Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
・・・・・・で、昨日紗夜星4が出た。これで、今回のイベントキャラはコンプリートだぜ!
「映司~、行ってくるね~!」
「う・・・?うん・・・・・・。」
眠い・・・・・・。こんな朝からウィズはどこ行ったんだ?今日は完全オフなのに・・・・・・。
「・・・・・・あー!やっぱり寝てるー!」
吏佐、うるさいよ・・・・・・。ん?吏佐?
「本当だ!映司さん、もう朝っすよ!」
光一の声も?
・・・・・・ちょっと待って。僕たちの家になんで吏佐と光一の声が聞こえるわけ?
「う、うーん・・・・・・。」
「あ、起きたよ。」
「映司さん、おはようございます!」
「おはよう。・・・・・・なんでいんの?」
「ウィズさんに鍵を借りました。『起こしてきて』と、言われまして。」
あいつ・・・!
「とりあえず、うるさい奴らが騒がしくなる前に支度をしてください。」
「支度?」
「はい。・・・・・・今日、文化祭ですよ?」
「・・・・・・忘れてた。すぐ支度する。」
そういや昨日からだったね。
支度も終え、勝手に入ってきた4人と共に花女に向かうことになった僕は、はしゃぎながら先を歩く2人をよそに、彩紗と剛と話しながら歩いていた。
「机の上に楽譜がありましたけど、新しい曲ですか?」
「うん。最近、提供曲が多いでしょ?だから、
「どんなイメージの曲ですか?」
「う~ん・・・・・・一応、『疾走感があってキラキラしてるけど、その中に少し切なさがある』ってイメージかな?」
「へぇ~。あたし、早く聞きたいです!」
「ただ、ウィズに詞を書いてもらおうと思ってるんだけど、いつ聞かせようかなぁ・・・って。」
「何かインパクトのある詞にしたいんですね?」
「・・・・・・例えば、『ライブ中に聴かせる』のは?」
剛君、とんでもない事言うわね・・・。
「・・・・・・考えとく。」
僕はそれだけ言った。その案、ちょっと面白そうだから。
そして、僕たちは花咲川女子学園に着いた。
「さぁて、楽しむぞー!」
「おー!」
「うるさいうるさい。」
「ウィズさんって、どちらのクラスなんですか?」
「確か、A組って言ってたね。」
「でしたら・・・・・・ここ、ですね・・・・・・?」
・・・・・・あれ?場所間違えたか?もしくは聞き間違えたか?
「え、映司さん・・・、ここ?」
「このクラス、真面目過ぎない?」
「何、『この街の歴史』って?」
この企画を文化祭でやるって、どういう神経した人なんだ・・・?
「・・・・・・他のとこ行くか?」
『賛成です。』
はい、おしまい。
『Heki』・・・・・・本来は『癖』ですが、今回は『壁』です。