一夏ちゃんは戦わない   作:銭湯妖精 島風

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祝 クラス代表 就任

 

 

姉が上機嫌な理由が気になり昼休みに姉にバレない様に庵さんへ電話をして理由を探ってみると、どうも昨晩は久しぶりに一緒の時間を過ごせたらしい

 

そりゃ機嫌も良くなるな と思い、その後は特に姉の事は聞かずに他愛無い話をして、模型店を営んでいる庵さんからガンプラの入荷情報とか新作の情報とかを聞いたりした

 

そんな訳で朝から機嫌の良い姉は放課後まで上機嫌のままで、本当に嬉しかったのだろうな、と思いつつ 私は見なかった事にしておく。下手に弄ると痛い目(物理)に会うから

 

とりあえず私は のほほんさんと有志に頼まれ、薫君のクラス代表就任祝賀会のお菓子の準備をする

 

準備と言っても事前に仕込みをしていたモノを仕上げるだけだけど、主に のほほんさんに熱烈にリクエストされたプチケーキとかプチシューとか

 

そんなこんなでクラスメイト+αの有志と手分けして準備をして薫君を学食へ連れて来て祝賀会が始まる

 

「八月一日 君、クラス代表就任おめでと〜」

 

クラスメイトの声と共にパンパカパーンとクラッカーが鳴り紙吹雪が舞い、薫君は少しキョトンとしていたが用意されたオレンジジュースを一口飲み

 

「えーっと・・・ありがとう? 」

 

と首を傾げて言う、まぁ普通はこうなると予想は出来ないだろうから、こうなるのは仕方ないと思い

 

「薫君、このプチシュー、私が作ったんだ。あ、甘い物平気?」

 

のほほんさん がニッコニコして頬張っているプチケーキでは無く、自信作のプチシューの入ったバスケットを薫君へ差し出すと

 

「甘いのは平気だよ、ありがとう一夏さん」

 

薫君は1つ摘んで食べ、目を見開いて

 

「これを作ったの? 店で売ってても不思議じゃないレベルだと思う」

 

と褒めてくれる、正直お世辞でも凄く嬉しいと思い

 

「そうかな? ありがとう」

 

とだけ答えると、私の隣に座る箒が ゆっくりとした動きでプチシューをつまみ食べ

 

「・・・一夏、お前は お世辞で言われていると思っている様だが違うぞ、これは本当に店で売っていてもおかしくないレベル・・・否、店で売っていなければならないレベルだ」

 

となんか凄い気迫で箒が言う、なんか凄い褒められて恥ずかしくなってきたんだけど、どうしよう と周りを見ると みんな ウンウンと頷いていた、なんで?

 

 

とか考えいたら

 

「はいはーい、失礼するよ〜? 新聞部でーす」

 

絶妙なタイミングでメガネを掛けた先輩がシャッターを切りながら、そう言い現れた

 

「今話題の学園で唯一の男子生徒の取材に来たんだー、はいチーズ」

 

とか喋りながらシャッターを切り続ける先輩、この人 凄いな

 

「あ、私は新聞部副部長の黛 薫子、はい これ名刺ね?」

 

言葉を挟む間も無く名刺を薫君に渡して来て再びシャッターを切る

 

とりあえず名刺を横から覗き見してみたけど、凄い画数の名前だなぁ書くのが大変そうだ

 

「それじゃ八月一日 君、クラス代表になった感想は?」

 

漸く写真を撮るのを止めた黛先輩は彼にインタビューを始める

 

「そうですね・・・選んでくれたクラスメイトの為にも頑張りたいと思います」

 

彼は少し戸惑いながら先輩に答えると

 

「ふむふむ、なるほどなるほど。当たり障りのない普通のコメントだね! よし少し着色しておこう」

 

おいおいおい、良いのかソレ

 

この先輩、やっぱりヤバイ人なのかも知れない

 

「じゃぁ次はセシリアちゃん、八月一日君と戦ってみての感想は? 」

 

「感想、ですか? そうですわね・・・」

 

先輩はオルコットさんへ質問をし、オルコットさんは語り始める

 

 

とりあえず変な事を言ってはいないが専門的な用語を用いているので薫君にはサッパリ分からないかも知れない

 

「長いからカットで、セシリアちゃんの話は編集しておくね」

 

とオルコットさんの語りに割って入り先輩は言う、その方がいいかも知れないねオルコットさん

 

「それじゃ、整備科の期待の新星 一夏ちゃん。噂によると特殊な専用機持ちで八月一日君の専属整備士なんだってね? 」

 

次は私の方を見て凄くグイグイ来て、少し怖い

 

「あの・・・えっと・・・」

 

「黛先輩、一夏さんは少し内気でシャイなんですよ。いきなりグイグイ行くと戸惑いますから、少し抑えて下さい」

 

八月一日君が先輩に言い、先輩はゴメンゴメンと謝り少し深呼吸し

 

「ゆっくりで構わない、どうかな?」

 

と柔らかく笑み言う

 

「・・・確かに私は整備作業特化の専用機を持っていますし、薫君の専属整備士です」

 

それから黛先輩のインタビューは続き、インタビューを受けながら考える

 

 

さっきの薫君 かっこよかったなぁ と同時に鼓動も早くなっている

 

これは緊張で鼓動が早くなっているのか、胸が高鳴っているのか、どちらなのだろう?

 

と、いうか顔も若干熱いし、なんなんだろう?

 

 

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夕陽も沈み黄昏時、IS学園の校門に小柄なツインテールの少女が立ち、校舎を見上げてニッと笑みを浮かべ

 

「一夏は驚くかしら」

 

少女は呟きポケットからクシャクシャになった紙を取り出して校門をくぐって歩き出し十数歩で立ち止まって

 

「・・・案内板が無いわね、総合窓口って何処なのよ。地図・・・」

 

そう言いポケットを探り地図を探す

 

「あれ? 無いわね・・・」

 

次は肩に掛けていたボストンバックを開き探す

 

「無い、か」

 

少女は面倒くさそうに頭をかいてからボストンバックを再び持ち自分の勘を頼りに目的地を目指し始め、2時間程で目的地に辿り着いたのだった

 

 

 

 

 





一夏ちゃんの乙女化って順調に進んでますか?これで良いのでしょうか?


めっちゃ不安なんですが

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