一夏ちゃんは戦わない   作:銭湯妖精 島風

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楽しい?昼休み

 

 

箒に凝視されつつ学食へ辿り着き、私は とんかつ定食の食券を購入し目にも留まらぬ速さで食券を購入した鈴の後ろに並ぶと箒がピッタリ後ろをついてくる、悪い事をした訳では無いのに何か怖い

 

程なくして順番が回ってきて食券を出しモノを受け取って空いている4人掛けの席を確保し

 

「鈴、箒も一緒に良いかな? 紹介も兼ねて」

 

と鈴に言うと

 

「構わないわよ、あたし も気になってたし」

 

鈴の了承を得たので、箒を見て頷くと箒は頷き返して先に座ったので私は箒の隣に座り

 

「えーっと、まず箒、この子は鈴。箒が転校した時に入れ替わりで転入してきたんだ」

 

既にラーメンに手をつけている鈴を、行儀良く定食を食べている箒に紹介する

 

 

「凰 鈴音よ、みんなからは鈴と呼ばれているわ」

 

麺を飲み込みお冷を飲んでから鈴は自己紹介をする

 

「この子は箒、ほら前に話した幼馴染」

 

私もとんかつ定食を食べながらタイミングを見て鈴に箒を紹介すると

 

 

「・・・篠ノ之 箒だ」

 

口の中の物を飲み込み焙じ茶を飲んで箒が自己紹介すると

 

「あぁアンタが一夏の言ってた剣道を一緒にしていた幼馴染? ふぅん、確かに身体がしっかりしてるわね」

 

鈴はマジマジと箒を見て言う

 

鈴って昔から人を見て筋肉の付き方とか分かる特技が有ったけど、よくよく考えなくても凄い特技だよなぁ

 

箒は箒で驚いた表情をしている

 

「・・・見て分かるモノなのか? 」

 

「あたし は分かるわよ? 教室から学食までの道のり、アンタぜんぜん芯がブレてなかったわね? 体幹も大分しっかりしてるのが分かったわ」

 

そう鈴は箒からの質問に答え、箒は更に驚いた表情になり私を見てきたので

 

 

「鈴は目が良いからね」

 

もちろん視力がいいと言う意味では無いのを箒は分かってくれたようで、そうか とだけ呟いた

 

「今でこそ こんなに落ち着いてるけれど、出会ったばかりの時に あたし が悪ガキに囲まれて困ってた時に大立ち回りしてくれたのよ? 」

 

ラーメンを平らげて丼を置いてお冷を飲み鈴は笑いながら言う

 

「ふふ、変わらんか。私の時も そうだった、コイツは あの頃に比べて目を疑う程に大人しくなったモノだ。もっともお人好しは変わってない様だがな?」

 

 

鈴の言葉に箒は笑い、楽しそうに そう言う

 

「ん〜ほら、私も成長したからじゃないかなぁ? それにお人好しなのかな?私」

 

成長したのも有るが身体に精神が引っ張られている自覚はある、女として生きる事を受け入れたら余計に、だ

 

とはいえ、そんな事を こんな場所(学食)でなんて言える訳が無いので少しフワッとした言い方をしておき、お人好しな自覚は無いので疑問を口にすると

 

 

「アンタは間違い無く、お人好しよ」

 

「お前は間違い無く、お人好しだ」

 

と2人同時に言われてしまう

 

「アンタ、人見知りする癖に困ってる人が居たら助けるじゃないの」

 

鈴は、ビシッと効果音が付きそうな動きで私を指差して言う

 

「イジメを見過ごせず、私が転校するまで何回 大立ち回りを演じたか忘れたのか? 少なくとも10は超えている筈だぞ? 」

 

と箒はヤレヤレと肩をすくめて言われ、自分の記憶を探ってみるが そんなに暴れた記憶は無いが、多分忘れているのだろうと思い

 

「え? いやぁ、困ってる人を助けるのは普通じゃない? ほらイジメは撲滅しなきゃだし」

 

そう考えている事を素直に言うと、2人はクスリと笑い

 

「ほんと、アンタは変わらないわね。あんな目に遭っても そう言えるアンタは強いわ」

 

「変わらないな、お前は。お前が苦しい時は頼ってくれよ? 私もお前に救われた身、今度は私が支える番だ」

 

そう2人は真っ直ぐ私を見て言う

 

「ありがとう2人共、頼りにしてるね? 」

 

そう2人に言うと、力強く頷く

 

「あ、そうだ。鈴、今度 弾達に会いに行く時に箒も連れて行っちゃダメかな? 」

 

「あたし は構わないわよ? 篠ノ之さん が良ければ」

 

私の提案に鈴は了承し

 

「箒で構わないぞ? 凰 」

 

箒は鈴に そう言うと

 

「なら あたし も鈴で構わないわよ 箒」

 

鈴は頷き、そう言い箒は頷く

 

 

「私がついて行って大丈夫なのか?一夏」

 

と箒は少し遠慮がちに尋ねてきたので

 

「弾達なら喜ぶと思うよ? 私、結構 箒の話した事あるし」

 

「確かに、弾と数馬なら喜ぶわよ? それに気のいい奴らだから大丈夫よ」

 

遠慮がちな箒にそう言うと箒は

 

「なら、遠慮せずに同行させて貰おう。神社がどうなっているかも気になるしな」

 

そう箒は柔らかく笑み言う

 

「今週末、どうかな? 空いてる?」

 

善は急げと、今週末の予定を2人に尋ねる

 

「あ〜 ごめん一夏、あたし 2組のクラス代表になっちゃったのよ。今月末にクラス代表戦だし、期待を背負ってる以上は練習しなきゃね? 」

 

と鈴は申し訳なさそうに謝ってくる

 

「うぅん、気にしないで? 箒は? 」

 

「すまない一夏、私も今週末は部活で校外試合が入っている」

 

と箒も予定があるようで謝ってくる

 

「じゃぁ、クラス代表戦が終わってからかな? 確か連休が有った筈だし」

 

「そうね、予定空けとくわね」

 

「うむ、私も空けておこう」

 

そんな訳で3人の予定を合わせる事を決め、他愛もない話を始める

 

 

あ、そうだ。鈴は知ってるけど箒は知らないし、弾達と会わせるついでに 箒にプチドッキリをしよう

 

楽しみだなぁ

 

 





お待たせしました

ウチの鈴は凄い子になってしまったw

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