ばうえもんのネタ供養 作:ばうえもん
謎の中國人が出てきますがこの時空では基本無害です。
飽くまで商品を提供するだけで、被害に関しては使用者の自業自得なので彼に罪はありません。
商品自体は違法とか合法以前の問題だけどな!!
俺の名は横嶋忠雄。
ハードボイルドが似合うと巷で話題の少年執事だ。
どうせ自分の罪を数えてただけだろうって?はっはっは、ばかだなあ。
今雄英高校で帽子がサマになる男っていや俺なんだぜ?
もっともバンダナ標準なんでまともに被ったこと無いけどな!
「人を愛することが…罪だとでも…? っと」
「横嶋おはよー。……うわ、朝早くから勉強? 課題忘れたの?」
「ちょっと早く着いたから個人的なレポート書いてんだよ、早起きはサンクレッドだぜ! お前に相応しいソイルは決まった!」
「
「がんぶれいかぁ!?」
痛たた、拳藤の奴め、個性:大拳で脳天に手刀突っ込みは激し過ぎるぜ。お約束とはいえこんなの毎回受けてる物間はM男、はっきりわかんだね
「なにか不本意な視線を感じて凄いイラってきたんだけど」
「おはよう物間、気のせいだろ。あっポニーもおはようー」
「グッモーニン!」
「んっっ」
「小大もおはようさん」
机の上でこれ見よがしに何かを広げている俺の元に暇人達が押し掛けてくる。丁度良いから実験に付き合って貰おう
拳藤、物間、ポニー、小大、鉄哲、柳、小森と、何気に女子率高いせいか向こうで四天王が腐ってるな、腐るぐらいなら混ざればよかろうに…しゃーねーな
手招きしてやると嬉しそうに近付いて来た。これでクラスの半数以上が揃ったか
「で、レポートって何を始めたの?」
「うむ、よくぞ聞いてくれた。
先日横浜で中華味巡りを楽しんでいたところ路地裏で胡散臭い自称中国人に呼び止められてな、なんでも中世の錬金術師ドクターヌルが作った大発明品、その名も『ヌル式洗脳装置 けむりの少ない微煙タイプ 10巻』(税別:¥336)だそうだ。余りにもお得なのでつい買っちまった」
「「「「「「「「「絶対騙されているよ!!」」」」」」」」」「んっ」
「ドクターヌルはデモンフィッシュの悪魔だたて噂あるデース、ダイジョウブ?」
「俺も流石に怪しいとは思うが、調べてみたら裏世界で有名な
「また
「メタ発言は程々にして、それにしても裏世界とかヒーローとしてどうなの?」
鱗の些か内情に踏み込み過ぎた発言を首トンパニッシュで黙らせる姐御、バイオレンスぶりに戦慄する周囲に対して何事も無かったの様に話を続ける。何気に
「社会の暗黒面じゃなくて文字通り世界の裏側な、トワイライトだったりアウターだったりするSFホラー的なゾーンのマキシマム」
「そっちはそっちでウラメシイわよ!!」
しかし裏だのなんだの言っているが机の上には
「これ知ってるノコ、「蚊取り線香」って言うんだよね」
「キャンプとか野外活動では未だ現役と聞いてはいるけど、現物は初めて見たな」
問題のブツだがGS美神16巻171ページの左下でヌルがグルグルしているヤツだ。うん、騙されたと思うよネ
ふむふむ、この蚊取り線香みたいなのに四角クランクみたいなのを挿して、こう手でシャフトの中ぐらいを持って、ぐるぐる回すのか。そのまんまだな
さて、明らかに人を馬鹿にしたこのぐるぐるをどう使おうか。なんか誰に使っても洗脳とか関係無く殴られそうだ
「んっ」
「えっ? 興味あんのか? んじゃそーれぐるんぐるん」
「……」
「ぐるんぐるん」
「んっ」
「洗脳されたから今から俺の言いなり? 何でも命令しろ? 嘘つけ」
「いやあんた自分でやっといてそれは無いでしょ、遊びなら最後まで続けなさいよ」
いやでもなぁ、棒読みで洗脳されたとか言われても。その癖目の奥がギラついてるからかコレに乗ったら碌な事にならんと霊感が警鐘を鳴らすんだよ。
「いい匂いがするからインセンスかもしれないノコ、ライターあるし火を付けてみるキノコ」
そういやライター付属しているな、10巻き入っているなら消耗品の可能性が高いから案外火を付けるのが正解か?
「教室で火を使うと怒られそうだけど……いい匂いだわ」
「そーれ、ぐるぐるキノコ!!」
そう言って何時の間にか小森が手にした『ヌル式洗脳装置』に小大が火を付けた。あっ、パッケージに『けむりの少ない微煙タイプ』って書いてあるぐらいだから火を付けるのが正解だわ
そして小森は感心する俺と呆れた顔の泡瀬の目の前でぐるぐる回転させる、ぐるんぐるん、そういや「うずまき」ってホラー漫画があったっけ?ぐるんグルン、渦巻き自体が何か神秘に関連するのかな?ツェペリ一族の「黄金の回転」とか最後は次元の壁をぶち抜くし、ぐるるんぐるるん、俺の精神防壁をぶち抜いてもグルグル仕方がな…
「あれ? 二人ともどうしたの。やだなぁ、冗談キツイよ」
[Darling...Kiss immediate]
「まさかホントに効いたノコ!?」
「まっさかぁ、泡瀬、ジュース買ってきて。人数分ね」
『おう、行ってくるわ』
「ちょっ、まてまて、ああ、走って行っちまった。これがホントならシャレにならんぞ」
「おい鱗、売ってる人知っているんだよな、連絡取れないか?」
「えっ? いや知る人ぞ知るって感じで連絡先までは」
急に無言になった横嶋と泡瀬、冗談だろうと拳藤が軽い気持ちで泡瀬に命令したらすぐさま動き出して軽いパニックなる一同。だが、そこで動き出す影があった
「タダオは私のボーイフレンドね」
『ああ、俺はポニーの彼氏だったんだな』
「OK! だから放課後はデートするデース」
「「「「「ハッ!?」」」」」
『おう、楽しみだな』
「これでハズバンドげっちゅデース❤」
そこには横嶋に自分が彼女だと偽情報を刷り込むポニーが居たのであった
「「「「「なにしとるかーーー!!」」」」」
「何やってんの、洗脳なんかに頼らずに普通に告白しなよ!! 横嶋なら喜んで受けるでしょ!!」
「無理ダタよ、タダオは草食系だから誘惑してもダメでしたデス」
「ええい、このヘタレが原因か!!」
「いやヘタレだからって洗脳は拙いだろ、とにかく何とかして解かないと」
とにかくこのままは良くないと横嶋に腕を絡めるポニーをクラスの女子が引き離す。特に数名力が入っているようだが彼女達の正義感故の事だろう。そういう事にしておく。
そして男子は洗脳状態なら言葉でなんとかならないか試してみる
「おい、横嶋、お前に彼女なんて居ない。わかるな」
『おいおい回原、自分が
「殴るけどいいよな、返事は聞いてない!!」
「落ち着け回原、そいつは洗脳されてオカシクなってるだけだから」
「うるせー! どーせコイツはなんだかんだでモテてるから俺達の事を影で笑ってるんだよ!!」
窘める円場に眼の幅の涙を流しながら食ってかかる回原、何気に"俺達"などと同類扱いされて若干イラッとしつつも円場と鱗は横嶋に殴り掛かりそうな回原を止める
「泣くほどかよ!! いや確かに女子に囲まれてていい加減一人に絞れってイラってくるけど」
「落ち着こう、どうも最初に命令した人間の言葉しか聞かないみたいだね。
それにしてもホント横嶋は騒動ばかり起こしてくれるね、フォローするこっちも身にもなって欲しいよ」
物間の推測から全員の視線がポニーへと
「「「「「「「「……」」」」」」」」」
「テヘッ❤」
「「「「「「「「横嶋じゃあるまいしそんなんで誤魔化されるか!! はよ止めろ!!」」」」」」」」」
『俺のことチョロ助みたいに言うなよ、可愛い彼女が相手ならそりゃわかってても誤魔化されるだろ?』
「「「「「チョロ助は黙ってろ!!」」」」」
「アーン、せめてKissくらいシタかたデース」
『キスしたいのか。わかった、キスは……フレンチキスでいいのか?』「イエス!!」
突如反応した横嶋に食い気味に返答するポニー
「「「「「「「「「……!?」」」」」」」」」」
「誰か横嶋を止めろぉおおお!!」
「ちっッ、面倒かけやがる」
『なんだ、自分が独り身だからって恋人達の逢瀬の邪魔をするのは感心せんな。だが漢横嶋忠雄! この程度の障害に屈すると思うなよ!!』
これが放課後横嶋の部屋でならもういっそこれが原因で責任取ってくっつけとか思わなくもないが、教室で朝からは流石に拙いと思った物間は咄嗟に周囲に指示を出すが
当の横嶋は視認可能な程の高密度のエネルギーを纏い身体強化を発動してお得意の中国拳法の構えを取るマジ具合、これは一筋縄ではいかなそうだ。
「ええい、なんで体育祭より気合入ってんだよ!! 塩崎っ!! コピーさせてくれっ!!」
「わかりました。では私は左から攻めます」
碌に打ち合わせが無くともすかさず鉄哲が横嶋の正面に立ちはだかり、そのタイミングで物間と塩崎がツルの壁を作り進路を制限する
そこへ背後から拘束すべく獣化した宍田が強襲するが横嶋は背後を見る事も無く絶妙なタイミングで一歩下がり宍田の懐に潜り込む、咄嗟のことで掴み掛かるタイミングを外され対応が遅れた宍田を鉄山靠で浮かせる。こうなると横嶋のペースですかさず繰り出された電装脚で顎を揺らされて意識を刈られる
体育祭で最強を争ったライバルを一瞬で沈めた横嶋に周囲が戦慄するなか果敢にも突撃する人間が居た。先ほどディスられた回原だ!!「
「強いっ! 普段より躊躇いが無いのか? それともスケベ心でブーストされてるのか!?」
「スケベ違うヨ!! ラブラブぱわぁデース」『そうだっ!スケベ心とか心外だぞ!! 前からベタベタされて辛抱たまらんかったなんてないからな!!』
(((((((思いっきりスケベ心じゃねーか)))))))
接近戦は危険と判断した物間は塩崎に合図を送り2人がかりで拘束を試みる。決して不甲斐ない男共に見切りをつけた塩崎の発する圧に負けたわけではない。しかし体育祭でもツルで横嶋の拘束は出来なかったのに今の原典並みの煩悩ブーストに覚醒した横嶋に通じるのか!!
だが塩崎とて当時とは違う!! 氣の身体強化の習得によりツルの強度やパワーが格段に強化された。同じく氣を使いこなす物間も塩崎程ではないが器用にツルを強化する。氣による身体強化が可能な物間は場合によってはコピー元以上の力を発揮するのだ!!
……が、ツルが横嶋を拘束するもたった一言『
【次元刀】
フォルティッシモとか魔戦将軍とか桑原和真とかメダジャリバーとか陸上自衛隊S.A.T.F.とかチェシャ猫等とにかく空間断裂を起こす事により対象を切断する防御無視技。その設定の中二力の高さがクールでカッコ良い為にフィクションに於いては80年代から定期的に現れる超絶技法である。下手に強すぎる為か使用者は主役ではなくサブキャラが多いのが難点だ
とうぜん80年代辺りからの漫画を嗜む横嶋も再現していたのだが、防御無視という特性上手加減が出来ないので今まで秘匿していたのだ!!
こんなタイミングで最強の手札を切る様は非常に馬鹿馬鹿しいのだが、可愛い彼女のおねだりを叶える為に全力を尽くすのが彼氏の務めなのだ!!
何が起きたか分からない周囲の人間に対して容赦なく動き出す横嶋、進路上に立ちはだかる鉄哲は対霊仕様の調整で非物理干渉故に逆に物理防御を貫通出来る
「わぷす べ、べりー怖いからストッ ふむぐっ!?」
だがその彼女(偽)はバーサークアサシンと化した横嶋に流石にこれは遣り過ぎたと今になって怖くなった
ポニーは自分を拘束していた拳藤を盾にして逃げ出そうとしたのだが時既に遅く、グワッシと背後から横嶋に肩を掴まれてぐるりと半回転、向き合う形で壁に押し付けられた。いわゆる女子憧れの壁ドンというヤツだ。ただし傍から見ると殺人鬼に壁に押し付けられた被害者の様だったとは手を出さなかった為に無事だったクラスメイトの証言だ。自業自得故に誰もポニーを助けようとしない、だって今の横嶋はウラメシイから
「むぐっ」
「うぐぐっ」
「むーーっむふっ」
「んくっ んっ」
「んくっ んっ」
ただ今規約に抵触する可能性がある不適切な表現が繰り広げられております。 しばらくお待ちください。
ばうえもん
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ちょ~んとばかりに茹で上がり昏倒して白目を剝き涎を垂らすポニー。女子としては些か見せられない姿ではあるが、緩む口元が満更でもなさそうなのが腹立たしい
『んっ、やりすぎたかな?』
そこへとてとてと洗脳装置片手に近づく影があった。ポニーの惨状で真っ赤になる女子や前かがみになる男子のなかで唯一マイペースに機会を伺っていた小大である
「んっ」
『なんだ、俺は別に正気だぞ』
「んっ」
『酔っ払いの酔ってないは信用出来ない? いや一緒にすんな。つーかグルグルやられると微妙に腹立つな』
「んっっ!」
『グルグルじゃなくてルグルグって、ああ、逆回転ね、だから俺は別に 俺は、………やべぇ」
「解けたノコ!!」「んっ!」
どうやら洗脳が解けたのか自分のやらかした事に気付いて真っ青になる横嶋のフォローは小大に任せて、ジュースを買って戻って来た泡瀬の洗脳を解く為に洗脳装置を持って近付く小森を筆頭に無事な人間で倒れ伏すクラスメイトの介抱をするのであった。
Mind Control(される)横嶋 (完)
後日談
あの後はホームルームの為に教室に入ってきたブラド先生がすわ校内暴力かと取り乱して大変だった。
件の洗脳装置は没収されてラボで解析した結果結構強力な催眠作用がある薬物だったようだ。お陰で危険物を持ち込んだとむっちゃ怒られて謹慎一週間となったのであった。
なお騒ぎを大きくしたポニーも三日の謹慎
ポニーは加害者の一人とされたが同時に洗脳状態とはいえ俺に衆人観衆の中で唇を奪われた被害者でもある。本来ならば俺が何らかの責任を取るべきなのだろうが…
『彼女居る身だから責任は取れんよなぁ』
俺は彼女に腕枕しながらなんともなしに呟いた
「んっ❤」
謹慎しているにも関わらずに俺の部屋に泊まり込む彼女も問題だが、それを拒めない俺はどうしようもないな
本編でポニーとイチャコラしてない事に気が付いてキスさせてみました。
結果コレジャナイ感が酷いキスでした。