Take me to・・・   作:ENDLICHERI

84 / 112
先に言います。今回長いです。







第84話 コ・ハ・ル・ビ・ヨ・リ

 さてと、日付は経って、Roselia主催ライブ当日。

 

「あ!ウィズ先輩!」

「ん?・・・・・・あ!香澄ちゃん!」

「ってか、ポピパ全員なんだ・・・・・・。」

 

騒がしくなるな・・・。

 

 とにかく、ポピパも主催ライブに参加するようだから一緒に行って、楽屋に入った。・・・・・・入ったけど。

 

「・・・。」チーン

「ちょっ、紗夜先輩!?」

 

死んでる・・・?

 

「密室。事件は控え室で起きてる・・・・・・。」

「アホか。早く起こすぞ。」

 

僕はボケを潰して全員を起こす。

 

 

 

 

 

「ぷはー!意識失ってたわ~!」

「そうだね、見事に死んでるほど。」

「アタシもビックリよ・・・。紗夜さんはダイイングメッセージでも書こうとしてたの?」

「なんの話ですか?」

 

あんたの話よ。

 

 

 

 それから、Roseliaがメインでライブ準備してる。

そして、QuartzerとNOASISの出番がやって来た。

 

「・・・・・・友希那さん、リハって通ししたとしても時間はある?」

「あるわよ。」

「はーい。・・・・・・ちょっと通しでやるか。」

「了解っす!」

 

僕は客席に降りて、照明を見ていた。

ウィズはステージ上で音を集中して聞いてた。

 

「・・・・・・これさ、ある程度リクエスト言ってもいいの?」

「いいわよ。」

「じゃあさ、1曲目の『硝子の少年』がさ、ちょっと雑かな?」

 

僕はマイクを通して意見を言う。

 

「サビのさ、『♪Stay with me・・・』のとこをさ、『右、左、正面』って感じに順に照らすことって出来ます?」

『全部の照明ですか?』

「うーん・・・・・・右と左は半分ずつで、正面は、Quartzerが立ってる所辺りまでで。」

 

「Cメロのさ、『♪僕の心は・・・』ってさ、周りもう少し暗くできる?」

『出来ますよ。』

「4人。NOASISの4人さん。」

「はいはい。」「なんでしょうか?」

「今からさ、ラスサビ前のCメロ部分の、みんなの照明を暗くするからさ、誰か手元とか見えなくなった瞬間に声出して。」

 

「あとさ、2曲目の──」

 

・・・・・・こう、ダイジェスト風に見ると、相当言ってたなぁ・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 映司、結構言ってるね~。

 

「あのさ、間奏の部分だけど、ちょっと変えてみない?」

「どんな風にしますか?」

「そうね~・・・・・・『♪ジャンジャンジャジャジャンジャン・・・』でさ、(吏佐)段々音程上げれる?」

「彩紗(キーボード)と同じ感じに?」

「そうそう!一緒に。出来る?」

「・・・・・・・・・・・・。」(演奏中)

「そうそう!そんな感じ!」

 

これだけしか出さないけど・・・・・・アタシも結構言った気がするな~。

 

「お疲れ様です!」

「え?・・・・・・あぁ、お疲れ様。」

「2人共、すごい言ってましたね。」

「「え?そうなの?」」

「息ピッタリだな~・・・。」

 

有咲ちゃん、呆れないの。この後にポピパなんだって。

 

「皆さん、しばらく時間がありますので、ゆっくりしててください。」

「は~い。・・・・・・紗夜はやっぱり、そういう役回りなのね?」

「そうですが・・・・・・何かおかしいところがありましたか?」

「ううん、しっくり来るから大丈夫。」

「・・・・・・どういう意味ですか?」

「さぁね~♪」

 

ちょっと紗夜の顔が怖かったから、アタシはとっとと逃げた。

 

「あ!ウィズさん、ババ抜きしましょうよ!」

「うん、なぜ?」

「だって、出番まで長いでしょ?」

「それに、映司さんもやりますよ。」

「映司も!?やる!」

 

・・・・・・あ、嵌められた。剛のやつ~!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・あれ?次、アタシたちじゃない?」

「え?・・・・・・あ!本当だ!」

 

思ったより盛り上がっちゃって、気付けば今はアタシたちの前のバンドが演奏中。

 

「いや~、衣装着てて良かったね~?」

「ほんとっすよ~!」

 

「QuartzerさんとNOASISさん・・・・・・何してたんですか?」

「ごめんなさ~い!ちょっとババ抜きがね~。」

「はぁ・・・。スタンバイをお願いします。」

「は~い。」

 

そして、前のバンドがステージから立ち去り、アタシたちは演奏準備をする。

 

 そして、彩紗がピアノ音で奏で始める。

 

「みなさんこんばんはー!今日は最高のライブにしましょう、最後までよろしくー!」

「よろしくー!」

 

映司の発言にアタシが一言言った後、剛たちも参加して、演奏する。アタシたちは、今回は歌うだけなのよ。

 

(ウィズ)雨が踊るバス・ストップ 君は誰かに抱かれ

  立ちすくむぼくのこと見ない振りした

(映司)指に光る指輪 そんな小さな宝石(いし)

  未来ごと売り渡す君が(かな)しい

 

(映司・ウィズ)ぼくの心はひび割れたビー玉さ

  のぞき込めば君が 逆さまに映る

 

そして、今回はあまり尺を使うわけにもいかないから、ショートでやることにしたの。

 

2「Stay with me 硝子の少年時代の 想い出たちだけ横切るよ

  痛みがあるから輝く 蒼い日々がきらり

  Stay with me 硝子の少年時代の 破片が胸へと突き刺さる

  何かが終わってはじまる 雲が切れてぼくを 照らし出す

 

これで歌詞が終わらないのがこの歌。

 

2「君だけを

 

2「愛してた

 

これにて、新曲『硝子の少年』はおしまい。そのまま、

 

『♪~~~』(Kissからはじまるミステリー)

 

見事に明るい曲が流れ始める。

 

W「君の向こうに海が青く透き通るよ 不思議

  黙りこくった時がほらしゃがみこむよ ねぇ

E「優しさの意味 教えてよ

  君の涙に酔っちまう前に 君の瞳に溺れちまう前に

 

2「不器用な天使 キスしたあと 突然つれないポーズだね

  ぼくは夢遊病 さまよう難破船だよ

 

2「恋はミステリー 人は胸に 悲しい謎を隠して生きている

  恋はミステリー 誰かぼくの 胸のナイフを静かに抜いてくれ

 

本来ならこの後に2番が始まるけど、ここは省略して、最後の方まで飛びますよ~。

 

2「君が欲しい 君が欲しい 他には(なん)にもいらないよ

  君が欲しい 君が欲しい 失うものなど何も無い

  君が欲しい 君が欲しい

 

ちなみにこれも提供曲。恋愛経験がないアタシからすれば、言われたいよ『君が欲しい、他には何もいらない』なんて。・・・・・・なんとでも言えばいいさ、読者共!

 

 さてと、流れとしては、ここでMCなんだけど、さっき紗夜に・・・・・・

 

「長話し過ぎないようにしてくださいね。」

 

って、圧かけられたんだけど・・・・・・。台本ないから、そん時の内容によるかな~。

 

「改めまして、こんばんは。Quartzerです!」

「こんばんは~。」

「そして、バックバンドとしてNOASISの4人です。」

 

映司の紹介で、アタシたちに向けて、客席から拍手が起きた。

 

「え~、QuartzerとNOASISは今年の4月から芸能事務所に所属して、今は芸能人となっています。」

「そうなんですよね~。」

 

アタシ、基本相づち打っときゃいいかな?

 

「一応ね、事務所から許可は得てますので、ここにいるんですよ。」

「社長軽かったけどね。」

「軽かった~。」

「うん。『良いじゃない!Youたち出ちゃいなよ!』ってね。」

「でもね、その社長がさ、昨日だったかな?社長だから忙しいらしくてね、電話してたの。そしたら、『うん!うん!』って言って電話切ったら、『(受話器置いて横見て)もしもし!』って。」

「え~!?」(笑)

「ビックリでしょ!?僕もその時『社長どこに向かって『もしもし』言った!?』って、言っちゃったもん・・・。」

「アタシもなんか起きないかな~?」

「社長と?」

「うん。なんか面白いエピソード置いてくれないかな~?」

「あの人はね~・・・。さて、ちょっと楽曲とかについてお話するんですけど、そもそも、僕たち知ってる人っています?」

 

\『はーい!』/

 

「あ、意外といるのね?」

「ありがとうございます。僕たち、デビューシングルで両A面のを出すんですけど、その1曲ですね。最初の曲がね。」

「そうなんですよ。『硝子の少年』ね。」

「それと、2曲目が『Kissからはじまるミステリー』って曲でして、こちらはまだ(どのCDに入るかは)未定ですけど、気に入っていただければと思っています。」

「はい。」

 

「ただですよ、みなさん。」

 

ん?なんで急に吏佐が喋りだすの?

 

「私たちの出番が始まる5分くらい前にね、みんなでババ抜きしてたの!」

「www・・・!(笑)そうね・・・。」

「私ね、お2人が『トランプの経験がほぼ無い』って言うから『勝てる!』って思ってたの!」

「ボロ負けだったね。」

「そうなんですよー!」

「3回くらいしたのかな?1回目が光一が負けて、」

「あと全部吏佐ですよ。」

「2人共ポーカーフェイスが上手すぎでしてね!」

「まぁね~♪」

「でもね、2回目の時にウィズさんが途中で『どうしよう!?どうしよう!?』みたいな顔してたよ。」

「えぇ!?」

 

なんで彩紗言っちゃうのよ~?

 

「確かに。ほんの少しだけ動揺してたな。」

 

映司まで~!?・・・・・・あ。

 

「ねぇみんな。アッチ・・・・・・。」

『え?』

「あ、紗夜先輩じゃないですか。」

「『早く次の歌に進め!』って言ってるね~。」

「じゃ、歌うか。」

 

というわけで、怒られる前に歌いまーす。

 

「え~、次の曲ですけど、これも新曲ですね。『Roseliaへ』って感じも込めながら、この時期(作品内)にピッタリな感じの曲を選びました。。」

「そうですね。」

「それでは聴いてください。『コ・ハ・ル・ビ・ヨ・リ』です。」

 

一部音源使ってるけど、他は全て自分たちで音を鳴らす。この曲、『和』の要素を含んだ曲なんだよね~。

 

W「春の海を眺めながら キミの肩を抱き寄せた

  耳に響く波の音が いつもよりも暖かい

E「いつのまに眠ったのだろう 陽だまりに包まれ

  そっと目を開けば 何も 変わらない春の日

 

2「胸の中に咲き誇った 桜のように穏やかな

  愛する気持ちを ふたりで いつまででも 大切にしよう

 

アタシとしてはなんで『Roseliaへ』って意味があるのか分かんないんだよね・・・・・・。

 

W「楽しいことや悲しいことを ボクは重ねてきたけど

  キミに逢えて良かったねと 素直に 今、そう思う

E「“愛してる”その一言が キミを守るための

  勇気へと姿を変える 大切な愛だから

 

2「胸の中に咲き誇った 桜のような切なさと

  優しさを消さないように いつまででも キミを愛したい

  胸の中に咲き誇った 桜のように穏やかな

  愛する気持ちを ふたりで いつまででも 大切にしよう

 

アタシたちは演奏が終わった直後にステージから退場した。・・・・・・紗夜に『MC長過ぎ』って怒られたのは、察するでしょ?

 

 

 

 

 




え~、最後に出した『コ・ハ・ル・ビ・ヨ・リ』ですけど、仕事中に浮かんで、『あ!Roselia・・・・・・に合うかな?』って出しました。
ただ、漢字が違ったりするけど。
『《春》の海を』→『工藤《晴》香』
『波の《音》が』→『志崎樺《音》』
『胸の《中》に』→『《中》島由貴』
『《桜》のように』→『《櫻》川めぐ』
『《愛》する気持ち』→『《相》羽《あい》な』

・・・・・・3Dなんですけどね。あと、『陽だまり』ってこともかな~。

─追記

楽曲情報を入れ忘れてました。運営に怒られる!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。