ばうえもんのネタ供養 作:ばうえもん
ここは雄英高校講堂、問答無用で渡された原稿を暗記した俺は若干のアドリブを交えて新入生代表挨拶をしている。
原因はA組の担任が入学式をブッチしたからである。何考えてるんだ?
登壇の際にアナウンスで次席と紹介されたのだが当然出席者は困惑している。首席ではなく次席、言い換えれば首席に届かなかった奴だ。ある意味さらし者である。
正直当日になっていきなり首席が居ないからって新入生代表挨拶を振られる方の身にもなって欲しい。なんでも何かというと合理的ではないと言って周囲の都合を無視する迷惑な奴のしわざらしい。いやはや、自身の効率重視の為になら周りに負担を強いるのが合理的とは恐れ入る。ホントに合理的なのはちゃんと根回しを済ませて他者にも無駄な事させない事だと思う所存である。
なんて感じの内容をオブラートにつつみかつもっともらしく聞こえるようぶちまけた。以上が次席からの挨拶でした。
ところ変わって1年B組の教室、波乱の入学式も無事?終了して午後から早速体力測定を実施するとの事。
そうそう、こういうのでいいんだよ。こういうので。
それはさておき……
「すみませんブラド先生、オレは何処で着替えればよいのでしょうか?」
「よし横嶋、さっさと更衣室へ行こうぜ!!」
「男子何考えてるのよ! 行きましょ、横嶋」
「タダオはワタシと一緒にイクのデス」
「なんて羨まじゃなくてソイツは元男だぞ!!」
「今は女の子じゃない。戸籍でも女の子なんだから気にしてもしょうがないでしょ」
「あー、盛り上がっているところ悪いが、ちゃんとその辺りの対策はしてあるぞ」
良かった!!
ちゃんと事前に出した要望は聞き入れてくれていたらしい。入学式のせいでちょっと不信感に囚われていたのだがそこら辺はちゃんとしていたようだ。
「このご時世、両性や無性の異形型や横嶋のような個性の影響による問題も有るからな。雄英にはちゃんと個室の更衣室も準備してあるので事前に申請してある。ほら、これが鍵だ」
「流石はブラドキング先生!! 一生憑いて*1いきます!!」
「いや、ちゃんと卒業して巣立ってくれ。教え子と余り親しくすると色々と邪推して騒ぎ出す連中も居るしな」
「うっす!!」
つーか舌打ちすんな、女子
オレの名は横嶋唯生、個性:霊能を持つ転生者だ。昔から自分の中に何かが潜んでいそうな気がしていた(中二病では有りません)のだが、第二次性徴期に入ったとたん中の人達(♀)が目覚め、その影響でトランスセクシャルしてしまった元男「横嶋忠雄」の成れの果てだ。
トランスセクシャル直後は霊拡張の術を使って男の皮を被って誤魔化していたのだが、生理にビビった為にお袋にバレてしまったのが運の尽き、娘が欲しかったとか言い出してあれよあれよと改名やら個性届けの変更やら済まされた挙げ句、中学はお嬢様学校を受験させられてしまった。
A組の八百万さんとか同年代のお嬢様達に知り合ったのもその時なんだが、まあ女になった途端女子にモテるとかなんなんだ?
外見はお袋似かというとそうでもない。髪質が親父似なので会った事ないけどおキヌちゃんみたいな外見だ。
なんせ椎名先生って顔のパーツ同じdaゲフンゲフン
「やはりお姉様とお呼びするのは駄目ですか?」
同い年だろうが!!
「僕はTS百合もイケるから!!」
吹出ならわかってると思うが*2、ちゃんと棲み分けしないと荒れるからな
「エルダー投票はタダオに入れるヨ」
雄英にそんな制度は無いから!!
「ん」
精神的にはノーマルカプだからOK? そう思うんなら男子扱いしてくれ
「お前らLGBT問題は色々な方面が口を出して複雑だから気を付けろ。マスコミの餌食になりたくなければ冗談でも茶化すような真似はしてくれるなよ」
そんな感じで社会が個性、すなわち"個"の存在を重視するようになったこの世界。その最先端である雄英高校ならTS転生者も安心です。
この世界ではTSした弊害でおきる嬉し恥ずかしなエロトラブルは極力排除される風潮であった。
だからこの物語は特に山も落ちも無いのだ。残念、無念
TSとか俺に書けるわけないだろ(白目)
マジな話ヒロアカ社会なら公的施設ではちゃんとしてくれると思うんだ。
マグ姉?
個人の主張と社会はまた別問題だからな、そういう不幸は減らんだろ(人間不信)