Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
新年度早々、色々な事があったが、今は落ち着いてきた。そんな日に、僕は・・・・・・いや、僕たちは、ある人たちと会議をしていた。その中には、
Poppin'Partyから戸山香澄と市ヶ谷有咲、
Afterglowから美竹蘭と羽沢つぐみ、
Pastel*Palettesから丸山彩と白鷺千聖、
Roseliaから湊友希那と今井リサ、
ハロー、ハッピーワールド!から弦巻こころと奥沢美咲、
この10人が、『shamanippon』のスタッフに混じって参加している。
「え、え~・・・・・・それでは、今からライブの打ち合わせ第1回を始めます・・・・・・。」
そして、何故か僕が司会を務めさせられている・・・・・・。
「あの~?」
「は、はい、奥沢さん。」
「なんであたしたちがいるのでしょうか・・・?」
「ん?美咲はどうして不安に思うの?」
「いやいや!不安だし疑問に思うのは当然でしょ!?」
「確かに、私も疑問に思うわ。」
「あたしも、つぐみから『今日この場所に来て』と言われたから来たけど・・・・・・。」
まぁ、パスパレならまだしも・・・・・・他の4バンドは疑問に思えて当然だな。
「え~、まずは疑問について答えようと思います。他の5バンドの方々には、僕たちのライブのゲストに出演していただきます。」
『え?』
まぁ~、当然だよね~。
「・・・・・・あ、私言われたんだった・・・。」
「え!?さーやに来てたの!?」
「ごめんね、蘭ちゃん・・・。」
「知ってたんだ・・・・・・。」
「私たちは事務所を通してきました。」
「ごめん友希那~、黙ってた♪」テヘッ
「リサ・・・・・・。」
「美咲は知ってたの?」
「知ってたけど・・・・・・まさか本当になるなんて思わなかったんだよ・・・・・・。」
それが、5バンドの事情だった。・・・・・・僕たち、他のバンドメンバーに伝えそうで、そういうのを計画してくれる人物に頼んだんだけど?
「・・・・・・納得していただけましたか?」
「はい!」
「楽しそうな事ね!喜んで受けるわ!」
「もう受けてるんだけどね・・・・・・。」
話進まな~い・・・・・・。
「改めて、ライブの打ち合わせ第1回を始めます。お配りしている冊子を1ページめくってください。ライブの日にち、そして会場が記載されています。」
と、こんな感じで進める。・・・・・・うるさいメンツにはストッパー役が抑えてくれた。
「そして、次のページがライブのセットリストとなります。」
全員が次のページに行く。
「このページ内の、ゲスト枠の楽曲ですが、各バンド毎に詳しく決めていきます。」
「あの・・・。」
ここで蘭さんですか・・・・・・。
「このゲスト枠は、
「それは、『AfterglowはAfterglowだけで演奏するのか』と言うことかしら?」
「・・・・・・湊さんも、それは知りたいんじゃないですか?」
「確かに、それは知りたいわね。」
「来ると思ってましたよ。ここの枠は、僕かウィズが各バンドに入り、一緒に演奏する事を予定しています。」
「わぁ~!それ楽しそう~!」
「私は賛成よ!みんなでお客さんを笑顔に出来るんでしょ?」
はい、このお金持ちは多分理解してない。
「Roseliaとして、この企画は積極的にやらせてもらうわ。」
「湊さん?」
「Roseliaとして高みを目指すには、色んな事にチャレンジしなければならない。・・・・・・クセはあるけど、それぞれ技術としては申し分ないQuartzerとNOASISと演奏が出来るなら、いい勉強になるわ。」
「・・・・・・だったら、Afterglowも賛同します。」
面倒くさいな~。
「それでは、各バンドの曲についてはまた後日話し合います。」
そして、第1回のライブの打ち合わせは終了した。
緊張した~・・・・・・。
「ちょっと!なんでアタシのセリフが無いの!?」
「僕視点で、他バンドのメンバーが多いからね。しかも、あなた途中で寝てなかった!?」
「ギクリ!?」
タイトルは、なんとなく察して。『