前話 ガンプラ関係に追記・加筆修正をしました
箒の操るソードインパルスの位置を横目で確認しながらシールドでコクピットを庇いつつビームライフルを構えてNPCジム4機と距離を詰める
「箒、ソードインパルスは近接戦向きだから敵機と距離を詰めないといけない、私が敵機の陽動するから隙を突いて? 」
「・・・従おう、落ちるなよ一夏」
私の指示に渋々といった様子で返事をして、そう言ってくるので
「大丈夫だよ、NPC相手だしね」
箒を安心させる様に言い、エグザスストライクのスラスターを全開にして加速する
「さて・・・推し量らせて貰うよ、エグザスストライクのチカラを」
ある程度NPCジムと距離を詰めた所で
「・・・なるほど、このままプレイヤーと戦うのは骨が折れそう」
アンタレス4機+エグザスストライク本体を同時に操作する難しさを感じながらNPCジム4機を睨む様に見据え、ムゥさんとかキラの凄さを改めて実感しながらデブリ帯を進むソードインパルスの位置を意識してアンタレス4機と機体制御をしてNPCジムに箒の奇襲を悟らせない様に努める
「そろそろ良いかな?箒」
「無論、大丈夫だ。推して参る」
私の言葉に箒は答えて推力全開でデブリ帯を出て1番近くに居たNPCジムをエクスカリバーで3分割に斬る
この短時間でソードインパルスに慣れ始めている箒に感心しながら残りのNPCジム3機が箒を囲まない様にアンタレスで牽制しながら
「よし、このまま合わせるから箒は好きに動いて大丈夫だよ」
と箒へ伝える
「了解した、信じてるぞ一夏」
私の言葉に頷き箒は動き出したので私は箒が戦いやすい様にサポートを始め
「少し慣れてきた、っと・・・させないよ」
独り言を呟きつつ箒のソードインパルスに気付いたNPCジムがビームライフルを撃とうとしていたのでアンタレスでNPCジム3機のビームライフルを撃ち抜き行動を阻止する、すると箒が回転する様にNPCジム2機を両断して撃破して最後の1機を見据えエクスカリバーを構える
その姿を見たNPCジムは近接戦ではソードインパルスに勝ち目が無いと判断したのか私の方へ推力全開へ接近してきた
「なるほど、確かに近接戦に限ればソードインパルスよりエグザスストライクの方が下かも知れない・・・けど」
NPCジムがビームサーベルを構え突っ込んでくる所をアンタレスで四肢を撃ち抜き無力化して、何となくミドルキックでNPCジムを蹴飛ばして最後にビームライフルで止めを刺す
「・・・一夏、少し足癖が悪いんじゃないか?」
箒が見ていた様で少し注意されてしまったので
「え〜? そうかな? 私より足癖悪い人はいっぱいいるよ? 鈴とか」
エグザスストライクを操作しアンタレスを回収してソードインパルスに近付きながら箒へ反論すると
「む、他人がやっていたら、やっていいなんて事はないのだぞ一夏」
どうも火に油を注いでしまった様で根が真面目過ぎる箒が お説教を始める、こうなっては私が何を言おうと私が反省しるまで箒は 正しさを説く
まぁ確かに私が悪いかも知れないから素直に聞いて反省しておこう、少なくとも箒に見られている時はやらない様にしないと
そんな訳でNPCジムを全機撃破したのでチュートリアルミッションが終了し、ミッションクリアと表示される
「ひとまずチュートリアルお疲れ様、どうかな? 」
と箒に初めてのガンプラバトルの感想を尋ねてみる
「うむ・・・悪くない、な」
先程まで緊張していた箒だったが、どうやらガンプラバトルを気に入ってくれた様だ
「そっか、良かった。さて一旦筐体から出よう? 」
「わかった」
私の言葉に箒は頷く、それを確認してからヘッドセットから端子を外してエグザスストライクとステータスカードを持って筐体を出ると
「おー、お疲れさん。新作の具合はどうよ」
いつもの軽い調子でエグザスストライクの具合を聞かれたので
「機体の具合は実戦レベルかな? でも操作に慣れるのにもう少し必要かも」
と素直に弾に感想を言う、親友だし特別隠す必要も無いと思うしね
「ふーん、そっか。あーそうそう鈴の奴は新作に少し手を入れてくるって言って作業場に行ったからな? あと薫と数馬は休憩するって喫茶の方に行ってる」
私の言葉に適当な相槌を打ち、この場に居ない3人の行方を教えてくれる
ん〜弾って話やすいし気配りも気遣いも出来るし見た目も悪くないんだけど、なんでモテないんだろう?
アレかなぁ良い人止まりで友愛で終わっちゃうタイプなのかなぁ?
弾、大丈夫だよ、きっと遠くない未来、彼女が出来るから、きっと、多分
とか少し弾に失礼な事をひとしきり考えから
「なら私達も少し休憩しようか、ガンプラバトルって結構疲れるからね」
「だな、あ、篠ノ之さん、ここのコーヒーは旨いって有名なんだぜ? 」
「そうなのか? それは楽しみだ」
私の提案に弾が乗ってきて箒に話を振り、それに箒が答えたのを確認して私達3人は喫茶の方へ移動を始める
そういえば
お待たせしました
久しぶりすぎて思った様に筆が進みませんでしたw