第4話
子龍と巫女の夢
~私~
私は夢を見る
夢の中の建物はとても高くて
周りも知らないものばかりで
とてもとても怖かった
でも、隣には何時も同じ人が居て
その人と色々な所に箱に乗って移動していた
顔は分からないけど
夢に出てくるのは同じ人だと確信は持っていた
貴方はだれ?
目が覚めて何度問いかけただろう
ある朝、目が覚めて私は泣いた
理解したから
彼とは夢の中でしか会えないと
私の今生きている
この世界では会えないのだと
静かに泣いた
7歳の誕生日の日だった
~俺~
俺は夢を見た
酷くなつかし夢だ
軽トラが田舎の農村
世界遺産の城がたっている大きな街
超高層ビルが立ち並ぶ賑やかな都会
そんな中を自家用車で二人であちこち行った
夢だから道中は全カット
いつも俺運転で隣には大事な人が乗っている
出張の時意外毎日みる愛しの顔
君は
目が覚めて呟いた
そして目には涙が流れた
少し思い出せた
でも俺が今生きている
この世界ではもう会えない
寝ている爺さんの隣で
静かに泣いた
6歳の誕生日の日だった
~???~
?は沢山の夢をみている
その中の一つは
幼少のころにいじめられていた二人の男女が高校の頃出会い
紆余曲折ありながらも結ばれ
幸せな日々を送っていた夫婦が
突如その世界から去る夢
まだ別の夢では
不幸中な少年が鬼になり
その少年が不幸な鬼を増やす
不幸な鬼は人々を不幸にし
不幸にあった人々は
その身を殺してまでも
鬼を切る
?は数ある夢のなかで
二つの夢を不憫に思った
だから二つの夢を少し繋げることにした
幸い、夫婦は鬼の夢を観測していた
漫画として
夫婦に願いをのせて鬼の世界に送り出した
そしてまた二つの特別な本も送り出した
それは?の持ち物だった
願わくばこの夢達に幸訪れんことを
?は夢を見続ける
数多くの異世界や平行世界の夢を
巨大な翼の生えた神々しい龍のは
今日も夢を見続ける
「義父さん!義母さん!さっき草むらでこんな本拾ったよー!!」
「本?こらっ!勝手に拾ったらだめよ!持ってた人がさがしにくるかもしれないでしょ!もとあった場所に返してきなさい!」
「えー、でもこの本を捨てるなんてとんでもないって勘が伝えてくるんだけど」
「お前の勘がか?ふーむそれならお前が持ってたほうがいいかもしれんな」
「え?あなたほんとにいってるの?」
「ねぇいいでしょ?義母さん!」
「過去、この子の勘に山ほど助けられて来たんだ、そんな喜十郎がまた勘で言っているんだ、だから許してやってあげないか?」
「はぁ、しかたないわねぇ、でも持ち主がさがしに来たりしたらちゃんと返すのよ?」
「!ありがとう!義父さん!義母さん!えーっとなんて書いてあるのかなぁー」
「そういえばまだ字は習ってなかったな、ええっと『天の呼吸指南書』かな?なにか武術の指南書みたいだ、難しい言葉ばかりだから、ちゃんと字を習ってから読むんだよ?」
「うん!」
「喜十郎にぃちゃーん!、遊ぼー!」
「にぃちゃんにぃちゃん!まりけろーよー!」
「あら、みんなが呼んでるわよ、本はちゃんと預かっておくから、遊んでらっしゃい!」
「わかった!本お願いね!いってきまーす!」
「みんな怪我に気を付けるんだよ」
「「「はーい!!」」」
「お父さん、先ほど神棚へお供えに行ったらこんな書物がおかれていたのですが」
「んん?ワシがさっき行った時には無かったが、誰かが置いたのか?」
「どうなんでしょう、ですが父さんが入ってから僕が入るまで誰も神社に入って無かったように思うのですが」
「ううん、不思議じゃな、なになに、『地の神楽』か、どうやら神楽の指南書のようじゃな」
「どうしてそんな書物が置いてあったかは分かりませんが、これも御祭神、高御産巣日神(たかみむすびのかみ)の思し召しかもしれませんね」
「そうじゃな、ならばいついかなる時に必要になるかわからんな、大切に保管しておこう」
「そうですね、わかりました」
今日の明治こそこそばなし!!
喜十郎くんはあのあと頑張って字を覚えて独学で呼吸法をおぼえたんだ!
でもそのあと家族は鬼にやられちゃったけど
呼吸をつかって鬼を倒して生きのこれたんだ
強いね喜十郎!
次回第5話
再開
彼と彼女の途絶えた時間が動き出す
第4話
子龍と巫女の夢
終わり
宜しくお願いします