「誰も信用できない・・・」
≪・・・彼女達にも立場というものが有るのだ、それに無理矢理勧誘した訳でもないのだからマシな方だろう≫
郷土歴史室で資料を漁りながら失敗作と会話する
いつもはノイズが混じることが多いのに・・・発狂してからなんか普通に喋れる
図書館と館内の事務所、郷土歴史室と倉庫を事情を説明した旦那さん方3名を加えて2時間程調べた結果、干渉している可能性が高い場所が3ヶ所有った
炭鉱跡地の洞窟、旧日本陸軍基地跡、建造中止のトンネルの3ヶ所で、炭鉱跡地とトンネルは雪が積もると夢で見た景色のようになるかもしれないと歌舞さんの確認も取れた
基地跡は道が寸断されていて就任してから探索ができていないのと、人が生活できる環境が生きてる可能性が高い場所の事
「正直干渉が本当なのか専門家を呼んだ・・・明日の午後には到着する。干渉が確認できしだいトンネル、炭鉱、基地跡の順番で探索する」
「今日はこれで休もう。朝市は明日は普通に有るからそれだけは忘れないように」
個室に移動し、ベットにダイブした
横に失敗作が隣に座り話しかけてくる
≪不味いな、干渉が強まっている・・・なぁ個性については貴様の方が詳しいのだよな≫
「うん、一応」
≪基本的にだが個性は1つしか持てないのだな≫
「個性を複数持っている人は居ないはずだよ」
≪フム・・・一旦我々だけで整理するぞ≫
≪まず精神に干渉する者が1名居る・・・これは私のような精神体でないと発見しにくいものである≫
「思ったんだけど個性にも働きかけてる感じがする・・・精神に関係する個性でないと気がつかないとか」
≪一理ある・・・夢を見せるとかかもしれないが・・・普通の人間は夢など覚えていないことが多い、夢にメッセージを送っているとも考えられるか≫
「でも干渉によってダメージを受けているのも確かだから・・・」
≪ダメージというより負荷だな。一部の区画を封鎖すればこのように活動できるが負荷が重すぎて潰れかけているのが現状だ≫
≪潰れたら私と連結している個性と精神が不安定な貴様は深刻なダメージを負うだろうな≫
「・・・廃人」
≪だろう・・・≫
≪あと、元凶をなんとか倒せば良いとも限らない可能性が高い。夢にいた化け物が本当に存在する可能性もある≫
「別々の個性が2人、狼の顔をした化け物と干渉する個性」
≪・・・私の方でも万が一の作戦を考えておく。ただ苦手な分野だから期待はするな≫
「わかった」
~モーリシャス共和国~
「オール・フォー・ワンさんオヒサー元気?」
モニターに向かって喋る高校生位の少女
『久しいねぇマリア、君はいつも自由だね』
「わかる~!チョー自由だし!元気!!」
『何か用かね?私は暇という訳ではないのだけどね』
「いや~さぁ、北海道に子供達置いてきたの思い出してね、15年あれ?20年前だっけかな?暴れてないか少し気になって、あぁ、死んでるか裸で放り出してきたし」
『おいおい君は相変わらず酷い事をするねぇ』
「オーさんがくれた個性のお陰で怪我以外では死なないし~、姿もくれた時から変わらないからウチメチャクチャ張り切って子供産みまくったんだけど良いのが中々できなくてさぁ」
『何人産んだんだ?』
「ん~500から数えてないなぁ~あ、2000は超えてるよたぶん」
『全く育てられないなら産まなければいいものを』
「でもでも~オーさんの脳無だっけ?あれの素材になってるんでしょ?結果オーライ・・・あ、そうそう子供達が日本に行くらしいからウチも行くからヨ・ロ・シ・ク!!じゃね!!」
~北海道~
「なに?大規模火災!?」
『はい!そっちに伺おうとしていたんですが、自宅を含めて火災に巻き込まれて』
「いや、そっちが大丈夫かい!?」
『幸い行方不明者が居ないので大丈夫です。犯人捕まえて刑務所にぶちこんで来るのでそちらには・・・』
「あぁ、わかった。電話ありがとう。・・・というか召集かかるよねこれ」
『間違いなくかかりますね。工業団地が壊滅して市街地まで火が来てるので』
「わかったすぐに向かう」
「大規模火災が発生した。恐らく召集がかかる・・・危険度がかなり高いから鈴は置いていく」
「え、でも私・・・」
「昨日泡吹いて倒れた子を火災現場につれていけるほどこちらも余裕は無いんだ。・・・捜索の方は陸軍基地以外ならしてもいいから・・・これで妥協して」
「は、はい」
「本当に向かわれた。」
≪どうする?私的にはすぐにでも向かって欲しいが≫
「・・・・・・行こう」
難産でした
オール・フォー・ワンに仲良く喋る少女のキャライメージはグリッドマンの新条アカネです
まぁ参考にしただけなので気にしないでくださいまし
行く場所
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炭鉱跡地
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トンネル