Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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イラスト書ける人が羨ましく思う今日この頃・・・・・・。







第73話 電

 明日から新学期が始まる。でも、その前に仕事があって・・・・・・今は事務所に来ている。

 

「お、2人共よく来たね~。」

 

呼び出しておいて、よく言うよ・・・・・・。

 

「それで、『話がある』って?」

「それについては俺から説明させてもらうよ。」

 

そう言って僕たちに近付いてきた1人の男性。

 

「2人とは初めましてだね。彼は『葛城巧(かつらぎたくみ)』。偉い人だよ。」

「初めまして、君たちが『Quartzer』の葛城姉弟か。よろしくね。」

「「よろしくお願いします。」」

 

この人が、この会社で僕たちと名字が同じっていう人か・・・・・・。

 

「それじゃあ、会議室で話そうか?」

「はい。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そして、話が終わって、今は自宅へ向かっていた。

 

「それにしても、ライブか・・・・・・。」

「しかも、いきなりドームって・・・・・・。アタシたち、まだ何もしてないのにね。」

 

ウィズの言うとおりだ。CDデビューしてから『ライブです』ならまだしも・・・・・・CDどころか、まだ何も『事務所のアーティスト』として活動してないからだ。

 

「それに、『演出のベースは考えるけど、細かい部分は任せるね』って、ほぼ丸投げじゃないの?」

 

ウィズ様、その通りです。

 

「・・・・・・演出どころか、曲も含めてだからね。」

「ど~しよ~!?」

 

「どうかしたんですか~?」

 

「・・・・・・ん?」

「あ、モカちゃん。」

「どうも~。相変わらず仲睦まじいですね~?」

「でっしょ~?」

離れなさいよ。モカさんは何してたの?」

「やまぶきベーカリーにいつもの用事で~す。」

 

あ、パン買ってたのね。

 

「モカちゃん的には、お2人が何してたのか気になるな~?」

「いや、ただ考え事を──」

「あんな事やこんな事の相談をね♪」

 

ちょっとシバかないといけないな。

 

「そうなんですね。具体的には~?」

「それはもう規制音入るくら──」

「ライブの相談だよ。」

「ぐ、ぐるじぃ・・・・・・!」

「そうなんですね~。・・・・・・とりあえず、ヘッドロック(それ)を解いた方が・・・?」

 

仕方ない、止めるか。事情を知らない人からすれば『いじめてる』感じだからさ。

 

「・・・・・・Afterglowは『ゲスト出演してください』って言われたら断る?最悪蘭さんだけでいいけど。」

「う~ん、オッケーだと思いますよ。あたしたちは『いつも通り』ライブが出来れば問題ないので。」

「・・・・・・そっか。」

「映司?」

「ウィズ、ライブのイメージが浮かんだ。」

「・・・・・・そう。だったら、お姉ちゃんも付き合うよ~!」

「がんばれー。」

 

僕たちは自宅に帰るとすぐに、ライブの案を考え、それを一枚の提出プリントにした。

 

 

 

 

 




タイトル、『いなずま』って読みます。

誰かこの作品のイラスト書かな~い?

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