「……ヨッシャー!!」
「ど、どうしたんですか墨須さん?」
「前々から出していた申請、ついに通ったわよ!」
「おっ!マジか!?」
「ええ!……長かったわ……申請出して早2年……紆余曲折あったけど、ようやく私達も少しは楽になれそうね」
「毎日書類整理、たまに出撃、戻ってまた整理……だったからねー」
「それで墨須さん、その申請って……何だっけ?」
「フフ……私達と同じ他種族間で起こす問題を解決する為の他種族部隊、その第二部隊、と言った所ね」
「「「「おー!」」」」
「ただ、この第二部隊は私達より戦い向きなメンバーを集めさせたわ。最近増え始めてる「
「ブラッド、か……人間と他種族間の結婚、子供を認めないあの過激派連中……だよな」
「ええ、血が混ざる事で自分に流れる誇り高き血統が損なわれる、と考えてる、他種族混成犯罪組織。以前はデモとかチラシとかばら蒔く程度だったけど、ここ最近になって一気に活発化してきたわ」
「私達だけじゃ、最近対処が難しくなりましたからね……民間警備会社とかにも時折応援要請する位ですし」
「特別経費掛かるわ、書類が増えるわ、帰宅時間が遅くなるわ……だから第二部隊の設立を前々から申請してたのよ」
「んで?その第二部隊の名前とかは?」
「えーと、新たに設立される第二部隊の名前は……」
………………
他種族間交流法が制定され早数年。
法改正により他種族間での結婚が認められた世界。
他種族との壁はまだ完全には取り去られては居ないが、次第に、制定直後よりかは人々に認識されるようにはなっていた。
そんな中、改正が成されていない部分、「他種族間同士の暴力行為の禁止」に託つけた犯罪行為が増加の一途を辿る。
その中に「
以前までは
既存の部隊に捕らわれぬ、対人、対他種族両方に対応可能な新たな模索段階の権限を持った他種族混成特務機動部隊。
Monsters
International
Special operation
Team
が設立される事となった。
対人だとしても特例で他種族の武力行使が許され
対他種族だとしても特例で人間の武力行使が許される、新たな法案を用いた特務部隊。
この物語は、MISTの活動の記録である。