ダンジョンで時を止めて重火器で弾幕を張るのは間違っているだろうか? 作:ガチャの亡霊
「なるほどなるほど。君は異世界から来た異世界人で、夢の中で変な存在と契約してしまった事でこの世界にやってきてしまった、と」
「は、はい…」
俺は洗いざらい全てをヘスティアに話した。
どうやら神には嘘を見抜く力があるらしく、俺が「記憶喪失が~」とか言ってると「それは嘘だよね?」と一瞬で見抜かれたからだ。嘘がバレている状況からさらに嘘を重ねられるほどタフな精神を持っていなかった俺は、すぐにゲロっちまったって訳である。
嘘を見抜くという事は、その話が真実であるとも分かるという事。ヘスティア様は俺の言葉を全て信じてくれて、俺の頭を撫でてくれた。
「…そっか。大変だったんだね。見ず知らずの土地に一人放り出される恐怖は僕も分かってるつもりだよ。心細かったろうし、何より怖かっただろう…でも大丈夫、もう君は一人じゃないよ。なんたって今は僕が付いてるんだからね!」
「べずでぃあ様…!」
「おおう、凄い量の涙だ。ほら、そんなに泣いてたら折角の可愛い顔が台無しだよ?」
女神や…女神がおる…!ヘスティア様の背に光背が見える…!
「いやいや、僕本物の女神だからね…まったくもう、仕方ないなあ」
それから、俺は泣き止むまでヘスティア様に慰められたのでした、まる。
「…それにしても、異世界、かぁ。確かに神々の間ではあるかもしれないと噂されていたけど、本当に実在するなんてね。それに、謎の存在についても気になるなぁ…」
そうなのか。それじゃあ、もしかしたらこの世界と俺のいた世界はどこかでつながっている可能性もあるのだろうか…?
…しかし、だとしてもぶっちゃけ帰る気はあんまりないんだけどな。もう社会の奴隷として絞りつくされるのは嫌なんだ。
「ぐすっ…ふう…」
「ん?落ち着いたかい?」
「はい…」
まだ余韻は残ってるが、大体泣き止んだ。ヘスティア様の膝枕は最高にようございました。
「よし、それじゃあ早速なんだけど、君の今後の話について提案があるんだ」
「提案…ですか?」
「そう。アケミ・ほむら君。僕の眷属にならないかい?」
「…かぞく、ですか…?」
「うん。君さえ良かったら、僕のファミリアに入ってよ」
え…?
いい、のか?俺なんかが入ってもいいのか?俺はオカマ野郎で加えて異世界人という怪しすぎる出生だし、何よりただの社畜。良いところなんて一つもないただの凡人なのに。
「俺なんかが…入っても、迷惑じゃ…」
「迷惑なんかないよ。僕は神だから分かるんだけど、君には良いところがたくさんありそうだ。あって間もない僕に言われても信じられないかもしれないけど、神の勘ってのは意外と当たりやすいんだぜ?」
それに、とヘスティア様は言葉を続ける。
「俺『なんか』じゃないだろ?正直、どうして君がそこまで自分の事を下に見てるのかは分からないけど…僕なんかちょっと前まで友神の所でニートしてたし、少し前に追い出されてこの空き家に押し込められてからはバイトしてはぐーたらしてのダメダメ神様さ。
だから、これは提案っていうよりも、懇願っていうか…僕を助けると思って、ね?」
「へ、ヘスティア様…」
そんなあからさまな嘘を吐いてまで、俺の事を…!
「俺…じゃない。私、入ります!少しでも恩を返せるように頑張りますから!」
「ほ、本当?嘘じゃないよね?今更嘘でしたなんて言ってももう取り消せないからね?」
「本当です…!」
俺の想いが通じたのか、ヘスティア様は笑顔を輝かせて喜びを弾けさせた。
「いやったーーーー!念願の眷属第一号、ゲットー!」
超喜んでるヘスティア様を見て、俺はこれからたくさん頑張ってこの小さな神様に恩返しをしていこうと決意を固めたのだった。
(夜の2、3時程に徹夜テンションで落書きして、いつの間にやら投稿していたらしくいつ投稿したのかも覚えていないのですが、お気に入りしてくださってる方が結構いてくださってるようなので、続きを投稿します。少しずつの投稿になるとは思いますが、どうぞよろしくお願いします…)
ほむら(こいつ、直接脳内に…!)