至らない点が有るかもしれませんが、よろしくお願いいたします!!
夜の帳が降りたハートランドシティのとある緑道を、一人で歩いていた。
俺の名前は影村 光夜(かげむら こうや)。歳は……16か17ぐらいだったと思う…両親を小さいときに亡くしているため、自分の年齢も定かじゃない。別に悲しくも何ともないが。
昔から一人で生きてきた訳だから、今さら父親が欲しいだの母親が恋しいだの言うつもりは無い。
それよりも、だ。今は明日に迫ったWDCに出るためのデッキ案を考えている。だが、取り立てて良い案は浮かんでこない…どうしたものかな…
一人で愚考に浸りながら歩いていると、
「そこの少年」
………俺の事か?声の主は後ろにいるみたいだが…一度無視してみるか…
すると、声の主はもう一度、
「少年よ、聞こえているか?」
やっぱり俺の事らしいな…道案内してくれとか言われるのも嫌だが…仕方ない
「……何ですか?………って…なんだその格好…」
振り返った俺は少し驚いた…というのも声の主は右手に剣を持ち、左手に盾を持ち、体を鎧でガチガチに固めた中世ヨーロッパの騎士のような格好をしていた。
「………110で良いか?」
「待て、少年よ…私が誰だかわからないか?」
「分からねぇよ…とりあえず銃刀法違反は覚悟しろよ」
「待てと言っているだろうに…少年はデュエリストか?」
「……ああ、そうだが…それがどうした」
「カオス・ソルジャーと言う名を聞いたことはあるか?」
「カオス・ソルジャー………聞いたことはある……終焉の使者の名を冠する龍と対をなす開闢の名を冠する騎士…それがどうした…」
「……少年よ、もう分かっただろう」
「アンタがその開闢の使者だって言う気か?」
「そうだ」
「………なら、その証拠を見せろ…開闢の使者のカードがあるはずだろ?」
「……良いだろう…但し少年よ、開闢と終焉は共に少年につきまとうようになるが…それでも良いのか?」
「つきまとうぐらいなら構わねえよ…元々つきまとうどころか接する人間も少なかったからな…一人と一匹が増えた所でそこまで変わらないだろ」
「………なら、少年にこのデッキを託そう」
「……なんだ…このデッキ…見たこともないカードばかりだが…」
「それらのカードは私が生命体として生きていた頃のカード達だ」
「…………今は生きてねぇのか?」
「今はその『カオス・ソルジャー -開闢の使者-』の精霊としてこの世に存在している訳だ」
「精霊?」
「そう、精霊だ。精霊は特殊な力を備えた者のみが見ることの出来る特別な存在だ」
「……俺にも特殊な力ってのが有るのか?」
「少年の力は…そのカードから感じるが」
「ああ、これか…これは親父の形見なんだよ…」
光夜の持つカードにはこう書かれていた。
"No.X カオス・ドラゴンナイト"
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