ばうえもんのネタ供養   作:ばうえもん

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転生者さんが同期の格闘ロリ娘さんと付き合っているという噂が流れています。
同時に小さい子が好きとか小さい胸が好きという噂も流れていますが…まさか彼女の自作自演ではないでしょうね。



おむすび ちょろイン すっとんとん

転生者さんのロリコン(無駄知識より)疑惑は当人同士の問題ですのでどうでも良いです。

生き馬の目を抜く世の中ですので、格闘ロリ娘さんにしてみればそのような噂が有れば牽制に利用するぐらいの図太さが必要でしょう。

問題が有るとすればそれが真実だった場合は私のフラットボディーが彼の琴線に触れないかという事ですね。考えてて哀しくなりますが…

余談ですが実は私ここでは年長なんですよね。

 

 

私が産まれた場所は南方の島で、周囲に海竜が生息する為に島から脱出する為には相応の力を付ける必要がありました。流石に海上を戦って抜けるのは無理がありましたので、縮地による脱出を計画して修得出来るレベルまで氣の運用を鍛えたのですが、流石に一朝一夕とは行かずに地元では嫁に行く年齢になってしまいました。行かず後家になるとかかんとか騒音が酷かったですね。

 

なお縮地を使う移動には幾つかの欠点が有り、そこへ私の無知も加わり死にかけたのはまた別の話です。

 

 

転生者さんは入学順位が5位以内の4人でパーティを組みました。実力主義の世界で有る以上は順当ですね。

ちなみに5位以内の残りの1人は私ですがボッチです。余り大っぴらに出来ない事情が多いのでしょうがないのです。ええ、決して無視されているわけでは無いのです。

普段からちょっと氣を抑えて気配を消しているだけで、影が薄いわけでもありません。

 

そんなある日の事、残り僅かになったお米を購入する為に町へと出かけました。

島を出て何が良かったかといえば、小娘の稼ぎでもお米をお腹いっぱい食べる事が出来ることですね。もう貧しい島の生活へは戻れそうにありません。

などと食欲に支配されていた為か不覚にも彼の接近に気付きませんでした。ええ、今現在隣でお米の物色をしているんですよ。それもこれもお米が美味しいのがイケナイのです。

そんなわけで気配を消しつつ離脱しようか…いや、今購入しないと明日の朝のご飯が…しかし…

等とグズグズしていたのがいけませんでした。

 

「君は冒険者予備校でいっしょだよね」

 

ええ!頑張って存在感消していたのに気付かれていたのですか!?

 

「偶におにぎりを美味しそうに食べていたから印象に残っていたんだ。俺のパーティメンバーは米を出したら食べるけど自分からは食べないからな。美味しいのにな」

 

「そうですよね!お米美味しいですよね!」

 

全てはお米が美味しいのがイケナイのですよ。あっ、いや、そんな理由で気付かれていたのですか?!

 

「ちなみにおにぎりの具は?」

 

「「ぐ」ですか?」

 

「ん? 具じゃ通じない? 中に何を容れるのが好きなのかなって」

 

「えっ? 梅干し以外にも容れるものなんですか!!」

 

なんですって!それは一大事です!!

 

「えっ、マジ!? それは人生損してるだろ」

 

「そっ、それで、いったいどのような物を中に」

 

「いいから落ち着け、店の迷惑になるから先ずは買い物を済ますぞ」

 

「そうですね。明日のお米を買いに来たのでした」

 

なにか、クール系かと思えばこんな娘だったんだとか聞こえた気がしますが気にしません。ええ、それより今は買い物に集中しましょう。

 

「それで、ええっと、何て呼べば「ユエです」ユエは時間あるか?昼が未だなら実際に作って食べるのが早いから」

 

「ええ、そうしましょう!!早速作りましょう!!」

 

「落ち着け、具材の材料も購入しに行こう。場所は家でいいか?」

 

「喜んでお伺いします!!」

 

「いや、どんだけ楽しみなんだよ」

 

何か呆れられている気がしますが、それは既に答えを知るが故の余裕でしょう。私と同じ立場なら彼だって気が急いて仕方が無いハズです!

 

 

途中私の下宿に寄りいくつか荷物を回収して上級区画にあるお屋敷へやって来ました。どうやら転生者さんは順調に成り上がっているようですね、おかげで少し冷静さを取り戻す事が出来ました。

妙な勢いでここまで来た2人ですが、お屋敷を見て若干引き気味の私の姿に転生者さんも勢いが削がれたようです。

 

「えーと、どうする?」

 

「虎穴に入らずんば虎子を得ず、覚悟完了です!」

 

「俺の家は龍の巣かなんかか…」

 

呆れつつも時間が惜しいと裏口から台所へ直行されました。なんだかんだ言いつつも彼もお腹空いたのでしょう。

 

 

「さて、ご飯が炊けるまでに次は具材の準備をしよう」

 

湯気吹く土鍋をバックに彼は宣言しました。

しかしご馳走になってばかりではいけませんね、ここは我が調理スキルと調理魔法の奥義を持ちいて産み出された究極調味料の出番でしょうか。

 

「では椀は任せていただけますか、お米に合う良い物が有ります」

 

というわけで魔法の袋から家から持ってきた壺を取り出します!

 

「…味噌……だと…」

 

「地元の調味料なのですがご存知でしたか」

 

「味を見ていいか? ここに俺が自作した物が有るから比べてみたい」

 

「いいですよ、では私も」

 

というわけで二人で味見

 

「くっ、俺のより旨い」

 

「そうですか? これは癖がなくて使いやすそうですね。

 私の味噌を誉めていただいたので味噌汁は私が作りますね」

はぁ~、昆布の佃煮、肉味噌、魚卵の醤油漬け、塩鮭

このような世界があったとは…、確かに私は人生を損していました。

大切な事を惜しげもなく伝えて下さった転生者さんにはいくら感謝しても足りませんね。

 

「味噌汁旨いな、何かほっとする。やけに美味く感じるが人に作って貰ったからか?」

 

「確かそういうの有りますね、貴方が握ったおにぎり美味しいですよ」

 

冒険者予備校に入学する為に義姉さんと別れてからずっと一人でしたから誰かと食事するのは久しぶりです。

 

「よし、デザートに甘味も作るか」

 

なにか生暖かい視線を感じましたが甘味に免じて追及はしないでおきましょう!

 

 

 




即落ちユエさん
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