「ふっ、ふっ。」
俺は体を動かしながら体のコンディションを念入りに確認する。
今日襲撃するのは雄英高校。日本の中でも最高クラスのヒーロー育成校だ。
噂では今年の一年はかなり強いと裏の業界では言われてたし、少し興味がある。
ただ……
「おい、ラース何で私はいっちゃダメなんだぜ?」
「何回も言っているだろ。まずは実力調査、本腰を入れるのはもう少し先だ、ミラアルク。」
俺が勝手に住んでいる部屋にムチムチの女性がいた。
名前はミラアルク。種族は『吸血鬼』。体……血液に関係する個性を持っている。
ヨーロッパ生まれだが、俺らと似たような経緯をたどり俺らと出会っている。
「……ラース様。そろそろお時間です。」
「おう、わかった。」
「頑張るんだぜ。」
「わかってるよ。」
黒霧が迎えに着たため俺は黒霧の中に入る。
―――こうして、雄英史上最悪の事件が引き起こされる。
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「うーん、ここが雄英かー。」
「はい。では、私は死柄木様がたを送りにいきます。」
「おう、頼んだぜ。」
俺が降り立ったのは山岳地帯のような場所だった。
確かここは雄英の災害訓練用の施設だった筈だ。いやー、雄英ってかなり金を持っているんだな。
「何をしているのかなー。」
出入口と思われる場所には複数の生徒が宇宙服を着た男に講義を受けているように見える。
確か、情報にあった『13号』とかいう『ブラックホール』とかいう個性を持っていたはずだ。
人間にしては強い個性だな。一歩間違えれば俺でも死ねる。
……暇だな。
「お、おいなんだあれ?」
お、生徒の一人が黒霧たちに気がついたようだな。
暇だし、挨拶にでも行こうかな。逃げ道を封じるのは黒霧のの仕事だけどまあ、少しはいてもいいよな?
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「生徒は全員待避!あれは……ヴィランだ!」
生徒たちの後ろに転移したけど、まだかな……。
「だ、誰ですか貴方は!?」
「ひ、ひいいいいいい!」
おっ、俺に最初に気がついたのは13号だったな。
「いや、ただ面白そうだから君たちを襲いに来た『鬼』だよ。」
「死ねぇ!」
突然前方にいた生徒が俺に近づき爆発させる。
どうやら爆発の個性か。正面の戦闘ならかなり強そうな個性だな。
「いきなりどうしたん爆豪君!?」
「うっせえ!!あいつは俺たちの中にいなかった。つまりヴィランだ!!」
「まぁ、正解だよ。ついでに言えば、君たちと同じ年齢だけどね。」
「なっ!?」
俺が爆発に巻き込まれたのに無傷であったのが意外だったためか爆豪とかいう青年は怒りで顔が凄いことになっていた。
「さて、そろそろいくか。」
「きま
次の瞬間、13号の両腕が消えた。
やり方は単純。13号まで一瞬で近づき両手を交互に触れて腕だけを転移させたのだ。
「ぐっ……!」
「はい、止め。」
そのまま頭に手を置き頭だけを転移させる。
そして、手が上から落ちてきて、その少ししたら13号の頭も落ちてきた。
まずは、一人。
「13号先生!?」
「ひいいいいいい!なんなんだよ、あいつはあああぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「……まず、一人だな。」
「やりすぎです、ラース。」
あ、黒霧が来た。
「何ですか、そのつまらなさそうな顔は。」
「まぁいいけど。」
そして、俺は転移する直前振り返った。
「ハロージャパン。ハロー雄英。ようこそ、悪徳と狂気に満ちた世界に。」
さて、俺は定位置に戻るか。