Take me to・・・ 作:ENDLICHERI
「ど~しよ~!?」
「帰って早々何?」
帰ってすぐにウィズが悩み出す。・・・・・・正直うるさい。
「一応聞くけど、何かあったの?あのつまらない企画の評判が酷くて怒られたの?」
「確かにアレはつまらなかったけどさ・・・・・・って、そっちじゃないの!!」
あ、違うのね。
「ポピパの事なんだけどさ──」
「じゃあ僕は何も出来ない。風呂入ってくる。」
「ちょい待てーい!」
・・・・・・ノリ良いな。うるさいくらい。
一応話は聞いた。Poppin'Partyの花園たえが、『武者修行』って感じで最近出来たバンド『RAISE A SUILEN』のサポートバンドになったらしい。だけど、文化祭ライブと『RAISE A SUILEN』のライブが重なり、・・・・・・長いから『RAS』でいいや。『RAS』のライブを先にした結果、文化祭ライブに間に合わなかったんだと。
その結果、ポピパは少々ギクシャクしているらしい。
「映司~、何か良い方法ない~?」
「当人に任せる。以上。」
「・・・・・・ノリ悪いね。」
「その件に部外者は立ち入れないでしょ?」
「・・・・・・それもそっか・・・。」
それだけ言って、僕は風呂に行き、そのまま就寝コースに入った。
『部外者は立ち入れない』って映司は言われてから数日経ったけど・・・・・・大丈夫なのかな~?
「あの、ウィズ先輩。」
「うん?・・・・・・有咲ちゃん。」
「QuartzerとNOASISが全員集まれる日っていつですか?」
「え?・・・・・・ちょっと聞いてみる。」
昼休み入ってすぐだから、アタシは映司に電話する。今ならきっと、4人もいるはずだから。
《もしもし?》
「もしもし、映司?今いい?」
《大丈夫だけど、どうした?》
「有咲ちゃんが、みんなと話したいって言うんだけど?」
《みんなって、光一たちも?》
「うん。」
《・・・・・・帰りに花女行くから、その時でいいか?》
「ちょっと聞いてみる。・・・・・・今日の放課後に来るけど、それでいい?」
「はい、大丈夫です。」
「映司?」
《はいはい?》
「じゃあ、帰りに来て。」
《分かった。》
そして、電話を切った。
「じゃあ、それでよろしくね。」
「はい。」
・・・・・・アタシたち、何かしたっけ?
「それで、肝心の有咲さんは?」
「それが・・・・・・あ、来たよ。」
「遅れてすみませーん!」
おいおい、ポピパ全員なの・・・。僕は『有咲さん』しか聞いてないんだけど?
「あの・・・・・・主催ライブ、出てくれませんか?」
「「・・・・・・そんな事か。」」
「え?」
「てっきり、何か悪いことしたのかな、って思ってたよ、アタシは。」
「・・・・・・ちょっと事務所に聞いてみる。」
「今!?」
そして、一番大きな権利を持ってる人に連絡する。
《もしもし?》
「お疲れ様です。葛城映司ですけど。」
《どうしたの?》
「あの、Poppin'Partyから『主催ライブに出てほしい』って言われてるんだけど、出ていい?」
《良いじゃない!Youたち出ちゃいなよ!》
「じゃあ、後で日時と場所教えるね。」
はい、電話おしまい。
「え、映司さん・・・?」
「うん?」
「事務所に、連絡したんですよね・・・?」
「そうだけど。」
え?何かまずかった?
「誰に連絡したんですか?」
「社長。」
「はい!?」
有咲さん、驚きすぎ。
「社長にタメ口なの!?」
「ウチの社長、ノリが軽いんだよ。アタシも雑談する時、半分タメ口だしね。」
ってことで、ポピパの主催ライブに出演する事が決定しました。
ちなみにこの社長、ジャニー社長がモデルです。・・・・・・言っても分からないでしょうけど。