Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第55話 イノセント・ウォーズ

 今日は普通にバイトだけの日なのだが、

 

 

「なんで1日映司を譲らなきゃいけないの!?」

「1日だけ一緒にお出かけしたいと言っているのに、それすらもダメなのですか!?」

 

 

休日のバイトは平日より多くお客さんが来るのに、ロビーでウィズと紗夜さんが口喧嘩をしている。・・・・・・僕はそれの関係者だから恥ずかしい。

 

 

「ダメに決まってるでしょ!!そのまま隣のホテルで朝まで語り明かす気でしょ!?」

 

 

ウィズ?ここ、『R-15』よ?

 

 

「そ、そんな事はしません!第一、1年中映司さんと一緒にいたいと言っているウィズさんの方が異常なのでは!?」

「いいじゃない!姉弟なんだから!それとも、こんなブラコンが異常って言いたいの!?」

 

 

うん。

 

 

「えぇ!姉弟でずっと一緒なんて異常・・・・・・えぇ、異常です!!」

 

 

紗夜さん、今の間は何?・・・・・・まさか日菜さんの事じゃないよね?(※正解です)

 

 

「だいたい、私は映司さんにお願いしているのになんでウィズさんが出てくるのですか!?」

「姉だからに決まってるでしょ!!映司に何かあったらアタシが困るから!!」

 

 

ウィズ、君は僕の親か?

 

 

「映司さん!!」

「あ、はい。」

 

 

ヤバい、凄い気を抜いてた・・・。

 

 

「映司さんも何か言ってください!あなたの姉なんですよ!」

 

 

まぁ、そうなんですけど・・・。

 

 

「映司!こんな提案に乗っちゃダメ!そのまま隣のホテルで朝まで語り明かされるだけだから!」

 

 

ウィズ、とりあえず東映さんに謝ってきて。

 

 

「だから!私はそういう事はしません!!」

 

 

紗夜さん、その言い方だとウィズのセリフの意味合いを知ってるって事だよ?

 

 

「映司さん!!」

「映司!!」

 

 

これじゃ、静かにナレーションも出来ない。

 

 

「「はっきり答えて!!」」

 

「・・・・・・分かった。」

 

 

とりあえず僕は、バケツに大量の冷水を汲んで、

 

 

「「きゃ!?」」

 

 

2人にその冷水をかけてやった、

 

 

「これが僕の答え。頭冷やして外でしばらく反省してなさい。」

「でも・・・!」「ですが・・・!」

「分かった?」(圧)

 

「「は、はい・・・。」」

 

 

 それから約1時間、2人は仲良く外で突っ立っていました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あれから約1時間後、

 

 

「くしゅん!」

 

 

2人を店内に戻し、暖めている。ウィズはしばらく空いているスタジオで暖まっているが、紗夜さんは僕のいるロビーにいた。

 

 

「全く、紗夜さんもスタジオに入ればいいのに・・・。」

「そういう訳には行きません・・・!ちゃんと、答えを聞きたいので・・・!」

「何を?」

「その・・・、次のお休みの日に一緒に出かけたいので、その返事を聞きたくて。」

 

 

あぁ、やっぱりそれね。

 

 

「それなら別に構わないよ。『うん』って言おうと思っていましたから。」

「・・・!ありがとうございます!」

「その代わり、・・・・・・僕が言う事じゃないけど、風邪引かないでね。」

 

 

この『お出かけ』、紗夜さんの事だから音楽系の店を何件も寄るものだろう。静かについていくだけでなんとかなる。

 

 こんな風に考えている僕の思考は末期だろうか?(※元々末期です)

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
これを書いている時に調べたんですが、『イノセント』って『無邪気な、純粋な』って意味があるんですって。・・・・・・大半の方は知ってますよね?ってことで、・・・・・・純粋かどうかはさておき、こんなタイトルを付けました。


では、また次回!
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