Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
映画を見終えて、僕たちは結局ショッピングモール内をうろついていた。
「これからどうする?」
「そうですね・・・・・・私もこれといって見たいところもありませんし・・・。」
「そうだねー。・・・・・・あ、もう1個やってみたい事があるんだけど。」
「構いませんよ。どんなものですか?」
口で説明するのが難しいから、記憶を頼りに『やってみたい事』がある場所に向かう。
私たちは氷川さんたちが出てくるのを映画館スペースの出入口付近でずっと・・・・・・は、いませんでしたが、交代で見張っていました。・・・・・・私は半ば強制的にやらされましたが。
「・・・・・・ふぅ~。バレてない、よね?」
「あったり前でしょ~!この紫音様に任せとけって!」
キャラ、崩壊してません?
「それにしても、アタシ気に入ったかも。」
「え?紫音さんどうしたの?」
「何か気になる物でもあった?」
「うん。『物』というより、『者』かな~?」
「何よ、ハッキリ言いなさい。」
友希那さん、出てますよ?
「映司君、アタシ気に入っちゃった♪」
『・・・えぇ~!?』
わたしも驚きましたけど、皆さん声大きすぎです。
「紗夜~、強力なライバルがここにいるよ~!」
「大丈夫大丈夫!
『まだ』ってなんですか?
「映司君に、楽曲提供しよ~っと!」
『・・・え!?』
ここでまた、まさかの発言をしてわたし以外の動きが止まりました。
映司さんの『やってみたい事』をしに、私たちは再びフードコートにやってきました。
「それで、『やってみたい事』とは一体・・・・・・?」
「うん、最近人気みたいな・・・・・・これ。」
「タピオカ・・・・・・ですか?」
最近、若者に人気(らしい)タピオカを売っているスイーツ店。他にもクレープ等も売っていますが。
「紗夜は飲んだことあるの?」
「私も無いですね。映司さんは・・・・・・無いですよね。」
「勝手に納得しないでよ。・・・・・・もちろん無いけど。」
「それにしても、味の種類もたくさんあるのですね。」
「僕は・・・・・・よし、決めた。」
「私も決めました。」
そして、それぞれ欲しい味のタピオカジュースを買い、近くの席に座りました。
「・・・・・・うん、美味しい。」
「そうですね。・・・・・・映司さん、ちょっとリアクションが薄くないですか?」
「そう?・・・・・・今までこんな感じだったからね。」
「そう、でしたね・・・。でも、これから失くしてしまった感情を取り戻していきましょう。」
私は彼の手に自分の手を置いて、安心させるようにする。
「私も、一緒に手伝いますから。」
「・・・・・・うん、ありがとう。」
何故でしょう?今・・・・・・
この、不思議な感情は一体・・・・・・。
「見つけたーーー!!」
「うん?」
「今のって・・・?」
恐る恐る声のした方を見ると、ウィズさんが息を切らしてこっちを見ていました。
「帰りが遅いと思ったら・・・!」
「・・・・・・紗夜、楽しかったよ。」
「えぇ、私もです。」
この後、騒がしくなったのは・・・・・・言うまでもありません。
「アタシにも
「そっちかよ・・・。」
「あはは・・・。」
いかがでしたか?
タイトルは・・・・・・もう察するでしょ?日本語なんだし。
紗夜さんに、一体どんな感情が芽生えたでしょうね~?ニヤニヤ
ではここでどうでもいい事を。
一昨日の『FNS歌謡祭』見ました?・・・・・・特に、最後の方のFUNKのやつ。これ、ちょっとアンケートするね。・・・・・・なんでって?そりゃあ、あんな感じの歌をそのうち出すからさ!まだ書いてないけど。
では、また次回。
12月11日のFNS歌謡祭の最後の方のFUNKの歌見ました?
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見た!
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見てない!