一夏ちゃんは戦わない   作:銭湯妖精 島風

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蛇足
ストレス発散戦線


 

 

カツンカツンと俺が背中を預けているバリケードに弾の当たる音を聴きながら思う、完全に目をつけられてしまった、と

 

 

「2時方向、10m、バリケード裏、ごめん一夏さん、目をつけられてるっぽい」

 

「了解、私が前に上がるからカバーお願い」

 

「OK」

 

一夏さんと意思疎通をして俺は立ち上がりバリケードの上からM4を構えて単射で敵がいるであろう場所へトリガーを引き牽制をする

 

そして一夏さんは、その隙に体勢を低くしバリケードからバリケードへ移動し敵本陣へ前進したのを確認し、俺も一夏さんの隣へ移動を行う

 

 

「ふぅ、一先ずフィールドの半分までは上がれたね」

 

「そうだね、とはいえ後続が続かないとフラッグ取れないんじゃない? 」

 

 

俺達は背中合わせに、それぞれ警戒しながら会話する

 

 

「ん〜まぁそれはそうだけど、復活制限あるし無理にフラッグ取らなくても良いんじゃないかな? 」

 

俺の言葉に一夏さんは率直な意見を良い

 

「とりあえず私と薫君で相互援護しながらラインを上げれば後続も来やすくなるんじゃないかな? 」

 

「そうだね、そうしようか」

 

一先ず方針を決め、一夏さんが次のバリケードに移動出来る様に援護射撃しようと、ほんの少し頭をバリケードから出した瞬間、頭に衝撃を感じ

 

「ヒット〜」

 

とヒットコールしてアピールしながら自陣地へ移動を始める、的確に撃たれてしまった、アチラの陣営には凄腕のスパイパーが居るらしい

 

 

とか考えつつ陣地に戻りテーブルの上にあるカウンターを押して、消費した弾の補給と水分を摂取する

 

「真夏真っ盛りだなぁ・・・すっごい晴れてるし」

 

一夏さんが用意してくれたスポドリを飲みつつ空を見上げて物思いにふけていると

 

「お、薫もやられたのか? 」

 

「まぁね、弾も? 」

 

シューティングマスクを外し水分補給をしながら弾が尋ねてきたので答え聞き返すと

 

「おーよ、アチラさんにめっちゃ凄腕のスナイパーが居るわ、ヘッドショット食らった」

 

「・・・実は俺もスナイパーにヘッドショットされたんだ」

 

弾の言葉に俺もスナイパーにやられた事を伝えると、マジかよ と言った表情をし

 

「同一人物、か? いや、まさかな? 薫、どの辺りでヒットした? 」

 

弾がフィールドの簡易マップを開き尋ねてきたので指で示す

 

「俺がヒットしたのが、この辺・・・スナイパーが1人だったら相当の腕してるし、規制ギリギリまでカスタムしてあるライフル使ってるのかも知れねぇな」

 

「・・・まさか本職、なんて事もあるのかな? 」

 

俺と弾がヒットした場所は、そこそこ距離が離れている為、スナイパーの腕は相当と判断し、恐る恐る疑問を弾に投げかける

 

「ま、まぁ否定はできねーな、うん・・・自衛官とかIS国家代表選手だって趣味でサバゲぐらいするだろうし? つか元自衛官と元代表候補が現在進行形でサバゲしてるしな、うん」

 

「あ、あー・・・なるほど」

 

俺は弾の言う元自衛官(静さん)元代表候補(山田先生)の姿が頭を過り納得する

 

にしても山田先生も静さんも見た目からしてアウトドア派に見えなかったから趣味がサバゲって聞いた時は驚いたし、まさか静さんに誘われるとは予想していなかった

 

静さんがサバゲをする事を一夏さんは知っていたらしく、前々から誘われてはいたみたいだけど

 

まぁ一夏さんが行くならと一夏さんの指示の元、準備をしてサバゲーフィールドまで来たら弾は居るし、山田先生は居るし、ボーデヴィッヒさんとシャルも居てビックリした

 

なんでも年数回ある大規模な交流会イベントなのだそうで、アニメやゲームのキャラのコスプレをしている人も何割かいるし、そのコスプレ枠にボーデヴィッヒさんとシャルが入っていて、2人ともよく似合っていた

 

このサバゲーフィールドは、それなりに広く幾つがのエリアに分けられているので、複数のゲームを同時に進行出来るらしく、一夏さんについて行く事だけ決め、一夏さんの指示に従う事に決める

 

「静、背中の留め金ちゃんとハマってますか? 」

 

「大丈夫ですよ真耶」

 

ガチ装備を身に纏い何か静さんと物理的に距離が近い山田先生を横目に俺も支度をしたりした訳だった

 

 

と物思いにふけるのをやめて

 

「それじゃ行こうか、そろそろ制限時間も無くなってきた頃だろうし」

 

「だな、さてさて・・・一夏と合流出来たら御の字だな」

 

俺と弾はM 4を構えて戦線復帰をする、まぁぶっちゃけ楽しければ勝とうが負けようが気にしない、だってサバゲは遊びなのだから楽しんでなんぼだろう

 

 

そんな訳で弾と前線へ向かいながら思う事が1つ、なんかヒットした人とすれ違い過ぎてる気がするのだ

 

「弾、嫌な予感が」

 

「・・・言うな、俺も感じてるんだから」

 

と弾は俺の言葉をぶった斬り言う、多分 弾は俺と同じ事を考えている。先程話したスナイパーが、この先に居るんじゃないか? と

 

そんな事を考えて進み続けると明らかにヒットコールをする声がよく聞こえる距離まで来ていた

 

「さてさて、こっから先が最前線だな。鬼が出るか蛇が出るか、楽しみだな? 」

 

「出てくるのはBB弾だけだよ」

 

ニッと笑う弾に俺もふざけて返すと、弾は気に入った様で更に笑いM4を握りしめバリケードから少し顔を出し様子を伺う

 

とりあえず、さっきのリベンジ出来たら良いな

 

 






話数は未定ですが、オマケを暫く書いていきますので、良かったら読んで下さい

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