Take me to・・・   作:ENDLICHERI

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昨日、約1名から(感想内で)殺されかけましたが、アタシ悪くないもん!出ちゃったんだもん、しょうがないじゃん!

・・・・・・で、昨日紗夜星4が出た。これで、今回のイベントキャラはコンプリートだぜ!







第88話 Heki

「映司~、行ってくるね~!」

「う・・・?うん・・・・・・。」

 

眠い・・・・・・。こんな朝からウィズはどこ行ったんだ?今日は完全オフなのに・・・・・・。

 

「・・・・・・あー!やっぱり寝てるー!」

 

吏佐、うるさいよ・・・・・・。ん?吏佐?

 

「本当だ!映司さん、もう朝っすよ!」

 

光一の声も?

 

・・・・・・ちょっと待って。僕たちの家になんで吏佐と光一の声が聞こえるわけ?

 

「う、うーん・・・・・・。」

「あ、起きたよ。」

「映司さん、おはようございます!」

「おはよう。・・・・・・なんでいんの?」

「ウィズさんに鍵を借りました。『起こしてきて』と、言われまして。」

 

あいつ・・・!

 

「とりあえず、うるさい奴らが騒がしくなる前に支度をしてください。」

「支度?」

「はい。・・・・・・今日、文化祭ですよ?」

「・・・・・・忘れてた。すぐ支度する。」

 

そういや昨日からだったね。

 

 支度も終え、勝手に入ってきた4人と共に花女に向かうことになった僕は、はしゃぎながら先を歩く2人をよそに、彩紗と剛と話しながら歩いていた。

 

「机の上に楽譜がありましたけど、新しい曲ですか?」

「うん。最近、提供曲が多いでしょ?だから、堂島(どうじま)浩平(こうへい)さん(事務所の方)にアドバイスを貰いながら書いてるんだ。」

「どんなイメージの曲ですか?」

「う~ん・・・・・・一応、『疾走感があってキラキラしてるけど、その中に少し切なさがある』ってイメージかな?」

「へぇ~。あたし、早く聞きたいです!」

「ただ、ウィズに詞を書いてもらおうと思ってるんだけど、いつ聞かせようかなぁ・・・って。」

「何かインパクトのある詞にしたいんですね?」

「・・・・・・例えば、『ライブ中に聴かせる』のは?」

 

剛君、とんでもない事言うわね・・・。

 

「・・・・・・考えとく。」

 

僕はそれだけ言った。その案、ちょっと面白そうだから。

 そして、僕たちは花咲川女子学園に着いた。

 

「さぁて、楽しむぞー!」

「おー!」

「うるさいうるさい。」

 

「ウィズさんって、どちらのクラスなんですか?」

「確か、A組って言ってたね。」

「でしたら・・・・・・ここ、ですね・・・・・・?」

 

・・・・・・あれ?場所間違えたか?もしくは聞き間違えたか?

 

「え、映司さん・・・、ここ?」

「このクラス、真面目過ぎない?」

「何、『この街の歴史』って?」

 

この企画を文化祭でやるって、どういう神経した人なんだ・・・?

 

「・・・・・・他のとこ行くか?」

『賛成です。』

 

はい、おしまい。

 

 

 

 

 




『Heki』・・・・・・本来は『癖』ですが、今回は『壁』です。

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