個性ソビエト   作:ゆっくり霊沙

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第2の試験

 あっっっっぶな!! 

 

 呼ばれたぁ……ギリギリセーフ

 

 私の後4人しか呼ばれなかったよ……一次試験合格者1240名……160名くらいしか落ちてないじゃん!? 

 

 ……切り替えよう、落ちた人の事を考えていられるほど余裕ないし……ん? 

 

 あれ~? なんか見たことある人だ……

 

「どうもこんにちは……会長さんなぜここにいらっしゃるのですか?」

 

 

 

 

 

 まさかこんなところに居るとは……

 

 雄英の1年生が数名仮免試験を受けると協会内で噂話程度には聞いていた

 

 出るとしても大規模な東京会場や大阪会場で他学年と協力させながら……そんな予想をしていましたが

 

 う~む、なんとも……ここですか

 

「視察ですよ。と言っても大都市の視察と他県だと視察の意味や出世の意味も変わりますがね」

 

「……コメントしづらいです」

 

「私には気にしないでください。……しっかり見てますから」

 

「はい!」

 

 ……ん? 

 

 こんなにも明るい子だったか? 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『二次試験を開始します。始めに配布物を配らせてもらいます』

 

 黒服のスタッフが手際よく配布物と書かれた封筒をを配っていく

 

 私の封筒からは1000円札とカロリーメイト、千葉県の地図(犬吠崎灯台に赤印)が入っていた

 

(まさか!?)

 

『地図をご覧ください、赤印の犬吠崎灯台にこれから皆様向かっていただきます、会場につき次第最終試験となります。6時間以内に到着できなければ失格となります。その場合試験を直ちに修了し、帰宅してください。なお失格者の荷物は2日以内に自宅に郵送致しますのでご安心ください。それでは15分後に開始となります。質問は黒服のスタッフにお聞きくださいそれでは』

 

 ……マジかぁ

 

 

 

 

 

 

 

 だいたい3種類に別れました

 

 会場の出口に移動してスタートを待つ人、移動を協力してくれそうな個性持ちに1000円で買収しようと働きかける者、黒服のスタッフに質問攻めをする者

 

 この3つ

 

 私は黒服のスタッフに数個質問してから地図をじっと眺めてました

 

(移動手段は犯罪行為以外なら基本すべてok、行きどまりは交通事故等の本当の事故や災害による通行止め以外は基本無い、個性は一般生活で使用するレベルで、周りを気にしないでの個性使用は監視スタッフ、度が過ぎていれば警察が動く……か)

 

 1000円分のガソリンなら上手く遣り繰りすれば2時間以内には到着する

 

 だけど妨害が無いとは限らない……

 

 キョロキョロと周囲を見渡してみても知り合いはいない

 

 誰かに話しかけなきゃ……

 

「んんwww雄英の生徒ですなwww体育祭でチラッと見かけましたぞwww」

 

「本当かキルリア氏!! どこにいらっしゃるのですか!?」

 

「あそこですぞwww」

 

 ……なんか凄く濃いのが来たなぁ

 

 周りもなんか引いてるよ

 

「確定ですぞwww雄英体育祭の1年生で、途中負傷した子を運んでリタイアした子ですぞwww」

 

「となると1つ下ですか」

 

「あの……」

 

 草を生やしながら喋る人と比較的まともそうに思える小さな鷲の首飾りをした私と同じくらいの身長(私はちなみに現在188cm)男性 が私に物凄い勢いで突っ込んできたので思わず声をかけた

 

「我ですかなwww……あ、私ムックなので普通の喋りできますのでよろしくお願いいたします」

 

 ん??? 

 

 理解できないこといきなり喋られたよ……まずムックってなんだろ……

 

「緑は絶滅させますぞ……わからないかぁ……」

 

 私と同じくらいの身長の男性も絶滅とか物騒な事言い出したよ……

 

「……自己紹介しますね、私はナイト個性は【ポケモン(キルリア)】趣味ポケモン論者の真似ですぞwww……あ、自分こんななりですが男です」

 

「自分は名取・B・レオン、個性は【ナポレオン】……名前だけだと強そうな個性に見えるだろ? これナポレオン3世の方だから戦闘は普通の強個性に負ける位しかないぜ……ワイルドだろ~」

 

 この人達はネタを挟まないと死んじゃう病気でもかかってるんじゃないかな

 

「私は星野鈴です。個性は【ソビエト】で雄英の1年で合ってます。今回の試験で1000円だと移動のために個性使用時のエネルギーが何かあった時に対処できるか不安なので協力してくれる人を探してました。個性の関係で複数名交通状態によりますが2時間以内には目的地に行くことができます」

 

「ほう……良いこと聞いた。ちとナイトと話してた次の試験について聞いてはくれないか? ナイト、ラッキーだ。数名いけるらしいから迷ってるの3人くらい引っ張ってこいよ」

 

「んんwww運命力以外ありえないwww」

 

 本当になんなんだこの人達




凄く難産でした・・・

ポケモンと就活で忙しくて書けなくてごめんね

次はもう少しはやくだしますのでよろしく

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