僕のヒーローアカデミア~ビヨンド・ザ・リュウガ~   作:魔女っ子アルト姫

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模擬戦を行う黒龍

リューキュウ事務所、地下3階特殊訓練場。

 

「クッ……距離をっ――――!!」

「ウラビティちゃん危ない!!」

 

自らに掛かる重力を0にして宙に浮き続けているウラビティの腕に舌を巻きつけながら跳躍力を活かした高速移動でその場から撤退するフロッピー。先程まで自分達が居た場所には黒い炎の砲弾が撃ち込まれ、その背後に張った壁面に直撃して壁を焦がしながら一部を軽く抉っていた。

 

「はぁっ!!」

 

外した、だがそれに構わずに巨大な龍の砲門を肩に装着した黒龍は腰を落として反動に対する備えをしながら次々と砲弾を放っていく。そこまでの連射は利かないがそれでも相手に接近戦をさせないだけで黒龍からすれば大きな理に成り得るので問題はない。構う事無く利く範囲での連射を行い続けていく。

 

「ウラビティちゃん私にも!」

「うんっ!!」

 

咄嗟に彼女の身体にも触れて重力を0にした、それによってフロッピーの身体も宙を舞う。それは偏差打ちによってそのまま進んでいたら直撃していたであろう黒炎砲弾から回避しながらもその爆風で移動をする。加えてフロッピーは伸びる舌で上手く空中制動を利かせる事で無重力化にある身体をコントロールする。

 

「流石はインターン中コンビを組んできてただけはあるな……ならこれなら如何だ!!」

 

と再び連射を開始するリュウガ、それを見ながらフロッピーは無重力化を解除して貰いながら地上を疾駆していく。黒炎砲弾の軌道などは既に見慣れたと言わんばかりの迷いのないコース運び、そしてそれらを参考にするようにしながら、中空を舞いながら迫っていくウラビティ。地上に意識を向ければ一気にウラビティが、空中にフロッピーが。そしてこのままでもやがて双方の接近を許す事になる二面作戦、それに笑うがリュウガは両肩の砲門、ツインドラゴン・ブレイザー(常闇命名)に力を込めると特大の黒炎砲弾を放った。

 

「流石に当たらないわっ!!」

「さっきのに比べたら全然遅いもんね!!」

 

と軽々と回避していく、その砲弾は壁に直撃する―――のだが

 

「うわぁぁぁっ!!?」

「ウラビティちゃん!?これは爆風っいけないわ!?」

 

壁で炸裂した砲弾は大爆発を起こしながら途轍もない大爆風を生み出した。それによって自身の身体をかなり軽くしていたウラビティはその煽りを受けて吹き飛ばされるが如くバランスを崩してしまった。その上リュウガの方へと飛ばされてしまっている、最初からそれを狙っていたのがリュウガはその手に巨大な砲塔を抱えながら両肩のそれも合わせて照準をウラビティへと向けていた。

 

「やばいやばいやばいぃぃぃ!!?」

「ドラゴブレイザー・ギドラァ!!」

「ケロォォォッッ!!」

 

三つの砲塔、それから溢れ出していく黒炎は全く同時に放射されると幾重にも絡み合いながら三つ首の龍のように唸りを上げながらウラビティへと向かって行く。咆哮を上げながら迫っていくそれからウラビティを救うべき舌を伸ばしてウラビティを掴み、足のばねをフルに生かして後方へと飛び退いたフロッピー。後ろへと思いっきり引っ張られるような感覚を覚えるウラビティだが目の前ギリギリを掠るように過ぎた放射熱線に生きた心地を感じなかった。

 

「大丈夫、ウラビティちゃん?」

「あ、有難う梅雨、ちゃん……本気で、死ぬと思うた……」

「よくもまあ今の避けたな……流石に間に合わないと思ったんだけどなぁ……」

 

手に持ったそれを地面に置きながらも感心したような声を上げるリュウガ、加減こそしていたが確実に当てるつもりで放った常闇と一緒に考えて形にした必殺技。遠距離対応の為に開発した必殺技、近距離に潜り込まれると非常に厄介なウラビティを警戒する為に距離を取り続ける為に使用した。だがフロッピーが素晴らしい反応速度でウラビティをフォローして攻撃を躱し切ってしまった。

 

「そこまでっ!!本当に良い動きをするわねウラビティにフロッピー、以前のインターンの時とは比べ物にならないレベルだわ」

「うんうん!!本当に凄いよね!!」

 

そこまでの段階でリューキュウが模擬戦の終了を宣言する。此処まででもう十分だろうという判断と自分がインターンの自粛期間中のレベルアップの確認をするのが主目的なのでもう十二分に見た。あれからも本当に色んな事を経験しながら大きく成長している事が見て取れてリューキュウとしては本当に満足である。

 

「いやでも本当に決定力の凄さが分かった気がする……龍牙君凄すぎ……」

「龍牙ちゃんの場合は決定力の塊みたいなものだものね」

「まあ彼の場合はね……本当に手札が多いから」

 

視線を向けてみるとねじれに砲塔を見せて見せてと言われて見せながら持たせてと強請られている龍牙の姿がある。彼の場合は本当に出来る子の範囲が広い上に多いので本来ならば必殺級の事を見せ札として相手の行動の制限や誘導に使用した上で別の手札で相手を仕留める事が出来る。

 

「龍牙君これよく持てるね~私も何とか持てるけど」

「いや持てるだけで凄くないですか、それかなり重いんですよ?俺でも苦労して持ってますから」

 

加えて唯一の泣き所であった遠距離攻撃にも対応できるようになってしまった龍牙、先程の攻撃にしても本当にどんどん高みに昇って行ってしまっている。本当に卒業後はサイドキックではなくてもいいから事務所に入って貰えないものかと真剣に思っているリューキュウ。

 

「リューキュウ、私さっきウラビティちゃんをフォローする時に思ったのだから私のジャンプって攻撃とかにも確り応用できるかしら。勢いを付けて蹴るとか」

「十分ね、リュウガにキックのコツとか聞いて見て実践してみるのも悪くないわね」

「えっと私は……あっそっか、無重力に出来るんだから重い物を常備してそれを投げて途中で解除するとか……」

 

「わぁぁぁっ龍牙君これ返す重い~!!」

「ちょっと先輩なんで投げ渡すんですかってわあああぁぁぁっっ!!?」




リューキュウ姉さんとの絡みを猛烈に書きたい。

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