~鬼滅の刃~転生鬼断譚   作:天龍寺

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第6話「未来のために」

 

~産屋敷邸、夜~

 

「俺たちはどこまで覚えてる?」

 

こんばんは~天龍寺 旅龍ですぅ~。

 

今から嫁(確定)と家族会議をしますー。

 

と言っても前世の出来事や鬼滅原作について語り合おうと思っとる所でございやす。

 

はてさて嫁さんの反応は?

 

「・・・リュウちゃんは?」

 

そう来るかぁ、まぁ俺から話すか。

 

何か変な生まれやったしな。

 

「俺はあの世界の歴史、この世界の物語、そんでレイちゃんを愛していた。いや、今も愛してるんやけど。その記憶だけある。でも、俺があの世界で何をしとって、どないしてこの世界に来たんかは、さっぱりわからん。要するに俺自身のことがさっぱりわからん。」

 

まじでこれ。

 

レイちゃんとどんな感じで接していたかとか、どんな子やったかとかはバッチシ思い出した。

 

でもまだ、俺がどんな風に育って、どんな友好関係があって、どんな仕事に就いていたかとか全くわからん。

 

「うん、私もおんなじ感じ。でも多分、リュウちゃんほどあの世界を覚えてない。なんか夢をみてる感じでしか思い出せへんから。そもそもリュウちゃんのことやって、さっき会った時に強く思い出せただけで、それまでは夢でしか会ったことがなかったから。どこか別の世界のことを客観的に見てたような感じやったもん。でも今は思い出せた。私はあの世界からこの世界にやって来たんやなって。」

 

「……なるほどなぁ、じゃあこの世界、鬼滅の刃のことは?」

 

ふむ、俺の場合は結構覚えてるところはバッチシ覚えてるけど、レイちゃんは結構ふんわりなんかなぁ?

 

言葉の通り、この世界の人が前世の記憶として毎日夢を見るって感じか。

 

ってことは鬼滅もそんなにかも。

 

「うーん、それも曖昧。でもアニメとコミックどっちも見た記憶はある。でも内容がやっぱあやふややな……。これもさっき思い出せたことで、これまでは全く分からんかったしなぁ……、でも無意識的に予防線は張っとったみたい。今産屋敷邸に住んどるし。」

 

ふむ、感覚としては漫画読んでから10年間読んでなくて、今思い出せって言われたら、どやったっけ?ってなる感じか?

 

ん?予防線?後で聞こ。

 

「そっかぁ……。俺は鬼滅の刃の内容は、だいたい思い出せてる。って言ってもネット検索かけるみたいにワードを思い浮かべたら概要が分かるみたいなかんじなんやけど。今まであった事を総合して考えた場合、今はまだ原作1話開始の6年ほど前やと思う。まぁワードを思い浮かべてもわからんことが多いな。原作で明言されてない設定も結構あるし。それと予防線ってなに?」

 

「6年後に炭治郎くんの家が襲われるって事やんなぁ?何か長いようで短い時間やなぁ。予防線はまぁ色々と?藤の紋の家の医者版見たいな。鬼に被害にあった人達とか、隊員の家族が被害に合わないように上手に隔離したりする組織を作らせて貰ったりしてる。私の家系も何か結構複雑で医術に長けてたから、産屋敷邸から声掛けられて、耀哉様の治療に当たることになったのが予防線かなぁ?それで、これからどうするん?私はリュウちゃんに任せる。」

 

ほぇー、まぁ確かに鬼の被害って結構甚大になる事が原作でも多々あったし、蝶屋敷や隠では間に合わんわなぁ。

 

もしかしたら原作で救えなかった人達も救えるかもしれん。

 

その点をカバーしながら、耀にぃの完治にも挑んでるって事やな。

 

原作には当然レイちゃんはおらんから、もしかしたら完治出来るかも。

 

よし!!

 

「俺は……、せっかくこの世界に来たんやから、これから鬼に不幸にされる鬼も、鬼に不幸にされる人も、助けたい!原作ブレイクがなんぼのもんじゃい!炭治郎も胡蝶姉妹も産屋敷家も助けたらぁー!」

 

実際もう手鬼を討伐する事で、原作では無くなる錆兎を生存させる事に成功しとるし。

 

二次創作なんかでもし間に合ったらっていう事が出来るはず!

 

そんでそれを助けてくれるのは他にもおる。

 

「わかった。でも、あんまり原作を壊し過ぎると無惨につながる手がかりもなくなってまうで?」

 

そうなんよなぁ。

 

俺の頭やったら何をどうすればええかなんて全然わからん。

 

やからスマートにハッピーエンドに繋げてくれるブレーンが必要なや。

 

「そうなんだよなぁ、その事含めて、お館……。もう耀にぃでええか、二人やし、耀にぃに相談したいんやけど。せっかく原作知識っていう強みがあるんやし、それを耀にぃがどう思うかはわからんけど、利点と欠点をちゃんと伝えたら、理解してくれると思う。」

 

そう、原作で無惨を引き出した産屋敷耀哉なら。

 

「うん、リュウちゃんがそう思うなら、それに従う。」

 

「ありがとう。ごめんねレイちゃん。あと、詳しく俺が今まで辿ってたことも話しとくか。レイちゃんのことも詳しく教えてくれへん?」

 

なんせ13年間色々あったからな。

 

一言ではなかなか言い表せん。

 

そんで今のレイちゃんの事も、俺はまだなんも分からんからな。

 

「そうやね、私もこの世界で色んな能力を扱えるようになったから、その辺もすり合わせとかなあかんやろね、今後のために。」

 

それから二人は夜遅くまで話し合った。

 

元?現?夫婦やからって卑猥なことは一切ないで。

 

お互いまだ体は子供やしな。

 

俺は森で爺さんに拾われてから選別試験までのこと。

 

零華は、小さい時から扱える特殊な能力。

 

幼少のころに鬼に襲われ、助けてくれた鬼殺隊士に憧れ、この道へ進んだこと。

 

両親が医療術に長けていて、それを受け継ぎ医者として産屋敷邸へ招かれたこと。

 

語らうことは沢山あった。

 

 

そして夜が開けた!

 

 

ぱらぱらぱっぱぱーん

 

 

どうも寝不足の天龍寺 旅龍ことリュウです。

 

ごきげんよう。

 

あれから二人して徹夜で話し合い、零華は夜明頃に倒れるように眠りました。

 

俺も眠い。

 

寝てもいいよね?

 

まだ朝日が山の向こうに微かに見えるだけ。

 

朝食までまだ時間はあるやろ……。

 

俺、藤襲山からあんまり休んでないの。

 

僕つかれたよパト○ッシュ。

 

ぐぅ。

 

 

 

今度こそお早うございます。

 

朝食の時間です。

 

眠たい目を零華と二人で擦りながら

食卓に着きました。

 

耀にぃはまだ来てないみたい……。

 

あ、来た

 

「おはよう、リュウ、零華。昨日はよく眠れ…………なかったみたいだね。遅くまで二人で話し合っていたみたいだけど。隊士は体が資本、無理するんじゃないよ?まぁ、私も人のことはあまりいえないけど。」

 

うへぇその通りでございますぅ。と言っても爺さんの訓練で野営しながら徹夜とか普通にあったしな。

 

それに今回の最終選別は後半野営してたって言っても結構ゆっくり出来たから、まだましのはず。

 

多分……ってあまねさん、耀にぃを睨まないであげて!

 

何か小鹿みたいになってるからァ!

 

「本当です。昨日のことで興奮してるのかもしれませんが、ソワソワソワソワと。挙げ句の果てに眠れないからと書物を読み出す始末、お体に触ります。」

 

ありゃー、ちゃんと怒られてる。

 

やっぱ嫁には頭上がんないわなぁ。

 

ん?よしのさんもなんかいいたげやな。

 

「あら、耀哉、また夜更かししたのですか?仕方ない子ですねぇ~。」

 

うふぇー、あの耀にぃがしおしおだぁ……。

 

珍しいもんを見た、心のメモ帳にめもしとこ。

 

メモメモ。

 

「耀にぃも叱られるんですねぇ、ご心配をお掛けしました。ですがおかげで少し整理ができました。後でお時間頂いてもいいですか?」

 

それはそれとして、ちゃんと言わなあかんことは言っとかなな。

 

「まぁ私も人の子、叱られることは多々あるよ、零華、今日の予定は?」

 

「はい、食事の後は午前の診察と運動があり、その後であれば昼食までは時間が取れます。ですが午後から夕食までは公務をしていただきます。来客の予定はありません。」

 

おっ、レイちゃんはちゃんと仕事しとるなぁ。

 

メモ帳も何も見てないのによく覚えてるなぁ。

 

俺にゃ無理や。

 

「わかったよ、ありがとう。と言う訳だから診察と運動のあとでもいいかい?」

 

忙しはずやのに申し訳ねぇな。

 

でもスマン、必要な事なんや。

 

「はい、大丈夫です、お手数をおかけします。」

 

「とんでもない、新しくできた弟のためだ。話はちゃんと運動の後に聞くよ。じゃあ冷める前に食べよう、いただきます。」

 

「「「いただきます」」」

 

俺は朝食が終わったあと、耀にぃの診察が終るまで暇なので広い庭で自主鍛練!

 

いつも続けてたら日課やけど、山じゃ無い場所やと出来ることが減るから何か物足りなく思うな~。

 

柔軟の後に走り込み以外の筋トレと

各種型の確認、呼吸の鍛練。

 

一つ一つこなしていく。

 

そういえば、爺ちゃんの遺書に、体力を使わず出来る呼吸の鍛練方法が書いてあったな。

 

擬音ばっかやったけど。

 

まぁ俺が解釈する所やけど、この呼吸法での効能は、戦闘用の瞬間的なパワーや瞬発力を生み出すことやなく、主に持久力や自己治癒力アップ、病気や呪い等の侵食の低下のみを突き詰めた呼吸みたいやな。

 

一番の強みがさっき言った体力を使わないことと習得の手軽さ。

 

そう。

 

習得の手軽さである。

 

爺ちゃん。

 

なんでもっと早く教えてくれなかったの。

 

呼吸の習得のために、底なし沼に頭から落とされたことは!?

 

水が入った巨大な桶に詰められて、蓋まで閉められて蹴破って出るまで出れマテンしたことは!?

 

まぁ、死にかけたけど、それで習得出来ちゃったからええけど……、ええけど!

 

そんで爺さんがこの方法を思い付いたんも、俺と手合わせし出した時、癌に犯されててしんどかった爺さんが、少しでも楽に体を動かしたかったらしく、そんな呼吸できんかなーってやってみたら、出来たみたい。

 

やから俺が爺さんにお願いして修行しだした時は、まだ出来てなかったってことやな。

 

わかってんねん……ほんまは……。

 

それはさておき。

 

そんな鍛練してたら、耀にぃがレイちゃんといっしょに庭に出てきた。

 

動きやすい格好で。

 

軽く挨拶した後にラジオ体操し出した。

 

そう、ラジオ体操。

 

ほんまはまだ、この世には無いはずなんやけど。

 

レイちゃんが夢の内容から発掘したらし。

 

まぁ健康にええからな!

 

それにしても。

 

耀にぃ……。

 

なにこのかわいらしい生き物。

 

ついでだから爺ちゃん直伝(遺書)

の持久の呼吸教えちゃう。

 

元気になーれ。

 

簡単だし疲れないから耀にぃもすぐに覚えたよ!

 

やったね!

 

そのあと汗かいたし体を清めてから

 

耀にぃが待つ応接間までやって来ました。

 

「お館様、天龍寺旅龍ならびに天月零華、入ります」

 

さすがに公式の場やし内容が内容やからかしこまっていくぜ。

 

「よく来たね、入ってらっしゃい。」

 

「「失礼します。」」

 

うう、緊張する。

 

でも伝えなきゃな。

 

「昨日は御容赦頂きありがとうございます。つきましては、整理が着きましたので報告させていただきます。」

 

「そんなにかしこまらなくていいんだけど……。まあ、聞こう、話してくれるかい?」

 

 

 

今日の明治こそこそばなし!!

 

作者は早く日輪刀の話を書きたいそうだけど、お館様に伝えたいことが多過ぎて、たどり着けないそうだよ!

あくしろよな!

 

 

次回第7話

 

未来への道筋。

 

彼らが進む道は茨の道。

 

 

 




ありがとうございました


令和8年7月27日より再編集
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