ライネス・エルメロイ・アーチゾルテの真似をする性転換少女   作:ピトーたんは猫娘

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諸君。日間ランキングで5位だ。そんなにライネスが好きか! 私も大好きだ!
 そしてごめんなさいお仕事の都合で短いです。それと誤字脱字報告とても助かっております。月曜日は休みなので、二話をもっと読みやすく修正する予定です。
感想で書いていただいたように一話の制約と誓約の部分をみやすくしております。大変助かりました。ありがとうございます。


第3話

 

 

 窓から差し込む月の光に映し出されるのは、見慣れてきた幼くも美しい少女の裸体と掌から溢れ出し、零れ落ちて身体をするすると流れ落ちていく銀色の液体金属。金髪白人幼女と銀色の液体。そして月の光。なんて神秘的な光景なのだろうか。流石はライネス・エルメロイ・アーチゾルテ。なんでも似合うな! 

 ナルシストみたくなってしまっているが、何も問題はない。私はあくまでもライネス・エルメロイ・アーチゾルテの身体を使っているだけの一般人なのだから、ライネスの身体が美しいのは当然の事だ。(断言)

 そして、彼女の裸体をある意味特等席で観賞できる私は勝ち組だな。ちゃんと見れたらだが。やはり恥ずかしく、まじまじとは見られない。顔や全身が赤くなって大事な部分を手で隠してしまう。メイドがいた時はロールプレイの一貫と王族としての教育で羞恥心を押さえ込んだが、一人になると素に戻ってしまう時がある。こればかりは仕方がないな。下手に彼女に寄り過ぎて、男を好きになったりしてはかなわん。私は可愛い女の子が好きなのだ。Hunter×Hunterの世界だとピトーとか、カルトとかな。

 

「しかし、ままならんものだね」

「どうなさいましたか?」

「いや、なに。ハンター協会と流星街の戦いは中途半端に終わってしまった。とても残念だ」

 

 一応、ハンター協会は最優先監視対象だった。だから、鳥達の情報から精査して予測していた。どうやったら銀の鳥達を捕獲あるいは殺せるか。その対策としての増殖能力と再生能力だったのだが、逆用されてしまった。おそらく、こちらに力の一部が集められている事もばれているだろう。そうなるとおいそれと回収もできない。全てを増殖と移動して新たな契約者を得る事に費やすしかない。

 ここまで簡単に特定されてしまうとは、流石は知のパリストン。奴が諸葛亮、お兄様か。ないな。お兄様じゃない。そう、ロード・エルメロイ二世じゃない。厄介な敵である事に変わりはないが……さて、これからどうするべきか、問題点と解決策を考えよう。

 

 1.しばらく銀の鳥達を回収するわけにはいかなくなった。しかも、一部の鳥達は私にオーラとメモリを届けるために帰巣本能がある。それを誤魔化す為には方向を指示してこちらに来ないように誘導しないといけない。こちらは常に指示を出し続けるので非常に辛いが、できない事はない。頭は痛いが、やるしかない。

 解決策は現状ではないのでスルーするしかない。それにオーラの量も念能力で作った礼装・月霊髄液トリムマウがいるので戦闘でもどうにかなるだろう。理想であるネテロ会長の百式観音にはまだ対抗できないが、訓練次第だろう。少なくとも作成段階で対応できるスペックにはしてある。私が扱い切れるかは微妙だが。

 自動防御というのは得てしてパターンを読まれて潰される宿命を負っている。ネテロ会長やメルエム、奇術師ヒソカをはじめとした幻影旅団、ゾルディック家ならそれぐらいはやってのけるだろう。考えるだけで嫌だな! 化け物だらけじゃないか! 暗黒大陸よりはましだが。

 解決策はひたすら訓練と実戦経験を積んで月霊髄液の操作とトリムマウにプログラミングを行い、自動防御の精度を上げ続ける事。最終的には私自身とトリムマウによる完全防御と攻撃を行う事とする。月霊髄液を使った花や動物を作るのもいいかもしれない。か弱い美少女の私に荒事は向かないからな。

 

 2.他の王子と王妃達の対処(表)。こちらは現状維持で問題ないだろう。先の晩餐会で思いっきり喧嘩を売ったが、まあ、なんとかなる。継承戦はまだ始まっていないのだしね。

 解決策はなるようになる。あまり関わって情が移るのはまずい。

 

 3.他の王子と王妃達の対処(裏)。メイドや護衛と偽った暗殺者が派遣されてくるだろう。プロが来るかもしれないな。その辺りはトリムマウが使えるようになったので、歓迎だが……ゾルディック家が来たらやばい。

 対策は身代わりを用意することぐらいだ。正直、ゾルディックにはまだ勝てないから、逃げるしかない。まあ、逃れたら逃れたでまた襲ってきそうだがな。

 

 4.殺したメイドの処理。これが一番の問題だ。他の問題は起こる可能性が高いが、まだ先だ。だが、メイドを殺した事は別だ。次の日にはメイドが居なくなったことを知られるだろう。別に殺したこと自体は問題ではない。どうやって死体を処理したかが問題だ。

 ここは日本ではなくカキン帝国なので、王子である私が殺されそうになったから返り討ちにしたと言えばそれで終わる。問題は死体の方。メイドが逃げたと言えば捜査が始まる。王子の暗殺など、許されることではないので、国の威信にかけて犯人捜しをする。だけど、メイドは王妃達から差し向けられているので有耶無耶にされることは確実だ。

 殺したと伝える方はどうやって殺したか、トリムマウに取り込ませた死体をどうしたか、という説明をしないといけないので、トリムマウの事が知られてしまう。それは私のアドバンテージがなくなる。見せ札として月霊髄液を使えばいいが、ん? これはライネス的には反対の方がいいか。

 どちらにせよ、こちらの場合はベンジャミンお兄様が飼っているペットの餌にして、食べさせてしまえばいい。

 難点は他の連中から恐ろしい存在とみられて色々とやりづらくなる。ただ、逃げられた場合は王子の資格に問題があると言われる可能性が高い。

 

「こう考えると、餌にしてしまうのもいいかと思ったが、逃げられたことにした方が都合がいいな」

 

 逃げられたことにして、王子の資格を問われる。これを利用すれば強さを得るために天空闘技場に行けるかもしれない。お金も欲しいし、ファンとしては行ってみたい。というわけでこのまま逃げられたことにするのがベスト。

 

「よし、殺したことにしよう」

 

 だが、私の行動理念は生き残る事と、ライネス・エルメロイ・アーチゾルテをロールプレイすること。なら、今回のような場合、ライネスはどう出る?

 舐められたままでいるわけがない。襲ってきた奴にはしっかりとその代償を支払ってもらわねばならない。それこそが魔術師であり、エルメロイだ。

 

「トリムマウ。取り込んだメイドから情報は引き出せるか?」

「不可能です」

「だろうな」

 

 機械的な音声で答えてくれたが、これは仕方ない。そういう用途に作っていない私の失敗だな。メモリが足りなさすぎるのも理由の一つだが……うん、おいおい頑張るとしよう。

 

「よっと。トリムマウ、身体を拭いて服を着せてくれるか?」

「はい」

 

 水銀が入った浴槽から出て、床に素足で立つ。両手を上げて拭いてから服を着せてもらおうとしたが、服が破れて使い物にならなくなった。トリムマウのコントロールがちゃんとできていない。まあ、彼女は学習型だから大丈夫だろう。学習させる能力をつけ忘れたが、取り込んだメイドは人間だ。きっと学習してくれるはずだ。なにせイメージしたのはライネス・エルメロイ・アーチゾルテが使役する私が望むトリムマウだ。なら、問題ない。

 

「とりあえずは自分で着替えるか」

 

 久しぶりに身体をタオルで拭いて、新しい服を取り出す。恥ずかしいが、我慢する。着替えるのは緑色のドレスだ。アニメの一話ででてきたライネスの服装だ。

 しっかりと着替えてから、姿見の前で確認して一回転してみる。ふわりとフリルがついているスカートが浮かび、おちていく。

 

「うむ、完璧だ」

 

 準備は完了した。姿見を見てもショートの可愛らしい女の子が……アレ、これって愛歌ちゃんに似てないか。気のせいだな、気のせい。あの根源接続者と似ているはずがない。髪の毛が伸びたら大丈夫だろう。

 

「トリムマウ、戻れ」

「はい」

 

 机の中から用意しておいた試験管を取り出し、トリムマウを入れて懐に仕舞う。もっとも、この試験管は周でオーラを纏わせて秘密の庭園を繋げているだけだ。

 こうすることで本来は私の身体からなら、自由に出てくることができるトリムマウと月霊髄液を誤認させ、戦闘時に隙を作ることができるかもしれない。クラピカが常に鎖を具現化しているのと同じ理由だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




本当はメイドの処理まで終わらせて、少しピンチにしようと思っていたのですが、そこまでいきませんでした。

モモゼの念能力を募集

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