「な、なんだよここは!?」
「落ち着けよ上鳴、ここはまだUSJ内だ!」
「そうです、先ほどあの男から複数の人影が出てきましたが、敵の数は未知数、落ち着いて行動してください!」
「……!」
「お、おう。」
俺が指定した奴と一緒にチャラそうな金髪の青年に無口な青年、ロックな雰囲気の少女に、背の高い綺麗な少女が飛ばされてきた。
俺としては八百万以外は殺しても構わないけど……。まぁ、一人くらいならいいかな。
「ひひっ、あの男の話に乗ったかいがあったぜ……!」
奥からはヴィランがわんさかと出てきた。
あいつらは黒霧たちがブローカーに頼んで連れてきたただのチンピラだ。まぁ、実力を測るのには丁度いいかな。
「さて、俺も動くかな。」
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「ウェーイ!」
「ブフッ!」
ある程度の敵を倒し、後の奴を上鳴とか呼ばれている奴が放電してたおしたら何故かウェーイになっていた。
あいつの個性、中々いい個性を持っているな……
食べる前に地面の中にいるヴィランを潰すか。正直、最初のジャミングだけで十分だし。
「――――!」
声にならない悲鳴と共に電波系ヴィランを圧縮、潰して殺す。
さて、次は……っと。
「――!上鳴さん、避けて!?」
「もう遅い。」
「へっ?……ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
転移した俺が上鳴の腕を肩から引き抜き、上鳴が悲鳴を上げる。俺はさっさと転移して岩の上に乗っかる。
いやー、あっさりと背後をとれたなー。てか、八百万の奴、俺を視認したな?よく視認出来たな。
「はむ……脂身が少ないな。もう少し鍛えた方がいいぞ。」
八百万たちが上鳴の止血をしている間に俺は奪った腕を食べ簡単な感想を言う。
俺の体質……いや、鬼の体質はただ身体能力が高いだけではない。人を食べることでその人の力を手に入れれるのだ。
昔の鬼たちは武士たちの血肉を食べ、さらなる力を手に入れてたようだけど、今の世の中、強い個性の人の肉体を一定量をたべればその人の個性を俺も使えるようになる。
意外にメリットが大きな行為なんだぜ、これ。
「お前……よくも上鳴を13号先生も……!」
「……!!」
「うーん、取りあえず試し撃ちでもするか。」
ロックな雰囲気の少女の言葉や無口な青年の首肯を無視し、俺は指を拳銃のようにして無口な少年に銃身を向ける。
まずは手に雷を帯びる。上鳴の個性は簡単に言えば電気を帯びるだけだが、そこに認識すれば動かせる念動の力を使い、完全に制御する。
それを指の一点に集中させ、撃ち放つ。
「……!?」
「こ、口田!?」
「口田さん!?」
雷の速度を避けきれなかった口田は心臓を雷の弾丸に貫かれ、絶命する。
これで、二人。
「お前……よくも……!」
「いやー、やっぱりあっさりと死ぬんだね、人間は――!?」
突如、下から迫ってきた弾丸を避けきれず、俺は岩から降りる。
弾丸……いや、ゴム弾か。なら、ホーミングのヒーローか。……正直に言って少しキレてる。まずは潰すか。
「―――死ねよ。」
俺は念動で弾を浮かせ、ホーミングのヒーローに向けて音速の三倍の速度で打ち出し、避けれなかったヒーローは脳天を貫通させて絶命する。
はい、これで三人。
「……話すのは止めるか。」
俺は転移して門の前に戻る。
……そこそこ殺せばいいか。ま、意外に雑魚ばかりだから全滅させてしまうかもだけど。
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「おい上鳴しっかりしろ!?」
「だ、大丈夫だ……!それより、あいつは……?」
「あの人は何処かに行ってしまいました……!」
私は上鳴さんを背中に背負い、山を下山する。
耳郎さんは口田さんの亡骸を背負いながら下山しています。
「なぁ、あいつは何であそこにいたんだ?」
「分かりません……。ですが、何か理由が……!?」
私が言葉をこぼした瞬間、頭にノイズが走る。
『何を目指しているんだ?』
『私はヒーローです!私の力でより多くの人を救いたくて!』
『……ヒーロー、か。俺には程遠いものだな。』
『えー、どうしてですか?』
『……俺は化け物だから、かな。』
頭の中には私の古い記憶が再生されました。
これは……私の記憶?それにしても、この白髪に赤い目をしていて、二本の黒い角が額から生えているのは一体だれ……?……あ
「……先ほどの男、私、知っています……!」
「えっ、嘘!?」
「はい、恐らくは彼かと……!」
けど、それだと不味い。
彼の個性はあまりにも危険すぎる……!
「早く戻りますよ!」
「分かった!」
私たちは急いで山を下山し始めた。
「俺も……いるんだぞ……!もう少し、速度を落として……!」