Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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第66話 永遠のBLOODS

 今日は日菜と一緒にCiRCLEに来ていましたが、偶然『ウィズさんがライブをする』と聞き、日菜が『見たい!!』というので見ていますが・・・・・・。

 

「・・・・・・え!?映司、見てたの!?」

\ザワザワ・・・・・・/

 

ウィズさんの一言で、会場がざわつき始めました。

 

「映司~、上がる?」

\キャー!/

「いやいや、『え?僕?』じゃないよ。もうYou上がっちゃいなよ!

 

・・・・・・誰のモノマネしたんですか?

 

「ね~、ちょっと待っててね。今ね、映司がステージに移動して・・・・・・る?してるのね?・・・・・・うん、してるから。ちょっと待っててね~。」

 

さらっとMCになってますね。・・・・・・凄い、緩い感じで。私たちとは大違いですね。

 

「おねーちゃんおねーちゃん!映司君も歌うの!?」

「さぁ・・・・・・どうなのかしらね?」

 

私も、この流れは分からないから何も答えれないわよ。

 

「でもさ、どうだった?ファンク。\パチパチパチパチ・・・・・・!/・・・・・・そうですか、それは良かったです。ただね、これなんとなく書いたから、聞いての通りに緩いのよ。」

 

そうですね。・・・・・・半分くらい同じ歌詞を続けていましたね。

 

「歌詞はね、出来る限りイイ感じに書いたんですよ。・・・・・・あ、来た。」

 

このタイミングで、映司さんがステージに登壇しました。・・・・・・私、休みだと聞いてたんですけど。

 

「あのさ、僕今日ライブ(これ)する予定無かったんですよ。」

「・・・・・・まぁ、そうでしょうね。」

「だって、今日は僕バイト入ってなかったのよ。休みで、たまたまウィズの様子を見に来ただけなんですよ。」

「だよね~?」

 

そうでしょうね・・・・・・。ただ、これをライブステージでマイクを通して話す内容ですか?

 

「で、僕上がったけどどうするの?」

「そうね~・・・・・・しばらくトークする?」

「する?僕はそれでもいいけど、その代わりに多分・・・・・・終わる頃にはお客さんの心がズタボロかもしれないけどね。」

 

・・・・・・え?

 

「え?アナタは何を話す気なの?」

「それはもちろん、『あんな事』や『こんな事』を・・・・・・冗談だよ。」

 

いやいや、冗談でも『ある意味』私たちの心はズタボロかもしれないわね・・・・・・。

 『NOASIS』の方々も止めに入りましたけど?

 

「じゃあ・・・・・・何か歌う?」

「歌う?・・・・・・あ、一昨日完成した曲歌おっか?」

「あ、『永遠のBLOODS』?」

 

言うんですね・・・・・・。まるで、朝倉蒼空さんみたいですね。・・・・・・その人からMC術を学んでいましたね。

 

「歌うのはいいけど、その代わりね・・・・・・一切練習してないから、音程外れても気にしないでね。みんな、弾ける?・・・・・・弾けるのね。優秀だね。」

 

そのまま、演奏が始まりました。

 

「ひとり空を見上げた朝は 薄い月寂しく見える

  灼けた壁が続く未来が 明日(あした)を追い越そうとしてる」↘

 

今 僕らの前に立ちはだかる(正:もう ゆずれない夢に背を向けずに)

孤独さえ吹き飛ばせそうさ(抱えて行こうとそう思うんだ)

 

・・・・・・何故か、にやけていますね。また間違えたのですかね?(※正解)

 

「「追い風にふくらんだシャツのボタンをひとつ外して  

地図を破り捨てて 自由を探しに行くよ

 

あの飛行機雲と(こぼ)れ出した想いが

  ガラス色の胸に浮かんでいるよ いざ此処に」」

 

サビが終わってすぐさま後ろを向く映司さん。・・・・・・NOASISの方も笑ってるって事は、やっぱり間違えましたか。

 

「ねぇおねーちゃん、なんで映司君笑ってるの?」

「おそらく、歌詞を間違えたからでしょう。」

「え?」

 

あなたからすれば、分からない理由でしょうね。

 

「今 僕らの前に立ちはだかる」

 

映司さん、ウィズさんに肩を軽く叩かれているのが、一番の証拠となりましたね。

 

「孤独さえ吹き飛ばせそうさ

  追い風に」↘

 

「「ふくらんだシャツのボタンをひとつ外して  

地図を破り捨てて 自由を探しに行くよ

 

あの飛行機雲と零れだした想いが

  ガラス色の胸に今でも伝っているよ」」

 

ここでラスサビ終わりかと思いまいたが、音程からして、まだありそうですね。

 

「「やがて季節変わって もう一度この場所に立って  

懐かしむ時には 君に笑っていて欲しい」」

 

そして、無視することの出来ない失敗をしながら・・・・・・1ライブを終えましたとさ。

 

 

 

 

 




・・・・・・タイトルの理由は言わないよ。

さて、映司君が歌詞を間違えた理由ですが、64話の最後にこそっと言ってますよ。・・・・・・言い方を変えれば、『自分で見てこい』って意味ですよ。・・・・・・本当に言葉悪いね。
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