Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第61話 PURPLE FIRE

 今日も学校が終わってCiRCLEでバイトをしている。・・・・・・ここまでは普通。

 今回違うのは・・・・・・、

 

「こんにちは、映司さん。」

「こんにちは。今日は個人練習だね?」

「はい。ですが・・・・・・あれは、一体・・・?」

「僕もあれには頭を抱えてるんだ。・・・・・・今は。」

 

そう、僕たちの視線の先には、ロビー内の休憩スペースでウィズを筆頭に、

『Poppin'Party』の山吹沙綾さん、

『Afterglow』の上原ひまりさんと羽沢つぐみさん、

『Roselia』の今井リサさん、

そして何故か『NOASIS』の宮崎吏佐と谷口彩紗が占拠している。

 

「それでは、『どうやったら映司が感情豊かになるか』について、考えるよ!」

 

「・・・・・・っ!」

「紗夜さん、練習は?」

「そ、そうでしたね・・・・・・。」(一体、どんな会話をするのでしょう・・・・・・。)

 

・・・・・・きっと、紗夜も気になってるんだろうな・・・。

 それはそうと、なんで僕が話題になるのさ?ってか、ウィズはどこまで友好の輪を広げてるんだよ?

 

「でも最近の映司さんってかなり感情が豊かになったと思いますよ。・・・・・・初めて会った頃に比べたら。」

「確かに!あの頃は『え?心ある?』って感じだったし~!」

 

吏佐、彩紗、うるさい。余計なお世話だ。

 

「そういえばさ、日菜から聞いたんだけど、映司と紗夜がお出かけした日の夜、紗夜がほぼ放心状態だったって!」

「そうなんですか~!?あの紗夜先輩がね・・・・・・。つぐ、ライバル多いね?」

「なんで私に言うの!?」

 

・・・・・・女子だね。恋愛話にすぐに食いつく所が。

 

「それで、『どうやったら映司さんが感情豊かになるか』は話さなくていいんですか?」

『・・・・・・あ。』

 

忘れてたんかい?・・・・・・沙綾さんって、姉なのかな?

 

「ウィズ先輩、最近の映司さんは何か趣味とかあるんですか?」

 

沙綾さん、受付に本人()がいるのに何故ウィズ(そっち)に聞く?

 

「最近の映司の趣味ね~。・・・・・・なんだろう?」

 

知らないんかい?・・・・・・確かに、僕の趣味ってなんだろう?音楽は昔からずっと続けてきたから、趣味って言えるのかな?

 

「映司、ずっと音楽だけは続けてきたから、趣味は『音楽』かな~?」

「そんな事言ったら、ウィズさんもそうですよね?」

「え?アタシも?」

「確かに!昔からずっと映司さんと音楽の話してたよね~?」

 

・・・・・・そっか。僕たちは、音楽とは切っても切れない関係になってたんだ。・・・・・・悪くないね。

 

「そんな事より2人共、映司とウィズって昔どんな子だったの?」

「あ、リサさん聞きたいんですか~?」ニヤニヤ

「ちょっと吏佐、あまり言わない方がいいと思うけど?」

「私も聞きたーい!」

「私も、聞きたいな・・・・・・。」

 

ひまりさんは性格上ともかく、沙綾さんまで!?

 

「それでは始めましょう!あの頃の映司さんとウィズさんは」

「止めなさい!」

 

\ヒュン!/

 

『っ・・・・・・。』

「楽しそうだね~?」

「え、映司・・・・・・?」

「なんだろう、映司さんの後ろに紫の炎が見える・・・・・・!」

 

ちょっと騒がしくなったから、()()近くにあったカッターナイフを投げつけた。それがまぁ~上手いことに机に刺さったんだよね~。

 

『ひぃ・・・!』ガクガクブルブル

「お静かに、ね?」

『は、はい・・・・・・。』ガクガクブルブル

 

それからしばらく、僕が受付仕事をする時はロビーが静かだった。

 

 

 

 

 




いかがでしたか?
今回のタイトルは本編にも出てきたワードから取りました。

机?・・・・・・錘さんに頼んで新しくしたよ。


では、また次回!


アンケートだけどさ、物凄い偏見言うね。
 このサイトにいる人間は声優とか出ないかぎり、FNSとか見ねぇもんな!
・・・・・・口悪くてすみません。

12月11日のFNS歌謡祭の最後の方のFUNKの歌見ました?

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