個性ソビエト   作:ゆっくり霊沙

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なお作者のプレステはホコリを被っている模様・・・

FPS適正が無いのが(´;ω;`)悲しいなぁ

1戦やると酔って吐きそうになるから辛いんだぁ

虹6最初に友達擬きとやって背負った悲しみ・・・




注意 本編の成長後の姿のパターンの1つがここで書かれます

ただifなのでよろしくお願いいたします


閑話 BFアプデ硫黄島の戦い記念

 1944年6月

 

 小笠原方面最高指揮官栗林中将が硫黄島に着任したすぐ後奇妙な噂話が飛び交った

 

 不思議な女性が夜な夜な現れ、温かいご馳走と硫黄臭のしない冷たい水を渡してくれるという噂

 

 幻覚の類だと合理主義者の栗林中将は笑いながら否定し、島民疎開の準備を指示

 

 

 

 

 

 1ヶ月後、戦局の悪化により軍、軍属以外の民間人の疎開を完了させ、島の全面要塞化が決定し、大規模な工事が開始された

 

 

 

 

「……」

 

 

 

 

 

「なぁ、ここの地区誰が担当したんだ? こんなに資材有ったか? それとなんだこの銃? 銃弾の大きさ違うんだが?」

 

「あれ? 誰だこんな場所に医療品置いたの……説明書までついてやがる」

 

 海さんが水際防衛をするために資材の半分を持っていかれたため、予定よりも低調な地下防衛線になると思われだが、地下を掘ると物資が沢山出てきた

 

 武器はとても頑丈で、泥や砂が詰まろうが発砲できる銃や、九二式よりも早く射てる機関銃、食料、水、セメントのブロック……至れり尽くせりだ

 

「八百万の神さま方が見守ってくださる!! 日ノ本を守れと力をかしてくだされたぞ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おかしいと思わないかね高石大佐、千田少将」

 

「兵や、下士官、士官連中でさえ神の賜物だと言っていますが、これは異常です栗林閣下」

 

「しかし、異常とは言え当初の予定では資材不足で戦闘になっていたかもしれません。海さんが水際防衛を今更放棄するとは考えられませんし」

 

 コンコン

 

「無礼を承知で閣下失礼致します!!」

 

 下士官が白い顔をして地下の仮設会議室に入ってきた

 

 普通であれば敬礼の厳守や、礼儀などを叱るべきなのだが、余りにも下士官の雰囲気が並々ならぬものであったため、我々の付き人含めた10名誰も彼を咎めようとはしなかった

 

「閣下、噂は真でありました! 妖術か何か分かりませぬが不可思議な女性を確保……いや、連れてきております。現場では判断いたしかねますのでご裁量を」

 

「馬鹿者! 敵のスパイである可能性も有るのだぞ!! なぜ連れてきた!」

 

「いや、それは有り得ないだろう。有っても疎開できなかった民間人の可能性が高い」

 

「……」

 

「「「!!!?!?」」」

 

 いきなり目の前に白い布で全身を隠した人物が現れた

 

 付き人は拳銃を構え、私を守るように前に出る

 

「何者だ!!」

 

「星野ともうします」

 

「何が目的だ!!」

 

「日ノ本に最終兵器を落とさせないために」

 

「最終兵器だと!! それはなんだ!!」

 

「マンハッタン・プロジェクト……原子爆弾開発計画により作られる……作られた爆弾」

 

 カチ

 

「まて! ……なぜ貴女はそれを知っているのですか?」

 

「私は平行した未来から来た。それしか言い様がないのです閣下」

 

「平行した未来だと!!」

 

「未来で死ぬほどの重症だったのですが、気がついたらここに今して……半年ぐらい前でしょうか、島民の方に助けられ、驚きましたよ。ここが日本ということに」

 

「未来から来たと言ったな」

 

「「閣下!」」

 

 手で付き人達を制して前にでる

 

「……なぜ今なのだ……ここなのだ?」

 

 無力だった。

 

 圧倒的な物量により日ノ本は全てをかけて戦っているのに……兵数、技術、兵器、戦術、戦略で負け続け、抵抗するしか無くなっていた

 

 反撃ではなく抵抗だ

 

「わからない。私だって国を護ってきた。それこそ上にたってから67年間ずっとずっと守ってきた。……私は最後は悪だって糾弾されて吊るされて……逃げて追いかけられて、瀕死になって……でもね、国を捨てれなかった。日本が好きだったから……なぜ今なのかはわからない。1944年なんて古すぎて戦った記録も本気で研究している人くらいしか知らない昔話の時代になんで呼ばれたかわかるわけないでしょ」

 

「でもね。私は日本人として戦争に負ける日本は見たくないんだ」

 

「……」

 

 彼女は胸と下半身以外の布を取り外した

 

「うっ!?」

 

 下士官が白かった顔が土気色に変わる

 

 身体中に顔が有った

 

 それがじっとこちらを見ている

 

「昔はこんなんじゃなかった。守るために……強くなるために代償を支払い続けたらこうなった。……栗林閣下、島民や兵から名前を聞きました。勝ってください。私の力を教えます。歳で全ての力を使うことはできなくなりましたが……どうかお使いください。日ノ本の未来のために……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 肉体は衰えた

 

 だが私の個性は未だに強力だよ

 

 米軍よ、私罵った米国よ……遥か未来の事だけど、血で代価を貰いますよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 全長48km、地下鉄完備の要塞が完成した

 

 28kmが星野氏の出してくれた重機械を使ったが、ほぼ人力で整備した直接戦闘区域

 

 地下鉄が走る12kmの路線、弾薬備蓄及び最終防衛ラインの4km程の集積所件兵舎、残りが司令部及び通信施設、地下ドック

 

 笑うしかないな

 

 未来人とはこれ程の化け物なのだな。

 

 地下ドッグは地形的、火山活動で建設不可能と言われていたものを容易く作り上げるとは……

 

「栗林閣下、ここの防衛ラインは完成いたしました。火山灰とセメントを混ぜることにより高品質のコンクリートで表層部の拡充及び壕そのものの強化……お見事です」

 

「貴女の働きに比べると対した成果ではないがな」

 

「閣下、次の増援で補給を最後にしていただきたい。費用対効果に見あっておりません。私が死ななければ2万人程度の物資に困ることはございません」

 

「わかった。次の精鋭兵がやって来る。それで対応可能と大本営に伝えておく」

 

「ありがとうございます。……閣下質問でございます。勝利条件はなんなのでしょうか?」

 

「私も考えた。当初の予定では足止め及び時間稼ぎであった。しかし、貴女の力を見るに……出血をさせることを目的としよう。釘付けにし、最終兵器投入を本土でさせない。これでいいだろう」

 

「では1年持ちこたえましょう」

 

 こんな事になるなら航空機を出せるように理解しておけば良かった……

 

 ……あれから失敗作達も体内から居なくなってしまったし、残るは意思を持たない死体だけ……か。

 

 ふふ、体内1万人の人海戦術を見せましょうかね……

 




・・・気が向いたらまた書きます(汗)

衝動で書くもんじゃないね

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