Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
本日は、パスパレと打ち合わせをするアタシ。・・・・・・ハロハピはあの後色々大変だった・・・。
「私たちの演奏曲は、(こちらの)スタッフさんと打ち合わせして決めてきたけど、どうかしら?」
見せてきた資料の中には、『世界は恋に落ちている』『ゆら・ゆらRing-Dong-Dance』『ワクワクmeetsトリップ』の3曲と、演出方法が書かれてた。・・・・・・真面目だね~、予想通りの。
「・・・・・・うん、これで大丈夫。頭の中でイメージも出来たしね。」
「そう。」
「良かったね~、彩ちゃん!」
「へ!?」
「彩さん、必死に考えてましたもんね?ジブンたちに何度も聞きながら。」
「ちょっと、麻弥ちゃんまで!?」
彩ちゃんが考えてくれたんだ。・・・・・・でも、日菜ちゃんと麻弥ちゃんにからかわれてるし。
「それから、また今度でいいのだけど、そちらのスタッフさんたちとも話をさせてくれるかしら?」
「いいけど・・・・・・なんで?」
「演出の打ち合わせをしたいから。」
あ、そういう事ね。
「うん、いいよ。」
ハロハピに比べると、かなり楽に進めれるな~。
・・・・・・映司は大丈夫かな・・・?
「友希那さーん!なんであの曲入れてないんですか!?」
「仕方ないわよ、3曲しか歌えないのだから。」
開幕数分であこちゃんが文句を言い出す。・・・・・・うるさい。
「映司さん、本当にすみません。」
「いや、いいけど・・・・・・僕よりあっちを心配したら?」
Roseliaが提案してくれた曲のリストは『This game』『BRAVE JEWEL』『Determination Symphony』の3曲だ。・・・・・・順番もこの順だ。
「それでも!なんで『オネネス』入ってないんですか!?」
「『ONENESS』でしょ?あなた、これ以上文句を言うと、シメるわよ!」
「ひっ!?」
「ちょっと友希那~、あこが怯えてるから止めなよ。」
「・・・・・・紗夜さん、
「記憶が確かなら・・・・・・ああいうキャラではなかったはずです。」
「わたしも・・・・・・同意見です・・・・・・。」
『シメるわよ』なんて、圧が強い人がよく言うセリフだよ?・・・・・・別に誰とは言ってないさ。
「あの・・・・・・映司さん、少し・・・・・・いいですか・・・・・・?」
「え?・・・・・・うん、いいけど。」
燐子さんに連れられて、人の少ない休憩場所に来た。
「どうしたんですか?」
「・・・・・・あの!」
「は、はい・・・・・・?」
「無茶・・・・・・してませんか・・・・・・?」
無茶って、どういう事?
「・・・・・・蒼空君は、ライブの準備で働き過ぎて・・・・・・『
え?あの人、難聴なの?・・・・・・にしても、あまり聞かない症状だな。
「左耳が難聴になった蒼空君は・・・・・・大きい音が聞こえる環境内での生活が出来なくなりました・・・・・・。」
「・・・・・・蒼空さんは、これからライブはどうするんですか?」
「それは・・・・・・」
「り~んこ!」
「っ!」
「蒼空さん・・・・・・。」
建さんと知り合いだからか、蒼空さんがこの場所に平然と入ってきた。
「俺は次の年末年始のライブで『ENDRECHERI』はおしまいだ。」
「・・・・・・蒼空さんはそれでいいんですか?」
「・・・・・・正直、嫌だよ。」
「だったら──」
「だから!」
僕が言おうと思ったら、蒼空さんが遮った。
「俺たちの・・・・・・俺の思いを受け取って、お前が思う存分ライブ活動をしてくれ。」
「・・・・・・・・・・・・。」
彼の音楽への思いの重さは全く知らない訳ではない。
「・・・・・・分かりました。」
出来る限り、蒼空さんの気持ちに応えようと思った・・・・・・。
「あ、俺たちの曲も提供するよ。」
まさかの衝撃発言にビックリよ・・・・・・。
決意って意味を込めてね。
あ、今日でアンケート期間終了で~す。
映司とくっつけるなら、誰がいい?
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山吹沙綾
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青葉モカ
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氷川日菜
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氷川紗夜
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奥沢美咲