ばうえもんのネタ供養 作:ばうえもん
それは小学生の時の話しだ、俺は爆豪とひと悶着あった結果クラスメイトからの虐めでシカトされていた。
見返す為に本格的に戦闘を前提とした方向で訓練を始めた俺だが、どうせ原作ブレイクするのなら徹底的にしてしまおうと無個性で俺とは違った位置で底辺だった緑谷出久に声を掛けた。
それからなんやかんやで二人で体を鍛えて、個性が無い出久のハンデを埋める為に氣と魔力を目覚めさせて運用方法を仕込んで並みの増強型なら正面からねじ伏せるだけのパワーを使えるようにした。
正直に言えば出久は思考が武器であることを考えると術者方面が適正高いと思うのだが、本人が重度のオールマイトファンなので力 is パワーの脳筋ビルドを希望した。確かに長い修行を続けるのならば本人のモチベーション的にはそれが正解だったのだろう。最終的には俺がカバーに入る前提での身体能力極振りのビルドで落ち着いた。
正直に言えば体格的に素の身体能力の上限が低いのでパワーファイターは向いていないのだが、奥の手として咸卦法も仕込んだから(魔力も並行して鍛えたのはこの為)短時間なら日本のトップヒーロー相手でもパワー負けはしないと思う(なおオールマイトは例外、アレの半分はアメリカで構成されているから)
そんなこんなで中学二年まで出久を鍛え上げて、未だ二式しか習得していないがどうにか来年の雄英受験の目途が立って俺は油断していた。
或る日テレビのニュースを見ていて飲みかけのお茶を噴いた。近くの商店街で人質を取ったヘドロ
中学から校区の違いで別の中学校に通う関係で時間がズレ始めた為に普段の行動は別々だった。そして俺の知らないところで出久のヤツはしっかりと原作通りのヘドロ事件フラグを回収してやがった。慌てて電話で連絡してみれば後の祭り、既に体が出来ていた出久はオールマイトの個性を継承したのか俺に個性が目覚めたとウソを付いたのだった。
そして今俺達は不法投棄された粗大ゴミで溢れる海岸で向かい合っている。影でコソコソしてる骸骨面が元凶だな
「氣を使うなってどうして?
確かに使おうとすると個性の制御が乱れるけど」
あー、クソ、事前にわかってりゃ文珠を使ってでも調整したんだが。
「そういう物だからだ。ぶっちゃけ個性のせいで体の作りが個性を十全に扱える方向に変化して行くから前提条件から変わってくるんだよ」
「今は差異が少ないからその程度だが将来的には害悪になりかねんから二度と使うな。これは純粋に警告だ」
「魔力はどうなの? これも駄目かな?」
「そっちもお前は経絡系での使用を前提にしてたから同じだ。俺の様に術者系なら使えるかもしれんが」
「そっか、個性が使えるし仕方ないのかな」
コイツ今までの努力がふいになったのに仕方がないと軽く済ませやがった。俺との数年はその程度だったんかよ
ああそうか、オールマイトとの半日に勝てないわけか。
「どうして
「えっ? 相談なら今している…」
「だから
「何を言っているのかな。急に目覚めたのに事前にだなんて」
そうか、話す気が無いのなら俺達は此処までだな。
「これは純粋な警告だ。俺が教えたモノは全て捨てろ。技術も訓練メニューも全てだ」
「えっ? なんでそんな意地悪を」
「意地悪じゃない。師匠替えをするのに古いやり方を続けるのはそこでコソコソ隠れている奴にも失礼だからだ」
出て来る気はないか、傍から見りゃ違う意味で修羅場だかんな。実際俺の心情的にはそうだが
「えっと、両方とか無理なのかな?」
「無理だろ、併用出来ないのに続ける意味は無い。お前が
「なっ、なんで?」
「ちょっと、忠雄君! 待って!!」
踵を返して浜辺を立ち去る俺を追ってくる気配がしたので振り向きざま足元に嵐脚をぶち込み砂浜を分断する。二人の間に出来た亀裂で関係を終わりと意識させる為だ。
カッコ付けたつもりが二人して盛大に砂被っちまったぜ。締まらんな…
まっ、爆豪は相変わらず「かっちゃん」なのに俺は最後まで「忠雄君」だかんな、元から距離は有ったんだろうさ
NTR嶋
うーん、俺って独占欲強い束縛タイプだったんだな。
ある意味手を付ける前で良かったかも。今ならまだ諦められる
しかしかけてきた時間を考えると全く元を取ってないのはムカつく。せめて童貞くらい捨てたかったな(最低)
俺の名は横嶋忠雄、幼馴染の緑谷出久(♀)をオールマイトに奪われたNTR系オリ主だ(違います)
しかし進路はどうしたものか、元々ヒーローに成りたいとか本気で考えてたわけじゃない。結局のところ爆豪を見返したいのが始まりで、その後は出久に付き合って一緒に目指していたからだ。
その上現実問題として現状の俺は無個性の出久と組む前提のビルドだからソロだとパフォーマンスが落ちるしなぁ、かと言って他の誰かじゃ前提条件から変わってくるしどうする?
やっぱ止めとくか?
まあせっかくここ迄頑張って来たし気持ちに区切りをつける為にもパーっと記念受験でハジケるか。
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雄英ナウ
ただいまアホ面晒して巨大ロボを見上げおります。あっ、あそこ逃げ遅れた奴がいるな。
別に試験結果はどーでもいいから救助しとくか
「てか皆逃げるのな、なんか萎えるわー」
「当たり前だよ、戦う意味ないんだから逃げよ、合格しなきゃ意味ないんだからねっ」
瓦礫をどかして助けた透明女子が律義に相槌をくれた。逃げりゃいいのに自分を助けた俺が逃げないから残っていやがる。
それにしても普段から透明で自己主張が薄い為にそうしていたのかオーバーリアクションでわちゃわちゃされても現在真っ裸なので見えない
俺には見えるから救助出来たんだが言ったら変態扱いされそうだな
「あー、俺記念受験だからその辺どーでもいいし馬鹿やるのも一興だから行くわ。じゃっ、合格するといいな。頑張れよ」
「えっ!? ちょっと 行っちゃった。記念受験だからってなんで立ち向かえるの?」
月歩で周囲を見て回るが逃げ遅れた人影は無し、んじゃテキトーに咸卦法からの豪殺居合拳でボコるか。六波羅式どうしたって?
楽勝でした、俺TUEEE
……気持ちに区切りをつける為に受けたけど、むしろなんか萎える現実に晒されて虚しい受験だったな(現役JCヌードご馳走様でした)
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「思わず
「しかしもう一人の撃破者である04540番と比べると一段落ちる。
先ずは周囲を確認の上安全の確保、それから機動力を奪うように攻撃、最後に上空からの攻撃で破壊、周囲に被害は皆無だ」
「一見一撃で倒した彼女の方が派手だが。後先考えない突撃で破壊した挙げ句に残骸で建築物に被害を出した彼女とは違い、時間を掛けて被害を抑えたのは余裕が有る故だろう」
ここまで横嶋の行動は好意的な評価で一致していたのだが、校長から疑問の声が上がった。
不正を疑うわけではなく、それは純粋な好奇心からの発言である。
「だが問題は……この空中移動や真空波の斬撃は六波羅式だね。実際に見ないと本物か紛い物なのかは確証は持てないけどまさか確認されている十二家以外に使い手が居たとは」
モニターに映るのは試験スタート直後、月歩での空中移動で一気に先頭へ躍り出て嵐脚で前方のターゲットを纏めて刈り取る横嶋の姿だった。
「念の為に問い合わせてみますが、分家でも聞かない名前ですね」
校長に応えるのは戌の個性を持つハウンドドッグ、凶暴な見た目に見合うだけの実力者でいて実は希少な治癒能力も持つ。ただ患部を舐めるというビジュアルが問題となり余程の事がない限り使用されることは無い。
想像して欲しい、成人男性が年頃の女性をペロペロするなど事案一直線ではないか。
「これは一度面接して見る必要が有りそうだね」
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再び雄英ナウ
ただ今校長先生と犬の異形型の先生と面談しております。
「わざわざ来てもらって済まないね。実は入学前に是非とも確認しておきたい事が有るのさ」
「いえ、自分もお伝えしないといけない事がありますので」
「そうかい。では先ず君の六波羅式について聞かせて貰えないかな?
十二家以外で継承が確認されたのは初めてだから是非とも情報交換を前提とした……」
「その、済みません、それ話さないと駄目ですか?」
「入学する以上は疑問は晴らしておきたいのだがな。無論犯罪行為の疑いではなく純粋に六波羅式の情報についてなのだが」
ここである意味爆弾を放たなければならない。俺は別に悪くないハズだけどこの流れだと怒られそうだな
「それがですね、首席合格とのお話でしたが入学を辞退しようと思います」
「「えっ!?」」
「記念受験で受けただけなので雄英ヒーロー科に通う気は無いのです。
ヒーローに成る気も無くなりましたので、この先皆さんと関わる事もないでしょうし話す必要もないですよね」
雄英の校長室に何とも言えない沈黙が訪れた。
だが事前に調べた受験要項には別に記念受験とか合格辞退の禁止はされてはいないので何の問題も無い
『僕は悪くない』
『だって』
『何もルール違反はしていない僕は悪くないのだから』
「「心情的にはアウトだよ!!」」
その日雄英高校に根津校長とハウンドドッグの叫びが轟いた
特にオチは無い。
説得されて留意してB組行くもよし、普通科行くもよし。
A組行かないのはやる気が無いので除籍されるから。
流石に説得して通わせておいて除籍は不味いのでクラス分けには気を付ける校長先生
あと遂にハーメルンにて主流のTSタグが付きました