あの後警察からの事情聴取やら相澤先生に小言を言われたり、校長に小言を言われたりした
「うちらのお陰でこっちだーれも重傷無しなのに凄い怒られるやん。うちら仮免持ってるんですけど~! 一応ヒーロー活動しても問題無いんですけど!!」
「大福皆わかってるよ私達のお陰で被害が比較的少なかったのは……ただ、まだ私達は学生。命をかけるべき場所ではない。未成年で先生達の保護下に置かれているべき私達が真っ先に飛び出したのが良くなかった。監督者の帝王先生は待機を指示したのに無視したのもよろしくなかった」
「でもさ~あんなに怒んなくても良いじゃん特に相澤先生は鈴に助けて貰わなかったら脳無? とか言うのに絶対倒されてたって」
「それはそれ、これはこれなんでしょ……明日臨時休校だけどどうする? 私の部屋に泊まる?」
「お! いいね! 追加のベッド作っておいて」
「はいはいわかりましたよ」
「なにしよう! ゲームやろ、ドラマやろ、ポテトとコーラ片手に映画鑑賞もええな」
「ゲーム古いのしかないよ。それでも良い?」
「いやーでも寮に泊まってええん?」
「申請出せば大丈夫だよ。雄英生なら申請通るし……あ、帝王先生大福に寮の宿泊許可ください」
「あんた達今日襲撃があったばっかりなのにさぁ」
「雄英が2度も同じミスをするとは思えませんから雄英の方が安全ですよ」
「まぁ確かにそうだけど……」
「はい、決まり、帝王先生も泊まります?」
「うーん」
帝王先生自宅に帰るより敷地内に有る寮に泊まった方が明日の激務を考えると良いかなみたいな顔してるなぁ
「お世話になります」
「よっしゃ3人で恋ばなしようや」
「恋愛経験無いんだけど」
「なぜか僕女の子からモテるんだけど……」
「先生は男装趣味辞めなよ。顔良いのに男装してるからモテないんよ」
「えぇ、でもあっちの方が動きやすいんだもん」
「かぁぁ! 駄目! 恋愛ってのがわかってない! 先生そろそろ気にしないと男捕まりませんよ! ただでさえ女性ヒーローは結婚遅めなんやからな! 鈴も流行りってのが全くわかっとらんし!」
「古いのが愛着湧くんだもん」
「1着ぐらいええの無いん?」
「……これとか?」
「個性で作るの無しやで! 古いのしかあんた作れないやん」
「ぶぅー」
「不貞腐れない!」
お泊まり会が行われ、生徒と先生の垣根を超えて友情が育まれた気がする
臨時休校が終われば5月にあるのが雄英体育祭
今年は昨年と違い無念のリタイアなんかする気はない
愛麗はタッグを組んだ事もあり今年はサポートに回ると教えてくれて、高カロリー栄養食もランチクラッシュに頭を下げてラボじゃなくて調理室を借りて行ってるらしく、既に1つ完成したらしいので実食
「……アボカドマグロ味って言うからゲテモノを覚悟してたけどマヨネーズと醤油が隠し味になっていて中々……毎食これはきついけど1日5本はいける」
「ほっ……良かった……ちなみにこれ1本でマヨネーズ特大サイズ20本分エネルギーになるよ」
「ほうほう! カロリーメイト位の大きさなのにこれは凄いね」
「要領は掴んだから後は量産と別の味の開発をするね! 体育祭には間に合いそうだよ」
「さすが愛麗! 要望を100%答えてくれるから本当に助かるよ」
「そう言って貰えると作り応えがあるよ! ……鈴ちゃんは体育祭今年はどう? 決勝ステージ行けそう?」
「とりあえず決勝ステージまでは大福と完全協力体制を構築したから何とかなると思う。私のトラップと大福の肉体が有れば害悪戦術が可能だからね」
「まぁ妨害はほどほどにね! 雄英生として、ヒーロー科としての行動を頼みますよ!」
「わかってるよ! ただ視ていてね愛麗……今年の雄英体育祭は楽しくなるよ」
「谷間の世代の意地見せてね」
「ふふ、世間は情報操作で私達がヴィランと戦闘したことにはなってないから……度肝を抜かすことをしてあげるよ」
「それは楽しみですね!」
「うっ!?」
「どうしました!?」
「薬切れ……ちょっと気分が悪くなっただけ……薬飲めば落ち着くから」
「鈴ちゃんの弱点は薬が切れるとまずいところですね……今1日4錠と緊急時に2錠でしたか?」
「そうだよ……まぁこればっかりは仕方がないからね」
「そんな時こそサポートアイテムですよ! お薬ポーチを作っておきました! 右足太ももの外側にポーチを巻き付けることで取りやすくかつ動きを阻害しないようにしました。小さいですが水も入っているので飲みやすいと思います」
「ありがとう愛麗」
「いえいえタッグとして当たり前の事をしただけです! さぁじゃんじゃん無茶振りをしてください! 可能な限り形にしますので」
「……よろしく相棒!」
「えぇ、任せてください盟友」
「今年の2年A組の連中で決まりだろ」
「去年B組だった奴らがA組が消滅したことでA組に繰り上げだもんな」
「結局俺ら普通科から編入とかの話も無かったし、やっぱり谷間の世代なのかねぇ」
「特別クラスの連中はどうよ」
「どうもこうも論外だろ! 病気持ちに劣等生隔離してるだけだって噂だぜ」
「でもならA組マークして潰せば俺達もワンチャンあるんじゃね!」
「確かにマークするのは良いかもな」
普通科やサポート科からマークされることになっているA組だが、一応纏め役であった大福が居なくなったことでカリスマあるリーダー不在となり纏まりに欠けていた
各々雄英に来るだけあり、実力や家柄等は高いが、協調性という部分は旧A組よりは良いが、例年と比べると低い
事実鈴と大福はクラスが2人だけ、帝王先生が体育祭の項目をガッツリ漏らしている事もあり強力関係を築いているが、例年なら2年目からはクラス内でチームを組んだりする事が多々あるのだが、それが行われておらず、仲の良さや結束力げ低い言わざる得ない
「まぁうちの元クラスと普通科、サポート科はこんな感じやな」
「情報収集ありがとう大福」
「いやいや、鈴の超カロリー栄養食だっけ? あれ体育祭の時に貰えるだけでうちも助かるからな」
「じゃあ今年は結構ノーマークな感じかな?」
「昨年1位様をマークしないとは馬鹿だなぁアイツら」
「まずじゃあおさらいだけど第一種目の二人三脚障害物走」
「全長5キロのコースを二人三脚でどれだけ早くゴールできるかが基本ルールやな」
「二人三脚といってもロープの長さが10mあるから基本的に歩調が合わなくて転倒みたいな事はすくないよね」
「せや、ただ10mは長すぎるからある程度持って絡まらない様にするのがええ感じやな」
「持ち手は片手がふさがるデメリットがあるけど私なら片手位塞がれててもなんもデメリットが無いから私が持つで良いんだよね」
「せやなぁ、ただ障害物がまだ確定していない……ロボットは出ると思うんやけど、それ以外が未知数やな」
「有りそうなのが壁登り、地雷原、ロープ渡り、水泳等だよね」
「あ、今気がついたんやけど鈴が戦闘機のフォルムになって前みたいに飛んでけば勝ちやない」
「……それもそうだけどそれやると目立つよ」
「目立ってなんぼちゃう?」
「いや、ここはある程度順位が低くても大丈夫だから目立たない様にしよう」
「目立たない利点は何でしょうな?」
「そもそも私達2人は他と違って最速で仮免を持つ準ヒーローだから嫌でも目立つ……それだからマークしてくると思ったけど生徒達はあんまり私達が仮免を持っていることを知らない。大福も前のクラスの一部にしか話してないんでしょ仮免のこと」
「いや、誰も知らないハズやで。私が仮免で休んだ日はなぜか病欠扱いやったからなぁ」
「知らないのか、だから皆マークしないのね」
「それと特別クラスが落ちこぼれの印象を受けているのは鈴が病気なのもあるけど、うちの成績があまりよろしくないのも原因なんやで……今はちゃんと点取れてるけど」
「脳活性化させて強化すれば普通に頭良いのに」
「それやると糖分めっちゃ使うねん! サポート科に超カロリー栄養食の糖分版を依頼してるけどなんかハチャメチャなのが出来上がるんよなぁ」
「それは御愁傷様」
「鈴みたいに愛麗とタッグ組んで専属みたいにしとうけど、愛麗みたいにこっちの使いやすさ100%みたいな考え方の奴全然おらんからな」
「まぁサポート科としては大手サポート会社に入りたいから目立ちたいんだと思うよ。だから細々としたサポートアイテムほど作りたがらないよね」
「ホンマ愛麗確保した鈴が羨ましいわ……話戻すけど目立たない利点ってなんや? 体育祭だから目立ってなんぼや気がするんやけど」
「油断を誘えるからまだわからない第二種目の時にマークされてないだけで奇襲することが可能だよね」
「奇襲か……大抵第二種目は団体戦やからなにするんやろ今年は」
「それは始まってからじゃないとわからないけど、私は全力は出さないけど本気で戦うつもりだよ」
「全力出さへんのに本気とはこれいかに?」
「全能力使ったら私が圧倒すると思うからね」
「へぇ、言うやん……楽しみにしときますわ」
「大福、とりあえず決勝ステージ前まではよろしく」
「わかってるわかってます! うちらが最強なのを見せたりますか」