Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
明日から新学期が始まる。でも、その前に仕事があって・・・・・・今は事務所に来ている。
「お、2人共よく来たね~。」
呼び出しておいて、よく言うよ・・・・・・。
「それで、『話がある』って?」
「それについては俺から説明させてもらうよ。」
そう言って僕たちに近付いてきた1人の男性。
「2人とは初めましてだね。彼は『
「初めまして、君たちが『Quartzer』の葛城姉弟か。よろしくね。」
「「よろしくお願いします。」」
この人が、この会社で僕たちと名字が同じっていう人か・・・・・・。
「それじゃあ、会議室で話そうか?」
「はい。」
そして、話が終わって、今は自宅へ向かっていた。
「それにしても、ライブか・・・・・・。」
「しかも、いきなりドームって・・・・・・。アタシたち、まだ何もしてないのにね。」
ウィズの言うとおりだ。CDデビューしてから『ライブです』ならまだしも・・・・・・CDどころか、まだ何も『事務所のアーティスト』として活動してないからだ。
「それに、『演出のベースは考えるけど、細かい部分は任せるね』って、ほぼ丸投げじゃないの?」
ウィズ様、その通りです。
「・・・・・・演出どころか、曲も含めてだからね。」
「ど~しよ~!?」
「どうかしたんですか~?」
「・・・・・・ん?」
「あ、モカちゃん。」
「どうも~。相変わらず仲睦まじいですね~?」
「でっしょ~?」
「離れなさいよ。モカさんは何してたの?」
「やまぶきベーカリーにいつもの用事で~す。」
あ、パン買ってたのね。
「モカちゃん的には、お2人が何してたのか気になるな~?」
「いや、ただ考え事を──」
「あんな事やこんな事の相談をね♪」
ちょっとシバかないといけないな。
「そうなんですね。具体的には~?」
「それはもう規制音入るくら──」
「ライブの相談だよ。」
「ぐ、ぐるじぃ・・・・・・!」
「そうなんですね~。・・・・・・とりあえず、
仕方ない、止めるか。事情を知らない人からすれば『いじめてる』感じだからさ。
「・・・・・・Afterglowは『ゲスト出演してください』って言われたら断る?最悪蘭さんだけでいいけど。」
「う~ん、オッケーだと思いますよ。あたしたちは『いつも通り』ライブが出来れば問題ないので。」
「・・・・・・そっか。」
「映司?」
「ウィズ、ライブのイメージが浮かんだ。」
「・・・・・・そう。だったら、お姉ちゃんも付き合うよ~!」
「がんばれー。」
僕たちは自宅に帰るとすぐに、ライブの案を考え、それを一枚の提出プリントにした。
タイトル、『いなずま』って読みます。
誰かこの作品のイラスト書かな~い?