Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
1.愛のかたまり
2.Shiny
3.きみとぼくのなかで
4.MC
5.好きになってく 愛してく
6.I
7.この恋 眠ろう
8.Million Secret of love
9.MC
10.陽炎 ~kagiroi
11.なんねんたっても
今回は晴斗視点です。
年も明け、僕は昂汰君と唯兎君、それにAfterglowとPoppin'PartyでCiRCLEで開催されるQuartzerのライブに来ている。折角映司君が誘ってくれたライブだから、楽しまないとね。
「あの・・・晴斗先輩、自分たちもここにいていいんですか?」
「そもそも、君たちが最初に誘われたんでしょ?僕の方が後に誘われた人間なんだ。僕の方が恐縮する場面なんだけど?」
「そういう事だから、楽しもうぜ、唯兎。」
「・・・・・・はい!」
すると、会場が暗くなり、ステージ上にうっすらと人影が見えた。
あなたでよかったと歌うの
X'masなんていらないくらい
日々が愛のかたまり
明日の朝も愛し合うよね」」
アカペラで歌い始め、そこから楽器隊がライブに参戦してきた。・・・・・・確かNOASISって言ったっけ?クリスマスイブのライブの時にはダンサー(?)だったのに、楽器も出来るんだ・・・・・・。凄いね~。
それから、いくつもの曲を演奏していき、今はMCとなった。
「でも昨日のカウントダウンの時にね、僕大変だったの。」
「え?何かあったの?」
え!?昨日どこでカウントダウンライブをしたの!?
・・・・・・後で知りましたが、同年代の『ENDRECHERI』というバンドも参加した、多くのバンド・アーティストが参加する合同ライブからオファーがあったらしく、そこに参加したそうですよ。
「昨日、『アンダルシアに憧れて』を踊ったんだけど・・・・・・」
長くなりそうなので、ここはカットします。・・・・・・簡単に言うと、リハと少し先輩の立ち位置が違って、踊りが大変だったと。
「でも、アタシその『アンダルシア』で1個気になった事があってね。」
「え?何かあった?」
「あの曲、カウントダウンで何回も歌ってるって言ってたでしょ?」
「うん。」
「それで、歌詞の中に『トニーの奴がしくじった』とか『第三倉庫に八時半』ってあるでしょ?」
「うん、あるね。」
「ってことはさ、何年もトニーはしくじってるって事でしょ?」
「www(笑)・・・・・・確かにね!」
「でしょ!?」
「どれだけ失敗するんだろうね?」
「多分スマホとかじゃなくて紙の地図でこう・・・・・・『こっちかな・・・?』って感じで。」
「だからしくじるんじゃない?」
・・・・・・明るくなったのは嬉しいけど、まさかここまでになるとは・・・。
「・・・・・・あ、そうだ!お祝いしないと!」
「え?」
「今日映司の誕生日なのよ。」
「・・・・・・そういえば。」
ここでウィズさんがステージを離れ、
「・・・・・・っ!ちょっと、ウィズさん!?」
「なんでしょうか?」
ケーキみたいなデザインをしたピンク色の帽子を被って出てきました。
「それ・・・、君が被るのね?主役より目立ってるんだけど!?」
「いえいえ、そんな事ありませんよ!アタシは引き立て役なのでね。」
「あ、そうなの。」
「えぇ。『ハッピーウィズ』としてね、ここは別ギャラで頂くのでね。」
さらっと『ギャラ』なんてワードを出さないで。
「それでは、皆でね・・・・・・『ハッピーバースデー』歌いませんか?」
ウィズさんの言葉に、客席からは拍手という形で答えた。
「それでは、アタシのこの、帽子からメロディが流れるので、それに合わせて、映司をお祝いしましょう。行きますよ。」
すると、ウィズさんは帽子のボタンを押す。すると、『サウンドバースデーハット』って言うらしいけど、帽子の先端が《縦》に振り始めた。
\www(笑)/
「はははwww」(笑)
その光景に会場全体が笑いに包まれて、音が一切聞こえなかった。
「・・・・・・終わったよ!」
「ちょっと、衝撃的過ぎたかな?」
衝撃的・・・・・・て言うより笑撃的だったよ!
「それではもう1回ね。」
そして、皆で小さいハッピーバースデーの音に合わせて皆で歌った。
「いや~、こういうのも良いね!」
「うん、いいけどさ・・・・・・
「そうそう!・・・・・・それじゃあ、この帽子は映司にあげるよ。」
「いらんよ。」
「え?なんでよ!?これ、必ず前で止まるんだよ!」
そして、嫌々帽子を被る映司君。
そして、何事も無いかのようにボタンを押して、帽子を《横》に振らせている映司君。
「はい、ケーキ持ってきて!気をつけてよ!」
「ねぇウィズ、あなた被る向き間違えたでしょ?」
「・・・え?」
「いや、あのさ・・・・・・ここが帽子でいう後ろなのよ。」
「・・・・・・はいはい。」
「これを後ろにしたらさ、横に動いたのよ。」
「まぁ・・・・・・あれだよね、殿様方式だよね?」
・・・・・・締まらないね~。
その後、歌の方では真面目にカッコよく、美しく歌っていた。・・・・・・このMC、1つ目のMCなんだよね・・・。
いかがでしたか?
今回のタイトルは分かりやすいでしょ?・・・・・・つまり、そういう事さ。
とりあえず、どうでもいい事を今回言うね。
Kin〇i 〇ids new single『光の気配』本日発売!みんな買って聞いてみて!・・・・・・聞かないだろうけど。
では、また次回!