僕のヒーローアカデミア~ビヨンド・ザ・リュウガ~   作:魔女っ子アルト姫

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漸く25巻が来たぁっ~!!コロナの影響で25だけが全然来なかったんですよ。

いやぁ―――なんかヴィラン龍牙編もありかなぁ……って。
まあ私の本性むき出しになりかねないけどね。

皆さん、コロナにはご注意を!!

ちょっとした外出でも手洗いとうがいをお忘れなく!!例えマスクが無くてもそれでかなり対策が出来ます。後は体調管理や栄養面でも気を付けて行きましょう。


裏に潜む影を睨む黒龍

休みに龍牙にマッサージを受けた事で身体も心も軽くなり、逆に愛が燃え盛る女ピクシーボブ。仕事に熱が入っている、龍牙もそれに負けじに手を休ませずに進めていく。今回の龍牙のインターンは間もなく再開されるかもしれないインターンのテストケース、同時にある目的があると父から聞かされている。

 

『公安から要請が来てる……インターンをしろって言って来てる訳ですか』

『そう、まるで一人でも多くの力を求めているかのような流れが出来てる』

 

インターンの再開―――それは雄英と事務所の間で結ばれた自粛の取り決めをやめろと言う事、それだけならばいい。エンデヴァー、そして龍牙の活躍によって社会はヒーローに対する見方が大きく変わりインターンを再び始めるかもしれないという事を戦兎に話した。事実龍牙の活躍は想像以上に大きく取り扱われている。だがそれとはまた別件―――泥花市で起きた事件が関係していると思われる。

 

『ニュースでもあったあの事件、規模は神野を超えるって聞きましたけど』

『幸いだったのはあそこが地方だったからだね、人も少なかった故に被害者も抑えられた』

 

平穏な街で起きた大事件、その日撃破ヒーローに恨みを持った男女グループ20人によって引き起こされたとされている。偽の情報にてヒーローを他へと誘導し、街を襲撃した。突然の災禍に市民らが結託し応戦、そこへヒーローも合流し最終的には犯人グループ全員が死亡した。様々な意見が飛び交うこの事件は今も捜査が進められている中でヒーローへの非難が叱咤激励、共にヒーローと歩んでいこうという流れが生まれている―――だが根津は何かがあったのだと睨んでいる。

 

『まるでこのヒーロー飽和社会でヒーローが足りないと言っているような物だよ、ヒーロー科全生徒の実地研修実施の要請なんてね』

『……まるで学徒動員ですね』

『全くもってその通りだ、ある意味龍牙の活躍を利用しているようにも見える』

 

学生の中にもそれだけ優れた存在が、プロヒーローを圧倒していくような強さと意志を秘めた存在がいる事が分かったという事を示した。他にも同じだけの力がないかを考えそれを求めているのかもしれない。

 

『何かを暗に伝えようとしているのは間違いない、だからこそ人手を求めているのかもしれない』

『……それで俺は如何すれば?』

『今回インターン再開のテストとしてまず複数人に行って貰う事になってる。龍牙にお願いしたい、これ自体は唯のインターンの再開と同じだけど……もしかしたら龍牙が動く事で動く何かがあるかもしれない』

『分かりました、精々いい囮になりましょう』

 

それが父との会話であり今回のインターンの実情、間もなく再開されるインターンの裏に潜む謎の影。唯の杞憂ならばと思いたい側面もある一方で確実に何かが潜んでいるという確信が心に打ち込まれている。本当ならば息子にそんな事を頼みたいなんて思いたくはなかったが世間が龍牙へと向けているものは巨大。

 

「リュウガ緊急の出動要請よ!!貴方も来て!」

「了解しました!!」

 

ピクシーボブに言われるがままにその背中を追いながらその現場へと向かう為に外へと飛び出す、だが車で移動するよりもドラグブラッカーで移動した方が早いとリュウガは黒龍を呼び出した。

 

「現場はマンダレイの現場よ、分身系と召喚系の個性持ちヴィランが現場を荒らしまくってるみたい。到着次第戦闘に入ると思うわ」

「了解しました、変身!!」

 

即座にビヨンド・ザ・リュウガへと変身するとドラグブラッカーもそれに応じるように変化し、ブラックドラグランザーへと変貌する。幸いな事にマンダレイがチームアップした上で活動している現場は此処からそう遠くはない、ドラグランザーを飛ばしていけば十数分で到着する。その背に飛び乗るとピクシーボブへと手を伸ばす。

 

「さあ乗って下さい!」

「ええ、お邪魔するわね!!」

 

その名通り、猫のような身の軽やかで龍牙の手を取りながら黒龍の背へと収まった。それを確認するとドラグランザーは咆哮を上げながら空を駆けて行く。雪も降る冷たい空気が肌を刺すように触れる、そんな彼女を庇うかのようにする。

 

「俺の身体は鎧で柔らかくはないですが」

「ううん、とっても柔らかいわ」

 

防寒仕様のコスチュームを纏っている、それでも冷たいものは冷たいが今は何も寒くも冷たくなかった。大きく背中に彼女は腕を回して抱き付いた。大きくて暖かくて強い背中に自分は安心して全てを委ねられた、何もかもを安心して預けられてしまうほどに大きな存在に龍牙は至っているのかもしれない。

 

『―――龍牙君を、ですか』

『うん。龍牙を何かの象徴(イコン)として祀り上げようとしている話が届いた。いや、既に祀り上げてるような節まである』

 

一時的に此方の事務所で彼を預かる事になった事で根津と僅かに電話をした際に出た話、それは何やら不安な流れがあった。異形型の集会のような場所で龍牙の事が頻繁に話題に上がっているという情報が上がってきた、良くも悪くも龍牙は世界に影響を及ぼし始めている。だから自分は自分が出来る事をする、それは彼の味方であり続ける―――それだけだ、そう思いながら回していた腕の力を強めながら彼に強く抱き付いた。

 

「ピクシーさん後2分で現場に到着します!!」

「了解、それじゃあ到着と同時にいっちょ派手に行くわよぉ!!」

「ドラグランザー行くぞ、乗り込むぞぉ!!」

『ゴアアアアアアァァッッ!!!』

 

空高くからバイク形態へと変形したドラグランザーはそのまま空を走りながら現場へと降下しながら、ヴィランが出現させたと分身体をなぎ倒しながら着陸しながら周囲に黒炎弾を降らしていく。その中からピクシーボブがバイクに寄り掛かるように地面に降り、個性を発動させ土魔獣を大量に生み出し四散させ行動を開始させていく。

 

応援要請から僅か15分、到着したリュウガとピクシーボブの尽力によってヴィランは即座に鎮圧された。そして二人はそのまま救助活動などに参加した。その活躍はTVで取り上げられるほどに素晴らしいものだったという。




活動報告にてある質問を募集中です。ご興味がある方は↓のリンクからどうぞ

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