スネ夫「あれ?ここは僕んち?」
スネ夫は今自分の自宅に立っていた。
何やらぞろぞろとみんながスネ夫の家に入っていく。
最後の一人が入った時、スネ夫も自宅に入っていった。
スネ夫「なんでみんな僕んちに入るんだ?それにみんなスーツやドレスも着こなしているし・・・・」
スネ夫はもっと奥のほうに進むとそこにはあるタイトルが飾られていた。
スネ夫「えっと・・・・卒業・・・・パーティー!そうか卒業パーティーでみんなはスーツに着替えているのか!」
スネ夫は関心している時、ある人物に目が止まった。
スネ夫「え?あれ僕?」
スネ夫は何故かもう一人スネ夫がいることに気づいたが何かすこし悪そうな顔をしているが気のせいだと感じてしまう。スネ夫は映写機を起動する。
そしてスクリーンにタイトルが映し出される。
【のび太の失敗日記】
スネ夫「え?」
タイトル画面にスネ夫は唖然とする。そして同時に周囲がクスクスと笑い出す。
【野比のび太。勉強は苦手、スポーツは苦手、何をしても冴えない少年】
クスクス
【テストの成績は極めて悪く、「ビリから二番」であるらしい。0点の答案を貯め込み、しばしばその処理に困ることがある】
「『「『「あはははははは!!!」』」』」
【運動音痴で泳ぎも全く出来ないカナヅチ。非力でけんかも弱い。草野球の成績は打率1分、防御率は2試合2イニングで405.0、エラー多数】
「『「『「あはははははは!!!」』」』」
のび太の恥とも言うべき映像が次々と映し出される。静香を含む会場の客、全員がお腹を抑えて笑い出す。
スネ夫「なにこれ・・・・」
スネ夫は信じられないというような顔をしていた。
いくらのび太が駄目な奴でもこんなことまではする必要がない。でもみんなはそれを見て大笑いしている。
そしてしばらくして映画が終わると
「のび太、怒るなよ!全部本当の事なんだからな!」
「そうだよ!例えば、鏡に映った顔が醜いからって鏡に怒るのは間違えだよ!」
「要するにいつ誰に見られても恥ずかしくない生活をしていればいいんだよ!」
ジャイアンたちが話しかけるが、のび太はピクリとも動かない。
「大丈夫か?のび太?」
スネ夫「ジャイアン?」
ジャイアンはニヤニヤ笑いながら近づくと、ビールをのび太の頭にぶっ掛ける。
スネ夫「あっ!?」
「のび太ちゃん〜、泣いたらダメよ〜。」
今度はスネ夫がニヤニヤ笑いながら近づくと、のび太の顔に熱い料理を投げつける。
スネ夫「!?」
スネ夫はもう一人のスネ夫がのび太の顔に料理を投げつけるという悲惨なものをみて唖然とする。
スネ夫「なんだよ・・・・こんなこと・・・・僕は・・・・僕はこんなことしないぞ・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
それでものび太は黙りを決め込み、ただやられだけ。
「次はこれだ!」
「俺にもやらせろよ!」
二人に影響されてか他のクラスメイトたちものび太を虐め、いやリンチし、始めた。
スネ夫「なんだ?一体何なんだ?どうしてみんなのび太を・・・・」
スネ夫はのび太をリンチされていることに思わず唖然とする。
「のび太さんって、情けない!」
やり返さず、ただやられっ放しの幼馴染みに静香は笑い出す。
スネ夫「しずかちゃん!?」
スネ夫は大好きなのび太を大笑いしている所を見て絶句する。
スネ夫「あれ?ここは?」
スネ夫は別の場所に立っていた。
そして
「あはははっ。マジでくっせー。」
スネ夫「!?」
「げほっ、げほっ。」
スネ夫「のび太!?」
「お前・・・・便所プール大好きだろ?楽しめよ・・・・のび太・・・・!」
ぐいっ
バチャ
「ぶごっ。」
「あー・・・・のび太ってマジ面白いっ、ビビリ具合が最高だわ。」
「次は他の場所でやらね?公衆トイレ・・・・マジでくせぇし。」
「げーっ・・・・血ですごい汚れてる。」
スネ夫「のび太・・・・なんで立つんだよ・・・・」
「ハア・・・・・ハア・・・・・」
フラフラになりながらなんとか立ち上がり、歩き出すのび太だったが
「あれー?のび太じゃん。まだいたの?」
「???」
スネ夫「静香ちゃん!」
のび太の目の前に静香が現れた。
でも何故なのかいつもの静香じゃない。
もっと邪悪な存在に見えていた。
公衆トイレから出てきた所で静香に声をかけられる。
「ちゃんと公衆トイレ掃除したの?変なコトしてたワケじゃないでしょうね?」
「う、うん・・・・・。」
「あはっ。まぁ、アンタが何言っても誰も信用しないだろうけど。」
「あの、静香ちゃん・・・・・」
「はぁ?気安く私の名前呼ばないで!キモいっつーの!!」
「・・・・・・・・・・・・。」
スネ夫「静香ちゃんやめなよ!のび太が死んじゃうよ!」
スネ夫は静香を止めようと声をかけるが静香の耳には聞こえない。
「私は枕が友達の根暗オタなアンタとは違うの・・・・ゴミはゴミらしい態度をしろってことよ!わかる?の・び・た・さん。」
「・・・・・・・・・・・・。」
蔑んだ表情で辛辣な言葉を吐く静香。
「あんたはさ・・・・・ずーっと私のオモチャなの。ストレス解消の道具なの!!」
「・・・・・・・・・・・・・。」
「いつもそうやってへらへらしやがって、気持ち悪いんだよ!!!」
ガスッ
スネ夫「ひいっ!」
静香の蹴りが炸裂し、のび太は吹っ飛ぶ。何故か帝国にいた氷の将軍を思い出させられる。
静香の蹴りでのび太がぶっ飛ばされる光景を見て思わず目をそらすスネ夫
「弱くて・・・・ダサくて・・・・何もできないクズなあんたに用はないのよ!!」
スネ夫「なんで・・・・なんで・・・・どうしてこんなことを!!」
スネ夫は信じられなかった静香ちゃんやジャイアンそしてもう一人のスネ夫やみんながよってたかってのび太を苛める。だが苛めるといってもこんな死ぬかもしれないという拷問のようなやり方で一歩間違えれば死ぬかもしれないというのに・・・・何故かのび太は立ち上がる。
そして・・・・
スネ夫「ここは確か裏山の・・・・千年杉が生えていた場所だ!」
スネ夫は懐かしそうに千年杉のほうを見たがそんな場所で身体を密着させ、戯れ合う一組のカップル。
スネ夫「あれは・・・・僕?」
そこにいたのはもう一人のスネ夫ともう一人はオレンジ髪で綺麗なロングヘアーにリボンとヘッドホンを着けた女性がいた。
「そうかぁ〜、のび太が○○○○○ちゃんの周りをちょろちょろしてるから。僕への本当の気持ちにきづきにくくなってたんだね。ほんっと迷惑だよね・・・」
「くっ!」
「僕がいないから仕方なくのび太と一緒にいたんでしょ?でも、もう大丈夫。ほら!僕はもうここにいるよ!もう我慢しなくて良いんだよ?」
息がかかるほど近くに来たスネ夫に○○○○○は驚く。その瞳には、最初に自分を嬲ったときよりもずっと妖しい光が宿っていた。
スネ夫「なんだよ・・・・これ・・・・これが僕?」
スネ夫は絶望した今もう一人のスネ夫がその女性にこんなことをさせられいる光景に思わずもう一人のスネ夫に嫌悪感を抱いてしまう。
「○○○○○は僕のものだよ。○○○○○の未来も過去もずーっと、ずっと永遠に・・・・。大丈夫、○○○○○はなーにも心配しなくて良いんだよ。一生、僕と一緒に暮らせば良いんだ。24時間、一緒にいればいいんだ。」
ゆっくりと、スネ夫は○○○○○の唇から離れていく。そして○○○○○も警戒しながら、スネ夫から距離を取る。彼女の唇の周囲はスネ夫の唾液で濡れていた。
「酷いよね・・・アイツに言わされてるんだよね?またあいつが僕たちの邪魔をしてるんでしょ?もう僕がいるから、我慢しなくて良いんだよ。僕が○○○○○を今度こそ自由にしてあげる♪」
スネ夫「やめろ・・・・やめろ・・・・」
もう一人のスネ夫は笑いながらジリジリと近づいてくる。そんな彼に身の危険を感じた○○○○○は、フラつきながらその場を脱出する。
「ねえ○○○○○、何で逃げるの?僕ならここにいるよ!」
スネ夫は斧をもって追いかける。
「おーい!出てきなよ!知ってるんだよ全部。早く〜!早く〜!」
大声を発しながら、持っていた斧で小屋の扉を破壊し始める。
ドン
ドン
山小屋の扉がメリメリと音を立てながら壊されていく。
ドーン!!
そしてとうとうドアが破壊された。
「み〜つ〜け〜た〜♪」
スネ夫は笑みを浮かべる。○○○○○は這いつくばりながら、逃げようとする。だがスネ夫は○○○○○の身体に手を掛け、そのままごろりと仰向けに転がした。薬のせいでまだ感覚が戻ってこない○○○○○は、もう抵抗しようともしなかった。
「これからずっと一緒だね!」
スネ夫「やめろ・・・・やめろ・・・・やめろよ」
仰向けにされたところに、スネ夫が被さってくる。
それを見ていたスネ夫は思わず声を出す。
チェルシーの目から一粒の涙が溢れ、死を覚悟して目を瞑る。
「愛してるよ、マイハニー❤」
そう言うと、スネ夫はチェルシーの顔目掛けて、斧を振り下ろす。
スネ夫「やめろおおおおおおおおお!!!!!!」
スネ夫は思わずもう一人のスネ夫に襲いかかろうとした。
スネ夫「はっ!?」
スネ夫は思わず目を覚ました。
スネ夫「今のは・・・・夢?」
ジャイアン「ガー・・・・ガー・・・・」
スネ夫「・・・・」
スネ夫はまだ時計が深夜の2時を指しており、ジャイアンはいつも通り爆睡している。
スネ夫「でも何だったんだ?今の夢・・・・ジャイアンや静香ちゃん・・・・それにあの僕はあそこまでのび太を苛めることなんて出来ないぞ。それにあの映像も・・・・それに・・・・」
スネ夫は最後に見たあの女性のことを思い出す。
スネ夫「うーー目を覚ましたら冷えて来ちゃった・・・・ジャイ・・・・」
ジャイアン「ガー・・・・ガー・・・・」
スネ夫「・・・・・・・・一人で行こう」
スネ夫は渋々一人でトイレに向かった。
スネ夫「さてと・・・・もう一眠りするか?」
?「バブバブ・・・・」
スネ夫「ん?」
スネ夫は目の前にスネ夫がおぶった赤ん坊が立っていた。
しかもその子の手にはスネ夫にそっくりな人形を持ち歩いて・・・・
スネ夫「どうしたんだい?もしかして起こしちゃった?いやーごめんごめん」
?「バアーー!!」
その時、赤ん坊は持っている人形をスネ夫に投げつけた。
スネ夫「え?おとととと・・・・」
パシッ!
スネ夫「よしキャッチ!」
スネ夫は人形をキャッチすることが出来た。
その次の瞬間!!
ブスッ!
スネ夫「痛てっ!!」
突然両手から何かに刺された痛みを発し人形を落とすとスネ夫の手には血で真っ赤だった。
スネ夫「え?・・・・画鋲?」
スネ夫がキャッチした人形には身体中に無数の画鋲が貼り付けられていることに驚く。
そして赤ん坊はその人形を持つとその人形の口が開いた。
?「けけけけ・・・・マンマトヒッカカッタナ!ホネカワスネオ!!」
スネ夫「え?なんで?てゆーか君?腹話術?」
スネ夫は赤ん坊が人形を使って腹話術で話すことに驚く。
スネ夫「どうして僕の名を・・・・君は誰?」
スネ夫は恐る恐る赤ん坊に聞くと赤ん坊は悪魔のような笑みを出して言った。
?「オレノナハ切人・・・・ヨロシクナ。ホネカワスネオ」
to be continued
次回
スネ夫は旅に出る。