
この『The・普通』感満載の彼女は何を言ってるんだ?歌えたとしても、歌うスペースなんて、
「2人共歌うの!?あそこにカラオケスペースあるから!」
「本当ですか!?」
看護師さん、急に話に入るなりそういう事教えなくていいの!
「わたし、実はQuartzerのファンなのよ~。あの恋に焦がれる歌詞がとても胸に突き刺さって・・・・・・!」
「分かります!そんな歌詞にあの歌声・・・。最高の組み合わせですよね!」
「そうよね!」
・・・・・・今名前聞きました。つぐみさんね、覚えておこう。『入院してた病院の看護師さんと意気投合した人』って感じで。
「・・・・・・だけど、僕はあまり歌う事が「映司、2番抜いた状態に編集出来たよ!」・・・・・・ハァ・・・。」
この際、もうどうとでもなれ。
私の要望で、カフェスペースが急にちょっとしたライブ会場に変わった。
「つぐ~、大胆だね~。」
「・・・・・・私、大変なこと言っちゃった?」
「なかなかね~。」
ですよね~・・・・・・。
あ、準備が出来たみたい。
「それでは、聞いてください。」
そして、ピアノの音が流れてきました。・・・・・・Roseliaさんたちも最初はピアノから始まったような気が・・・。
まどろむキミにそそぐ」
哀しさ隠した瞳を」
◆「辛くても」
●[◆]「[立ち向かう勇気キミにもたったよ だから行くね]」
●「夢の中」
◆「目覚めたら」
◆[●]「[また逢えるよ]」
私、この曲は凄く歌いにくそうだなぁ・・・・・・って思ってたけど、まさかこういった形で唄うとは・・・・・・。
「湊さんに伝える~?」
「い、いや・・・・・・、これ言っても友希那先輩が動くかどうか・・・・・・。」
「だよねー・・・・・・。」
◆「胸に秘め うたう」
こういう感じで歌ってきたって事は、この後のサビは・・・・・・。
キミの手で 守ったから」
ゆっくり 眠りさない」
◆「安らぎに 包まれて」
◆[●]「[love through all entreaty]」
歌い分けするだろうとは察したけど、まさかハモリまでここで入れるなんて・・・。
この手で 眠りなさい」
キミのこと 覚えている」
●「いつまでも 決して until」
●[◆]「[my life is exhausted]」
凄い・・・!今はそれしか考えれない・・・!腹部に力を入れすぎると傷口が開く人が、痛みがあったとしてもそれを見せずに、まるであの時の数時間前に完成した曲を私たちだけに披露した時と同じ声量で歌っている・・・。
「エモーい・・・・・・。」(蘭も連れてこれば良かったかな・・・?)
キミの手で 守ったから」
ゆっくり 眠りなさい」
◆「優しく 見守る わたしの
この手で 眠りなさい」
キミのこと 覚えている」
ここからは、ラスサビかな?・・・・・・確かラスサビだったはず!
みんなと 一緒だった」
わたしは 過ごしていた」
●「大切に 偲ぶよう」
●[◆]「[I fill unblessed feeling]」
わたしの 傍にいた」
すぐ横で 笑っていた」
◆「取り戻す きみを I've」
◆[●]「[never leave you]」●「Uh~」
そして、アウトロに入りメロディーが織りなす世界に私たちは浸っていた・・・・・・。
歌い終わって、ちょっと歓声が続いたけど、落ち着いてつぐみさんとモカさんと話せるようになった。
「す、凄かったです・・・!」
「とってもエモかったよ~。」
「エモい?」
「ウィズ・・・・・・、気にしなくていいよ。」
しばらく曲について話した。・・・・・・もう3000字近いからここでおしまい。
「ちょっとお腹が痛い・・・・・・。」
「映司、ちょっと本気出したでしょ?」
いかがでしたか?
今回は、多分なっていたであろうつぐみさんの瞳の事かな?・・・・・・そういう事にしましょう!
では、また次回!・・・・・・次ポピパ出すから。