梅雨が過ぎて夏が来た。すごく、暑い。ほんと、こういう時期は苦手すぎて半分死んでたい。
あ、やっぱり普通の人から外れまくるからなしで。あとそれほぼ無理だし。どうやって半分死んでるつもりなんだと。
考えなしもほどほどにしよう。うん。
〜〜♪〜〜♪
「…ん、電話?…椿からか」
出ると、明るく「おー、久しぶりー」と挨拶された。
買い物してるとたまに会うんだから久しぶりもなにもないと思うんだけどね。
「この前、買い物してる時に会ってるんだから久しぶりじゃないと思うよ。それで、どうかしたの?」
『2人きりの女子会でもど〜う?って思ってさ。だから水族館とか、テーマパークとかに行かない?今からでも、明日にでも』
「ん、久しぶりにいいかもね」
こういうのはのっておいた方が色々とメリット多いしね。自分は幼なじみと仲良くできて、ネガティブ思考とかを振り払える。
んで、向こうも気の許せる相手と行くなら楽しいんじゃないか、と勝手に思ってる。もちろん、心なんて読めないからねぇ!
さとり妖怪とか異能のさとりとか覚りみたいなことはできないしね!
まっ、そもそも相手とはライ○通話で話してるからあったとしても聞こえないだろうね。
『でしょでしょ?お互い気が許せるし、休みに羽広げるにはいいと思うからこそ行こう!ちなみにどこがいい?私はハ○ステ○ボスかな!』
「いつもそれ言ってない……?んー、なら僕は夢の国かな」
『あ、そこならシーの方行きたい!いや、女子2人ならランドも捨て難いよね…』
その後、『どっちもいいし、ハ○ステン○スだっていいだろうし…ううーん…』とか呟き始めた。
そ、そんなに悩まなくても…。ならいっその事2日連続で行けばいいんじゃないかな。
「なら夢の国へ2日行って、また今度にハウ○テン○スへ行かない?君がそれで大丈夫ならね」
『あ、それの方が早くない!?うんうん、そうしよう!私、今月の□日と□□日に休みとっておくから葵も宜しくね!』
こういう時はけっこう生き生きしてるよなぁ…。
やっぱり、こういう息抜きがあるからこそ、なのかな?
「ん、分かったよ。僕もなるべく仕事が貯まらないように、入りにくいようにしておくね」
『おお!じゃあ、お願いね。私もなるべくそうするように頑張らないとなー。じゃ、また近くになったら電話するね!またね』
「はいはい、分かったよ。んじゃ、またね」
結構楽しみにしてるんだね。僕もそうだから否定できないけど。ほら、不老不死なこと以外普通の?人間だし。
……暑さ対策もしないとなぁ。
じゃないと僕のことを“外見を気にしてる老いにくい人”と勘違いしてそうな椿に心配されるし。
たぶん。きっと。恐らく。そうなのかもしれないから。
それから数週間後。夏物、冬物を整理してから、新しい服を買いに出かけている僕。
うん、着ないものを捨てるとさ。新しいの気になったり、買いたくなったりするよね。あ、ブランド物じゃないよ?
少し靴とかはそういうのが混じったりするけど、基本的に服は一般的な値段のものを買う。
シャツやズボン、ワンピースなどを買うのに高いのはいらないからね。
「……って誰に説明してるんだか」
っとと。思わず独り言を言っちゃった。
小声だから聞かれてないよね?うん、たぶん平気。
というわけで、買い物買い物っと。
そうこうして数十分、衣類を買った僕は喫茶店に入ったなう。
使い方は間違ってないというか誰にも言ってないんだからセーフセーフ。
なんだか虚しい気もするけど。
買ったアイスコーヒーを苦い思いしながら一飲みして、僕は今度一緒に遊びに行く
それにしても外は暑い。半袖、ハーフパンツ、半袖ワンピースのどれを着ていこうか悩むなぁ。うーん……。
まあ、その日の前に考えればいいか。今は周りの人と同じ時を過ごせばいいし。
「……やっぱりブラックは早かったかな」と最後に僕は呟いた。