『時空の歪みを再度検知』
『時空震が発生するものと思われます』
『わかったわ。調査を開始して』
『了解』
『予想以上の時空震よ! 逃げて!』
『試算しましたが、脱出は不可能です』
『そんな…』
「ほんの数分前に一瞬だけだが、巨大なエネルギーを検知した」
「え?」
「数値が計測不可能と出ていた、機械の故障だと思われるが…もしかしたら、ロストロギアの可能性もある」
「場所は?」
「第97管理外世界」
「え? そこって」
「あぁ、しかも海鳴市周辺でだ」
「そんな…まさか…」
「ご無事ですか?」
「あ、あ…はい。ありがとうございました」
「そう言えば、自己紹介がまだやったね。私は八神はやてです」
「貴様、何者だ?」
「我々の計画を邪魔するというのか…」
「発言の意図不明」
「まぁ良い。消えて貰う」
「高エネルギー反応確認。危険です」
「我ら、闇の書の主を守る守護騎士でございます」
「我ら、闇の書の蒐集を行う者」
「夜天の主の元に集いし雲」
「ヴォルケンリッター、何なりと命令を」
「やはり、不確実な情報だけど、前回の時空震で規格外のロストロギアが現れたと考えるのが妥当ね」
「規格外…そんな危険な物…」
「封印するしかないわね…管理局の意見も一致よ」
「それしかないか…」
「主の病は日に日に進行している」
「このままでは…」
「主の為ならば我等は…」
「私は時空管理局の嘱託魔導士、フェイト・テスタロッサ。貴女は何者です? 一体何が望み?」
「答える訳にはいかない」
「ならば! 貴女を逮捕します!」
「規格外の時空漂流者…」
「えぇ、あの2人のせいで全てがおかしく…」
「時空管理局ですら対処しきれない可能性が…」
「規格外の威力を持つ物理兵器の所持…見逃すわけには…」
「しかし、我々に勝ち目は…」
「それでも…」
「アースラを…現状用いる事の出来る最大戦力で出撃します」
「しかし!」
「それしか手はありません!」
「アースラの主砲…アルカンシェルを使うしか…」
「アルカンシェル…発動地点を中心に約100キロ範囲の空間を歪曲させながら反応消滅を起こさせる魔導砲だ…つまり辺り一面が吹き飛ぶぞ…」
「でも、止めるにはそれしかない」
「高エネルギー反応検知」
「演算終了。爆発想定範囲である周囲200キロの空間をベクタートラップで封じ込めます」
「そんな…ありえない…」
「やめて!!」
「着弾確認。目標時空管理局所属艦アースラ完全破壊を確認。周辺宙域に動体反応及び生体反応はありません」
「作戦終了です。お疲れ様でした」