Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第47話 Back Fire

 今日はようやく退院の日だ。・・・・・・入院中に傷口が広がりかけたのが何回かあったせいでちょっと入院が伸びた・・・。

 

 

「は~い!」

「映司、来たよ~。」

 

 

・・・・・・ウィズは許すさ、姉弟だから。問題は楓さんだよ。何ノックせずに入って来てるんだよ?

 

 

「映司君、今日こそは退院出来るんだって?」

「はい。」

「いいな~!あたしも2人の歌聞きたかったよ~!」

「そのおかげで、映司の退院日が延びたんだけどね。」

 

 

・・・・・・自業自得かもしれないけど、言い出しっぺのウィズが赤の他人感を出してるのがちょっと腹立つ。

 

 

「そうだ!・・・・・・はい。」

「え?・・・・・・なんですか、これ?」

 

 

渡されたのは少し大きめな紙袋だった。

 

 

「ウィズちゃんに聞いて、映司君に合う服をプレゼントー!退院祝いとして受け取って!」

「あはは・・・、ありがとうございます。」ギロッ

「っ!?」

 

 

ウィズ、後で覚えておけ・・・!

 

 

(映司の目が怖い・・・!)

「?・・・・・・とにかく、着てみて。」

「分かりました。その代わり、しばらく病室の外にいてくれます?」

「「え?なんで?」」

 

 

揃いも揃って・・・!

 

 

「いいから一旦出てけ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全く、あの人たちは・・・・・・。それにしても、この服、本当に僕用なの?濃い青色のジーパンに、黒っぽい長袖のシャツ。その上に黒色のロングカーディガン。・・・・・・手が指しか見えないほど長く、丈が膝辺りまであるよ・・・。

 

 とりあえず、(一応)待たせているから荷物も持って病室を出ることにした。

 

 

「お待たせ。・・・・・・って、」

 

 

病室を出ると、ウィズと楓さんだけじゃない。Poppin'Partyの・・・・・・確か、山吹沙綾と市ヶ谷有咲だっけ?その2人もいるし・・・・・・。

 

 

「あ、映司さんこんにちは。」

「・・・・・・どうも。」

 

 

君の人見知りはまた復活したのかい?

 

 

「こんにちは。・・・・・・それで、どうしてここに?前にもお見舞いには来てたはずだけど?」

「あぁ・・・・・・それはそうなんですけど、」

「偶然2人に会って、成り行きで・・・・・・。」

「へ~。」

 

「「・・・っ!?」」ギクッ

 

 

揃いも揃って・・・・・・、あんたらもう親子だろ!?

 ちなみにだが、入院してる間にCiRCLEによく来る5バンドの全員がお見舞いに来てくれた。

 

 

「・・・・・・映司さん、」

「ん?」

「映司さんって、『萌え袖』みたいな服も着るんですね。」

「あぁ・・・・・・。確かに、映司さんの服って萌え袖みたいなの無かったな~。」

 

 

確かに、こんな袖の服は初めて着るな・・・。

 

 

「もしかして、似合わない?」

「いえ!その逆ですよ!似合い過ぎて・・・!」///

 

 

・・・・・・え?顔赤いけど?

 

 

「・・・・・・お?もしかして沙綾、照れてる?」ニヤニヤ

「あ、有咲~!」

 

「仲睦まじいね~。」

「ウィズ、言葉が年寄りくさい。」

「失敬ね!」

 

 

ここで立ち話をし続けると、他の方に迷惑だからロビーに向かった。

 

 

「さてと、会計しないとね。」

「あ、それなんだけど・・・・・・。」

「うん?」

「誰かがもう全額会計済みなんだって。」

 

 

全額って・・・。

 

 

「・・・・・・・・・・・・。」ジー

「・・・・・・ん?あたしじゃないよ!」

「今、一番疑える人間があなたなので。」

「色々失礼よ!それに!・・・・・・あなたたちのどちらかしか医療費が払えない状態なんです・・・・・・。」

 

 

落ち込まないでよ・・・。

 

 

「それじゃあ、一体誰が・・・?」

 

「僕だよ!」

 

「「っ!」」

 

 

僕とウィズは、その声が聞こえた方を見た。そこには、過去を思い出してしまう()()1()()()()()がそこにはいた。

 

 

「お、お父さん・・・・・・!?」

「・・・・・・っ!?」

「久しぶりだね。映司、ウィズ。」

 

 

・・・・・・今年は、思っているより厄年だったのかもしれない。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
今回は『裏目』とか『逆効果』って意味ですけど、Google様で調べたら、動詞で『跳ね返る』とあったので、・・・・・・そんな感じです!過去の事が今になって色々返ってくるっていうね。


では、また次回!
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