2095:逢魔再臨 作:常磐ソウゴ推進派Quartzer
彼は2095年で三度目となる高校生活を送ることとなる。
その三度目の高校は国立魔法大学附属第一高校という特殊な高校。
そこでは一科生と二科生という分け方で生徒を区別していた。
我が魔王はアナザーライダーを探すなか、そうした魔法師達のいざこざにも巻き込まれるのだった。
「ただいまー」
「お帰り、随分と遅かったね」
「それなんだけど、彼女がアナザー・ライダーに襲われてて…」
「初めまして、今日からここでお世話なります。明光院ツクヨミです」
「私の事はウォズと呼んでくれたまえ。ツクヨミく……明光院…ツクヨミ?」
彼女の名字と名前にウォズも驚きの表情を隠せておらず、ウォズの表情にツクヨミが首を傾げる。
「どうかしましたか?」
「いや、何でもないさ。それよりもアナザー・ライダーの事を」
「えーっと…」
「まあまあ、それよりツクヨミもお腹空いてるよね?夕御飯も温め直すから食べようよ。唐揚げも美味しく出来たんだよ?」
「えっ!?ソウゴ君、料理できるんだ…」
「HAR(ホーム・オートメーション・ロボット)は掃除くらいにしか使ってないからね」
「我が魔…ソウゴ君の料理は絶品でね。特にアップルパイは私のお気に入りさ」
「さあ、遅くなったけど夕御飯の食べよう。明日も早いんだから」
三人での食事を終えるとツクヨミは、明日の準備や部屋で荷ほどきをすると言って二階の自室となる部屋へ行った。
一階の談話室に残ったのはソウゴとウォズの二人のみ。
「それで我が魔王。ツクヨミ君を見つけた際の状況を教えて貰えるかな?」
「ツクヨミがアナザー・ビルドの襲われてる最中に遭遇した。あとアナザー・ビルドの姿は目以外が真っ黒だった」
「恐らく、それはハザードフォーム。本来はハザードトリガーという装置で基礎戦闘能力を爆発的に上昇させるフォームだね」
「………それだけじゃないだろ?」
「流石、我が魔王。安易な強化には代償が付き物さ。ハザードフォームは薬物投与による脳への強化、闘争本能を上昇させ刺激に敏感にすることで戦闘に特化させている」
「通常時の何倍もの刺激に脳が耐えられるはずがない。脳が麻痺していたのか…」
アナザー・ビルドの攻撃に対する反応が少なかったのは防御力の上昇と変身者の痛覚が麻痺していたのだろう。
「脳の機能停止程度ならまだ良い方さ。最悪の場合は周囲の存在が味方か敵かも区別がつかなって暴れまわるだろう」
「代償という話ではゲイツ・リバイブを思い出すな。いつの間にか普通に使用してたけど」
「……そういえば、彼はいつからか代償無しに使いこなしていたね」
使用初期は体から血を流したりと副作用が強そうだったのに当たり前のように使用していなと二人は思い出した。
「話は戻るけどアナザー・ビルドは取り逃がした」
「ふむ、アナザー・ビルドの狙いが何か分からない以上はツクヨミ君の周囲を警戒すべきだろう」
「前のアナザー・ビルドは確か…」
2018年に出現したアナザー・ビルドは交通事故によって選手生命を断たれる事となるはずのバスケット選手が変身。
能力はクラブ活動などをしている生徒をフルボトルへ吸収。すると『水泳』『弓道』『テニス』『空手』など才能をフルボトル化させるというもの。
「あの時と同じようにフルボトルで能力が増えるのなら時間を掛けるのは悪手だな」
「ベストマッチがそう簡単に見つかるとも思えないが…」
「あれは理屈じゃないって戦兎も言ってたし。龍我が試した適当な組み合わせとかも多いらしいから感覚でやった方がいいのかも」
「少し周辺での事件に関してもう一度調べ直してみるとするよ。アナザー・ビルドが動けば何かしらの痕跡は残るだろうからね」
「私はタカライドウォッチを監視役として放っておくか…」
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現在、ソウゴ・ウォズ・ツクヨミの三人は歩きではなく、車で通学している。
「便利な時代になったものだな」
「何、ソウゴ君。お爺ちゃんみたいなこと言って?」
「自分の中で通学は電車や自転車のそういうイメージだったから」
2095年には『キャビネット』と呼ばれるリニア式の小型車両が主流になっており、それが都市の各地を走り回っている。
敢然自動運転で免許も必要でなく、目的地を指定で勝手に移動する。この時代、ガソリン燃料や人力で動かす機械は減っている。
「それ、何時の時代の話?2050年頃には完全自動運転車が走ってたんだから家が近い人以外は自転車とか使わないよ」
「ぐぅ………」
「二人ともそうしている内に学校へ着いたようだ」
降りると周囲には同じ一高の制服を着た生徒達で溢れている。そんな彼らのいくつか視線は『ツクヨミ』へ向いている。
「?何で私が見られているのかな」
「ツクヨミ君の容姿に看取れているのだろう。黒髪ロングの大和撫子のような風貌は一年首席の司波深雪と並ぶのではないかな?」
「ふーん……ソウゴ君はどういう女の子が好み?」
「外見に関しては特に無いけど。芯の通った考えと強い意思を持った人かな?」
「むぅ……なんか抽象的でありつつ、個人を指定してるような。ソウゴ君って好きな人がいるの?」
「…………居ないよ、少なくとも『今』はね」
一科生であり美少女のツクヨミと話していると周りの一科生男子からの嫉妬の視線が鬱陶しく。ソウゴは足早に自分の教室へ向かう。
「自分は1-Eで二科生だから教室の階層が違うみたい」
「私はAでツクヨミ君と同じくだ」
「Bだから教室は別だけどね」
「授業は合同の時もあるからさ。それよりもツクヨミも何かあったら俺達に電話して直ぐに助けに行くから」
「うん、じゃあまたね!」
ソウゴは二人と別れて1-Eを目指す。廊下を歩くと殆んどが二科生であり、一科生と二科生のクラス配置が意図的に区別していると理解出来た。
「せめて同じく階層に教室を配置した方がいいと思うけどなぁ」
生徒同士の競争力を高めたいといえば立派だが、これでは安易な衝突を産み出す切っ掛けにならないだろうか。
「おはよう」
1-Eの教室に入ると既に昨日の時点で仲良くなったのかいくつかの小さな集団が出来ている。
人付き合いの上手そうな何人かはソウゴの挨拶に返事を返してくれる。ソウゴもそれに返事をしながら自分の席へ座った。
すると斜め前の男子生徒が凄いスピードでタイピングをしていてるのが目に入った。
「あれ?キーボードオンリーって珍しいね」
ついソウゴの口から言葉が溢れる。仮想型で視線ポインタによる入力が主になってからキーボード操作は廃れてしまっている。その為、こうして入力する若者はほぼ居なくなった。
「慣れればこっちの方が早いからな。視線ポインタや脳波アシストはいまいち正確さに欠ける」
「あー…分かる。特に視線ポインタはスピードを重視すると入力ミスが多くなるんだよね」
タイピングをしていた男子生徒は手は止めずに此方へ言葉を返してくれた。そんな二人の会話に前方の男子生徒が話しかけてくる。
「お前ら、すげえなそれで食っていけるんじゃないか?」
「いや、アルバイトが精々だろ」
「そうかぁ?……おっと、そういえば自己紹介がまだだった。西城レオンハルト、親父がハーフでお袋がクォーターだから見た目は純日本人風で名前が洋風。得意術式は硬化魔法で志望は体を動かす山岳隊や警察の機動隊だ。気軽にレオって呼んでくれ」
「司波達也。俺も達也でいい」
「常磐ソウゴ、ソウゴでいいよ」
「OK、それで二人の得意な魔法は?」
「実技は苦手でな。魔工技師を目指してる」
「なるほど、ソウゴは?」
レオの質問にどう答えようか悩む。ソウゴの魔法能力は技術的なものでなく先天性なものであるため、こう答えた。
「俺もそこまで実技は得意じゃないんだ。俺、BS魔法を主に使ってきたからさ」
「ほう…因みにどんな魔法か訊いてもいいのか?」
「いいよ、どうせ今後見られるだろうしさ」
ソウゴはそういうと財布からコインを取り出して上へ放り投げる。コインは天井に当たる寸前で最高点に到達し、落下を始める。
「おっ、おい!」
「まあ、見てなって」
コインが机へ衝突する寸前、ソウゴが手を翳すとコインが空中で停止する。
「!?……これは……」
「簡単に言うとBS魔法による停止かな?」
「おお……ほんとに止まってやがる…」
達也は目の前の光景に驚きながらも思案し、レオは面白そうにコインの周囲に糸がないか昔のマジックショーのように確かめている。
「でさ、これって凄いことなのか?」
「ああ、従来の魔法でこれを再現するには落下するコインの減速・停止、移動魔法による浮遊、硬化魔法による机とコインの相対位置の固定が必要になる。ソウゴはその工程を無視して行っている」
達也は説明の途中も興味深そうにコインを観察していた。そんな彼の後ろから二人の女子生徒が歩いてくる。
「えっ!何それ!」
「達也、コイツ誰だ?」
レオは朝からハイテンションに首を突っ込んできた女子生徒の事をやや引き気味にしながら訊ねる。
「うーわ、いきなりコイツ呼ばわり?失礼なヤツね…これだからモテない男は…」
「はぁ?!失礼なのはテメーだろうが!少しくらいツラが良いからって調子に乗りやがって」
「ルックスは大事なのよ?だらしなさと……」
その後も二人の口論は続き、達也と美月という女子生徒が間にはいるまで続いた。
その後、女子生徒二人(エリカ、美月)と自己紹介を終えると丁度予鈴がなり、生徒たちは自分の席に戻る。
机に備え付けられているディスプレイには五分後にレクリエーションを始めると表示されており、五分後に一人の女性が教室に入ってきた。
美人というよりは可愛らしい容姿で制服ではなく、スーツ姿である事から生徒ではなく教員であると分かる。
「皆さんはじめまして、私は…」
女性は小野遥と名乗り、自身がこのクラスの担当カウンセラーであるとこを話した。柔らかな雰囲気と穏やかな口調で話す為か緊張していた生徒たちも自然と笑顔になっている。
もう一人の男性カウンセラー柳澤の自己紹介が終わると履修に関するレクリエーションが始まる。先に終わっている人は退出してもいいという話が遥から語られると一人の男子生徒が部屋を退出した。
その後は特に何も起こることはなく、ソウゴは説明に従いながら午前のレクリエーションを終えたのだった。
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「ソウゴ、達也。昼までどうする?」
「昼食まで資料でも眺めて暇潰しするつもりだったが付き合うよ」
「俺も昼食までならいいよ」
「じゃあ、工房へ行こうぜ!」
「戦闘訓練室とかじゃなくて?」
ソウゴの言葉にレオは後頭部を掻きながら『やっぱ、そう見えるか』と呟きながら答える。
「それも大事だが。硬化魔法はその時々で発揮できる力が違うからな。自分の武器くらいメンテナンス出来るようにしときたい訳よ」
「なら、私たちと一緒に行きませんか?」
「美月も工房へ行くんだ」
「はい、私も達也さんと同じで魔工技師を目指してるので」
「美月って、それっぽいわよね」
「お前はバリバリの戦闘系だろ?闘技場に行けよ」
「アンタだって同じじゃない、バカの癖して」
「バカはないだろ!せめて、筋肉バカって言えよ!」
また二人の口論は始まり、それを止めるために達也と美月が間に入る。そんな流れが一日目にして出来上がったのであった。
ソウゴはそんな彼らの様子を微笑みながら眺める。2018年の高校生活では得られないものが得られそうだと感じた。
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「貴方たちは何なんですか!」
「うるさいぞ!
「そうよ!そうよ!」
ソウゴたちの目の前では一科生と二科生が言い争っている。普段ならそのまま放置すればいいが言い争っている二科生が達也たちではそうもいかない。
「どうしてこうなった……」
「少々、不愉快だね。彼らの言動は」
「(今日の晩御飯は何だろう)」
ソウゴは何故こうなったと眉間を揉み。ウォズは不快そうに眉をひそめ。ツクヨミは目の前の光景から現実的逃避していた。
騒動は本日これで三度目であり、一度目は昼食をソウゴ達が取っているとそこへ達也の妹である深雪が到着。
深雪と既に知り合っているエリカが同席を勧めるが、深雪と同じでクラスの森崎が席を譲れと強要。エリカと一触即発の危機になるが達也が早々に食事を済ませ立ち去ることで危機を逃れた。
二度目は演習室見学、本日の演習は現生徒会長である七草真由美による射撃訓練。
日本の魔法師をを代表する十師族の一つである七草家の長者であり、元々アイドル的な人気がある彼女の演習を見学希望する一年生は多く。
演習室に入れる人数は限られ、二科生は一科生に遠慮してのが大半の中、達也達は早めに到着して最前列を陣取った。その為、当然のように悪目立ちした。
そして今、三度目が絶賛進行中なのであった。因みに絡んできている面子は昼食のときとほぼ同じであった。
「いい加減、諦めたらいいじゃないですか。深雪さんはお兄さんと帰りたがってるんですから。何の権利があってお二人の家族としての交流を邪魔するんですか?」
最初の内は丁寧に対応していたが一科生の失礼な言動や深雪を物とでも考えているような発言の数々に穏和な美月が真っ先にキレた。
「僕たちには深雪さんに相談することがあるんだ!」
「深雪さんは悪いけど少し時間を貸してもらうだけよ!」
「そういうのは自活(自治活動)の時にやれよ。放課後じゃなくても学校は時間を取ってるはずだ」
「そもそも、相談なら事前に深雪に予定を訊いてからしなさいよ。相手の同意もなしに連れていくって、高校生にもなってすること?」
レオの指摘や明らかに挑発を目的としたエリカの言葉に一科生の男子生徒が反応する。
「うるさい!別のクラス、ましてや落ちこぼれのウィードごときがブルームに口出しするな!」
「私たちはまだ入学して二日目の新入生じゃないですか。今の時点で貴方たちが私たちより、どれだけ優れているっていうんですかぁ?」
差別的な一科生の発言に反応したのは口喧嘩に馴れていない美月だった。声を張り上げた訳ではなく、落ち着いたトーンで喋った美月の発言は不思議と校庭に響いた。
「………あれ?この状況って不味くないか?」
ソウゴは周囲に漂う不穏な空気を感じて、両者に冷静になるよう言おうとするが。
「そんなに知りたいなら教えてやるよ」
「はっ!おもしれぇ、是非とも教えてもらおうか」
完全に買い言葉に売り言葉で彼らの間に広がる空気は最早止められはしない。
「だったら教えてやる!」
一科生の森崎という男子生徒は一歩前に出で、瞬時にCADを取り出すと魔法式を展開。
照準はレオに向けられており、速度を重視する特化型CADからは既に魔法が発動しそうである。しかし、その魔法が発動するよりも先に森崎のCADが宙を舞う。
「この距離ならさ、身体を動かす方が速いのよねぇ」
いつの間にか森崎との距離を詰めていたエリカが伸縮警棒で弾き飛ばしたのである。
「それは同感だが。お前、俺の手ごとぶっ飛ばそうとしなかったか?」
「そんなことないわよ。アンタの動きを観察すればそれ位できると確信してたし。バカだけど身のこなしは確かだもの」
「だから!筋肉を付けろって言ってるだろ!」
二人は先程争っていた一科生の前でいつものコントを始めた。ふと、ソウゴが足元を見ると先程弾き飛ばされたCADが落ちている。
ソウゴはそれを拾うと森崎の方へ歩き出す。森崎の方もエリカの攻撃で呆けていたがソウゴが目の前に来ると意識を取り戻した。
「何だよ…落ちこぼれに負けた俺を笑いに来たのか?」
「いいや、彼らは落ちこぼれじゃない。皆、それぞれが何かの天才なんだ」
ソウゴは森崎にCADを握らすと背を向けて戻る。その発言が気に入らなかったのか生徒の一人がソウゴへ向けて魔法を発動しようとした。
「下郎……。我が魔王の忠告に耳を傾けないとは烏滸がましいにも程がある。跪け…」
そこへウォズが割って入り、普段の声色よりも数段低くなったドスの効いた口調で喋った。男子生徒の腕を掴むと捻り上げ、足払いすると土下座させるように地面に押さえ付ける。
「……ウォズ、やり過ぎ。俺はそんなこと望んでないよ」
「おっと、これは失礼した。少々、冷静さを欠いたようだ」
ソウゴから苦言を言われるとウォズはいつもの不敵な笑みと慇懃無礼な口調へ戻る。
「あれ……もう、終わっちゃったかしら?」
「1-Aと1-Eの生徒たちだな?先程まで起こっていた事に関しては話して貰うぞ?」
「はぁ……何だかんだ、面倒な気がする…」
こうして騒動が収まりかけた時、生徒会長である七草真由美とキリッとした冷たい印象を受ける女性とが現れた。この騒動はもう少し長引きそうだとソウゴは肩を落とす。
「三度目の高校生活、前の時代と違って割りとあっさり友人が出来たことに安堵するが、早速一科生と二科生で争いが発生。更には生徒会長も現れ、面倒な事に巻き込まれたなと肩を落とす常磐ソウゴであった…」
「…………ソウゴ君、友達いなかったの?」
「い、いや、居なかった訳じゃない!親友はいたから!」
「騙されてはいけないよ、ツクヨミ君。この逢魔降臨暦には我が魔王が高校生活で親しい友人が居たとは全く記されてはいない。ゲイツ君やツクヨミ君を除けば、友達は0だったはずさ」
「ソウゴ君、ぼっち?」
「いやいや…ぼっちではないから!ほら、エグゼイド編の小和田とか響鬼編の鼓屋ツトムとか!ツトムに関しては割りといいエピソードもあったよ!お互いの夢について語り合うシーンとかさ!」
「しかし、幼少時代も友達は少なかったようで玩具のロボに『BFF』。ベスト・フレンド・フォーエバーと言っていたと記されている」
「大丈夫!わたしはソウゴの友達だよ?」
「少なくとも今はぼっちじゃないよ!」
「そういえば、さっき『ツクヨミ』『ゲイツ』って名前が出てきたけど。これって、私の両親だよね?」
「この子、さらっとスルーしたよ…」
「そうとも、我が魔王のライバル兼ヒロイン兼相棒兼家臣のゲイツ君。そして割りと一話の時点で戦士としての風格が出ていたオカンのツクヨミ君さ」
「なんでお母さんがヒロインじゃなくて、お父さんがヒロインなの?」
「正直、ゲイツは言動がヒロインだったからね」
「ここでゲイツ君の言動を抜き出してみよう」
『この時代のお前に恨みはない。でも未来のためだ。消えてもらう!』
『運命か。そんなものは俺が変えてやる。あいつが魔王になるのは、この俺が止めてやる!』
『ジオウが魔王になるだと?そんな訳あるか!コイツは誰より優しく、誰より頼りになる男だ。そして……俺の親友だ!』
「やだ、お父さんのヒロイン力が高過ぎ……まるでツンデレヒロイン」
「対して、ツクヨミ君だか…」
『少なくとも今のソウゴが魔王にならないように導きたい。そう思ってる。』
『ここで終止符を打つ!』
『何か言った?!』
『貴方のような王はいらない!』
「やだ…お母さん、勇まし過ぎ…」
「何かツクヨミのチョイスおかしくない?」
「そうかい?こんな感じだと思うけどね」
「
「成る程、お父さんがヒロインと言われる理由は分かった。じゃあ、この小説のヒロインは?」
「元々はツクヨミ君をヒロイン(TV版)をヒロインにする予定だったがプロットや年代の問題で没となった。そこでゲイツ君とツクヨミ君の娘という設定のキャラクターを作ったのさ!」
「
「じゃあ、私はお父さんとお母さんの属性を引き継いでるわけですし。仮面ライダーゲイツやツクヨミに変身…」
「するかは未だ決まってないよ。そもそも、アナザーライダーの配役は割りと決めてるけど、その他は瞬間瞬間を必死に生きてるからね!」
「駄目じゃん…それ…」
「初期案が変わるくらいは良くある。今回のサブタイトルの初期案だって、『魔王はチャリでやって来る』さ」
「だっさ…そもそも、自転車に乗ってないし…」
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ようこそ、我が魔王を推すQuartzerの諸君。
ここは
我が魔王すら立ち寄らないそんな場所さ。
さて、君たちの支援の甲斐もあって、我が魔王の威光を示す事が出来た。
祝え!お気に入り100人突破、日刊ランキング61位を!
今後の投稿スピードは私の
感想、お気に入り、評価は私の活力なのだよ。今後も君たちからの支援を待っている!