あの京楽隊長から、隙を奪った人だぜ。
こっちのロバートさんは苦労人です。
相変わらずうっすい内容すまんそん。
はぁーい、どうもどうもバンビちゃんですよ。
今日はちょっとお出かけしているんですよ。場所はなんと、
うん、今。
周りが滅茶苦茶ドンパチしているんだよ、すごく煩いくらいに。実際、耳塞いでも煩いんだわ。
……で、お前何しているかって?サボっているに決まっているじゃないか、何で個人的に恨みも無い瀞霊廷を襲撃せなあかんのか。とはいえ、何もしないでいるのもアレ何で適当にユーハバッハ様のケツに爆竹入れるような悪戯、拷問の準備をしようと思います。
ブラックな社長が居るから、ブラックになるんだ。
でも、今日はロバートさんが居るしそれに免じて爆竹だけで許すよ。
…私さ、梨が好きなんだよ。日本の梨が一番好きかな、西洋の梨も好きだけど…あの甘さが癖になるんだよね。美味しいよね、梨…。
さてっと、手始めに何処をブラつこうか。
医療現場、科学研究所…どっち行っても、蛇と鬼が同時に出るんだよなぁ。
また、あの娘が何処かで悪戯しているな。
あの娘、バンビーはいつもそうだった。あの子の教育係としてのあの日々が、一番充実していた。
昔から計算高く、野心家でユーハバッハ様を蹴落とさんとする姿勢は変わらず、それが日々高くなっている。私は、それを間近で見続けた。最初は恐怖と焦燥感に駆られていたが、今となってはあの子に期待を寄せてしまった。
星十字騎士団、その中に潜むロンリーウルフ。
群れを成さず、群れる事が出来ず、群れに馴染めない哀れな娘だった。だが、あのバンビエッタはそれを物ともせず気高く強かに育った。
野心を募らせ、いつの日かユーハバッハ様を止める、いや…その息の根を止める日も、近いかもしれない。閣下の部下とは言え、これでも純潔の滅法師の末裔である私は、この現状をどうにかしたかった。
死神といがみ合わず、ただビジネスとして割り切ってしまえばいい。
過去に縋っては、低迷する。何れ、私たちの存在意義を失う。
…それでも許されない、それでは過去の礎となった人々に申し訳ない。それが今やここまで先のばされてしまった。
「気に入らない」
「…何が、かね?」
「この行動は…実に、気に入らない。瀞霊廷を襲撃?アホの極み、死神が無くなれば破滅への一歩、死者の魂は救えん。霊王なくして、世界は安寧を続けられない…あの男が、霊王になる資格はない」
いつになく、恐ろしい形相だ。
普段から感情の無い笑みを見せているが、今の顔は…憤怒。
「言葉を慎みなさい、バンビエッタ」
「ハ、ハハハ。コレは愚痴ですよ、師…。ですが、あなたもそう思いでしょう?
アレは霊王には成れない、成ってはならない。あの異常者に…この世を崩させるわけにはいかない。まだ、あのアイゼンとかいう死神がマシですよ。
死が無き世界は、所詮画面の世界だけ。
生と死、忌反し合うからこそ、美しい…!」
単純で、恐ろしい彼女に私は、期待をしてしまうだろう…あの方が崩れ落ちるまでずっと。
まだ、嫁入り前の娘に…何と言う過度な期待をするのか。
そう、自分を攻め続ける…。
時系列はそこまで考えていないです。
バンビちゃん、爆死させたらどうしようか。
あの隊長な雛森さん、またお目にかかりたいね。