魔法少女ZOË   作:サーフ

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今回は調子が良かったので。


二局面同時作戦

   私達がデッキへ到着するとはやては端末を操作し始める。

 

「さっき傍受した情報や」

 

 モニターに映像が映し出される。

 

 その映像には複数の新生管理局将校となのはが映し出される。

 

「こいつは……」

 

 もう1人男性が、ジェイル・スカリエッティが姿を現す。

 

「もはや。この世界は全て我々の管理下となった」

 

 将校と思われる初老の男性が演説を開始する。

 

「その事を記念し、時空管理局地上本部で記念式典を行おうと思う」

 

「記念式典やと?」

 

「式典には今後新生時空管に力添えをしてくれる企業の人間を招待しようと考えています。多くの企業が参加していただけることを願っています。期日はおって連絡を」

 

「企業の人間?」

 

「まぁ、ある程度の財力があって金銭的支援を行ってくれる連中だろうな」

 

「これだけの力のある組織だわ。きっと多くの企業が参加するわね」

 

 トムは詰まらなそうに映像を停止させる。

 

「しかし記念式典とはね」

 

「そうですね……でもこれはチャンスかもしれません……」

 

「チャンスですか?」

 

 ティアナがはやてに問いかける。

 

「せや。記念式典の間は六課本部の警備は手薄になる可能性もある。その隙に皆を救出するんや」

 

「なるほど……」

 

「せやけど、記念式典の内容も無視は出来ん内容や」

 

「と言いますと?」

 

「記念式典に誰が参加するのか。また記念式典でどんな内容が発表されるかやな」

 

「どういうことです?」

 

 スバルとティアナが首をかしげる。

 

「記念式典と言ってもただパーティーをするだけじゃ無いってことだよ」

 

 フェイトが2人に近寄り答える。

 

「といいますと?」

 

「記念式典には複数の企業の代表を招待するんだろ?」

 

 トムの問いにハーマイオニーが答える。

 

「そんな式典がただの式典ではないはずよ。恐らく何か重大な発表があるはずよ」

 

「重大な発表?」

 

「恐らく新型のガジェットか、決戦兵器と言ったところやろう……せやかと言って式典に忍び込むことは難しいやろうし」

 

 はやてが頭を抱える。

 

「つまり条件は、君達以外の顔が知られて居ない人間という事だな」

 

「そうですけど……そんなの……まさか!」

 

「記念式典ね。パーティードレスを用意しなきゃいけないわね」

 

「危険すぎます!」

 

「大丈夫よ。こう見えても修羅場は潜ってきたのよ」

 

「しかし」

 

「大丈夫よ。貴女達は自分達の仲間を助けに行って」

 

「わかりました……ですが!」

 

 はやてがスバルとティアナを見る。

 

「2人を護衛として付けさせてください」

 

「え?」

 

「ですが、私達は顔が」

 

「せやけど……」

 

 はやてが頭を抱える。

 

「なら1つ良い方法があるわ」

 

「どんな方法ですか?」

 

 スバルが興味深そうにハーマイオニーを見据える。

 

「ちょっとした魔法薬があってね。それでパーティー会場の人に変装するのよ」

 

「そんな事ができるんですか?」

 

「えぇ、その人の体の一部。髪の毛とかが手に入ればね」

 

「それならなんとかなりそうや……2人はそれで潜入して護衛を」

 

「「了解しました!」」

 

 スバルとティアナが同時に敬礼をする。

 

「なら、私達はその間に六課本部やな」

 

「了解です」

 

 はやてが私達に視線を向ける。

 

「それなら私も……」

 

「それはダメや。フェイトちゃんはまだ療養しておいた方がええ」

 

「でも……」

 

「大丈夫や」

 

 はやてはフェイトに微笑む。

 

「さて、それじゃあ準備でも始めるか」

 

「そうね。まずは架空の口座を開設して架空の資金援助を行う必要があるわね」

 

「まぁ、この世界のセキュリティなら何とかなるだろう」

 

「えぇ、それに関しては私がやるわ」

 

「そうか。なら僕はその他の準備に移るとするよ」

 

「さて、私達も作戦の準備を始めるで」

 

 はやての指示に従い私達は準備を開始した。

 

 

  数日後。

 

 式典当日。

 

 私達はミッドチルダ郊外にステルスを施した揚陸艦で地表に降り立った。

 

 

「さて、それじゃあ私達は式典会場に向かうわね」

 

「面倒なことにならなければいいんだがな」

 

 黒を基調としたドレスを身にまとったハーマイオニーとタキシードを着込んだトムが周囲を見回す。

 

「さて、車を降ろすわね」

 

 揚陸艦からスポーツカーを降ろすとスバルとティアナが驚愕する。

 

「こ、これを運転するんですか?」

 

「そうよ。運転は不安?」

 

「いえ……と言うか……」

 

「安心して、自動運転だから」

 

「そう言う事なら……」

 

 2人は興味深そうに車の中を見回してた。

 

「私達は六課本部やな」

 

「そうですね」

 

「そう言えば式典へ招待状は届いているんですか?」

 

 はやてが疑問に思うとハーマイオニーが手元のポーチから1枚の紙を取り出す。

 

「ここにちゃんとあるわ」

 

「良く用意できましたね」

 

「そりゃ架空口座でかなりの額を寄付したし、大企業の令嬢なんて設定の嘘情報まで流したからな」

 

「やるからには徹底的によ」

 

「設定が凝りすぎな気もするが……まぁいいか」

 

 トムは呆れながらトランクルームに荷物を積み込むと後部座席に鞄を置く。

 

「荷物はこんなもんか?」

 

「そうね」

 

 そう言うと2人は後部座席に座る。

 

「さて、そろそろ行こうか」

 

「そうね。2人も乗って」

 

「は、はい!」

 

「で……どっちが運転する?」

 

「ティアが……」

 

「私?」

 

「うん」

 

「う、うん」

 

 ティアナが運転席に座り、スバルが助手席に座ると車のエンジンがかかる。

 

「目標地点は設定済みよ。後は運転するふりだけで良いわ」

 

「ふりだけって言われても……」

 

「まぁ、気楽にな。座っていれば事故は起きないさ」

 

「さて、それじゃあ行ってくるわね」

 

「はい。お気を付けて」

 

「そっちもね」

 

 ハーマイオニーがそう言うと車が発進し遠くへと消える。

 

「さて、私達も行くとしようか」

 

「そうですね」

 

「ところで……」

 

「なんですか?」

 

 はやてが周囲を見回す。

 

「私達の車は?」

 

「ありません」

 

「じゃあ?」

 

「私が運びます。さぁ」

 

 私ははやての前に両手を差し出す。

 

「まぁ、たまにはこういうのもええな」

 

 はやては私に体を預け抱きかかえられる。

 

「それでは、機動六課本部へ移動します」

 

 私達は目標地点へと移動を始めた。

 

 十数分後。

 

 私達は六課本部上空へ到着する。

 

「皆……」

 

「周辺に敵影は多数ありますが潜入には問題ありません」

 

「しかし、正面突破と言う手段もあります」

 

「お好きな方をお選びください」

 

「せやな……」

 

 はやては数秒思案する。

 

「中に居る皆に救助が来たことを知らせる為にもここはド派手に行くとしよか」

 

「了解です」

 

 私達は六課正面に着地する。

 

 それと同時に広域にジャミングを展開する。

 

「なっ! 何者だ!」

 

 正面玄関を護衛していた兵士がこちらにデバイスを向ける。

 

「六課機動部隊! 部隊長の八神はやてや! 家族を迎えに来たんや!」

 

「なんだと!」

 

 私は眼前にFマインを展開するとデルフィがそれを正面玄関に投げつける。

 

 その着弾と同時に六課正面玄関が吹き飛ぶ。

 

「さて、行くとするか」

 

「了解です」

 

 はやてを先頭に私達は歩みを進めた。

 

 

 六課内部では多少の抵抗はあったものの問題なく潜入で来た。

 

「やはりパーティー会場に人員を割いていたようやな」

 

「そうですね」

 

「どちらへ向かっているのですか?」

 

「ロストロギア保管室や。きっとみんなそこに居るはずや」

 

「了解です」

 

 私達はロストロギア保管室の扉を開ける。

 

 

「やっぱりな……」

 

 保管室の中は荒らされており、ロストロギアは1つも検知できない。

 

 はやては周囲を一瞥した後、歩みを進める。

 

 その先は壁だが、その向こうには空間を検出する。

 

「ここや」

 

 はやてが扉の一角を振れるとスキャナーが起動しロックが解除される。

 

「ここは?」

 

「隠し部屋や。ここに入るには私かアインスじゃないとは入れないんや」

 

「そうですか」

 

 私達は扉の奥へと足を進める。

 

 通路は光源がなく薄暗い空間が続いていく。

 

「何者だ!」

 

 暗がりの奥からシグナムの声が響く。

 

「シグナム!」

 

「その声は……主ですか!」

 

「皆は!」

 

「お待ちください!」

 

 数秒後、室内灯が灯り、周囲が明るくなる。

 

「皆!」

 

「主!」

 

 はやてが走りだすと、奥から現れた全員がはやてに駆け寄る。

 

「皆無事でよかった!」

 

「主もよくご無事で」

 

 アインスがはやてに駆け寄る。

 

「主、今外はどういう?」

 

「それが……」

 

 はやてが状況を説明すると全員の顔色が暗くなる。

 

「まさかそこまでとは……」

 

「せや……それになのはちゃんも……」

 

「なんてことだ……」

 

 全体に重い空気が流れる。

 

「アインス……アレの準備は?」

 

「問題ありません」

 

「そか……」

 

 はやては歩き出すと同時にアインスもあとに続く。

 

 2人は左右に設置されたコンソールに手を置く。

 

「主……?」

 

「私と主。2人の認証が必要なんだ」

 

 アインスが呟く。

 

 すると、部屋の壁が開かれ扉が現れる。

 

「さぁ、行こうか」

 

 私達ははやての後に続く。

 

「こ……これは……まさか……」

 

 私達の眼前には1隻の戦艦が鎮座していた。

 

「アースラや……有事の際に備えて地下に隠しておいたんや」

 

「まさかこれほどの……」

 

「さぁ! 全員乗るんや!」

 

「しかし、どこへ?」

 

 シグナムが疑問を投げかける。

 

「大丈夫や! 行く当てはあるんや!」

 

「はぁ?」

 

 はやてがそう微笑むとシグナムは首をかしげる。

 

 全員がアースラに搭乗後、急激に浮上を開始する。

 

「このまま外壁を突破して一気に大気圏を抜けるんや!」

 

「了解です!」

 

 操縦桿を手にしたアインスが答える。

 

 次の瞬間、アースラは外壁を突破し、急浮上する。

 

「うぉ!」

 

「無茶するなぁ……」

 

「これくらいなんてことないやろ」

 

「そうですね」

 

 はやては指揮官席に座りながら笑みを浮かべた。

 

  ハーマイオニー達が乗った車は自動運転のまま目的地へと到着した。

 

「さて、ここが会場ね」

 

「そうですね」

 

 会場となった時空管理局地上本部は周囲に警備と思われる新生時空管理局員によって包囲されている。

 

「警備が厳重ですね……」

 

「ここを通り抜けるのは厳しいのでは……」

 

 スバルとティアナが周囲を見回して不安そうな表情を浮かべる。

 

「大丈夫よ。このまま車を進めて」

 

 対するハーマイオニーは落ち着いた表情でティアナに指示する。

 

「了解です……」

 

 4人の乗った車は入口へと向かう。

 

 その時、2人の女性警備担当の新生時空管理局員が車を止める。

 

「チケットを確認させてください」

 

「はい」

 

 スバルは俯きながらハーマイオニーから受け取ったチケットを差し出す。

 

「はい、確認しました」

 

 警備担当者がそう言うと入口のゲートが開く。

 

「ありがとうございます」

 

 スバルがそう言うと普段通り会釈をする。

 

「え? この顔は」

 

「あっ!」

 

「指名手配中の!」

 

 会釈の際に顔を確認されてしまい不穏な空気が流れる。

 

「そ、そこを動くっ……な……」

 

 警備担当が警報を鳴らそうとした瞬間、2人がその場で倒れ込む。

 

「え?」

 

 スバルとティアナが不思議そうな表情を浮かべる中、ハーマイオニーが杖を片手に後部座席から下車する。

 

「さて……2人は警備室にでも隠しておきましょう」

 

「あの……」

 

「安心して、眠っているだけよ」

 

「そうなんですか?」

 

「えぇ、明後日には目を覚ますはずよ」

 

「は……はぁ?」

 

 ハーマイオニーが杖を振ると2人の体が浮かび上がり、警備室へと移動する。

 

「さて……」

 

 ハーマイオニーはポケットから2本の試験管を取り出す。

 

「これは?」

 

「ポリジュース薬よ」

 

 そう言うハーマイオニーの横にトムが接近する。

 

「ほら、サンプルだ」

 

「感謝するわ」

 

 ハーマイオニーはトムから2本の髪の毛を受け取るとそれぞれの試験管へと入れる。

 

 髪の毛が入るとポリジュース薬が一瞬光を放つ。

 

「はい」

 

「「え?」」

 

 差し出された試験管を目の前に2人は顔を歪める。

 

「これを……」

 

「そう。飲んで」

 

「は……はぁ……」

 

 2人は恐る恐る試験管を手に取る。

 

「一気に行った方が良いさ」

 

「は……はい!」

 

 2人は数回深呼吸をした後、意を決したように一気に試験管の中身を飲み干す。

 

「うげぇ……」

 

「なんか……すごい苦いですね……」

 

「変な味……」

 

「これでも味はかなり良くなった方なんだけどね……」

 

「そ……そうなんですか?」

 

「昔はもっと酷い味だったのよ」

 

「えぇ……」

 

 2人が困惑していると体に変化が表れ始める。

 

「え?」

 

「え? え?」

 

 困惑している2人の姿が先程の警備担当者に変化する。

 

「ばっちりね」

 

「これは……」

 

「さて……私達はパーティー会場へ行くわ」

 

「君達は車の中で待機していてくれ」

 

「ですが!」

 

「大丈夫よ。あと、その姿は自分で解除したいって思ったら解除されるはずよ」

 

「それに、いざってとき逃げる手段がないと大変だろ」

 

 ハーマイオニーとトムに説得され2人が首を縦に振る。

 

「わかりました」

 

「さて、それじゃあ行きましょう」

 

「あぁ」

 

 ハーマイオニーが差し出した手をトムが取ると2人は会場へと移動した。




この前、友人に連れられて初めてパチンコへ行きました。

なのはの台があったのでやったら

お財布ブレイカーさえました。

なのはさんに私は嫌われているのでしょうか?

何か…悪い事でもしたかしら…
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