~鬼滅の刃~転生鬼断譚   作:天龍寺

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第8話「始まりの門出」

 

やあ!

考えるのを耀にぃに投げた

天龍寺 旅龍ことリュウだよ!

 

耀にぃに相談してから数日がたったよ!

 

あれからすることもないし、鍛錬鍛錬鍛錬。

 

たまに耀にぃの相談事や零華のお願いなんかを聞いたりしながら過ごしたよ!

 

今日は隊服が届くみたいで、わくわくしとる次第であります。

 

コスプレみたいになるかもなぁ~。

 

おや、レイちゃんや。

 

「あ、リュウちゃん!隊服届いたみたいやで!どうする?一回着てみる?」

 

おお!隊服が届いたか!

 

背中に滅の字が書かれた黒い学ラン。

 

雑魚鬼なら傷がつかないとかいう謎の物質で出来た隊服ゲットだぜ!

 

まぁ、すぐには着んでええか。

 

「いや、また今度にするわ。採寸はしっかり取ってくれたしな。」

 

「そう?ならここにおいておくねー。」

 

にしても、学ランか。

 

パッと見、ポケットとか少ないし、もっとタクティカルな感じにしたいよなぁ。

 

「レイちゃん、この隊服なんやけど、改造とかしてもええんやろか?」

 

「うーん、あんまり変えすぎても目立つし、本体はポケットちょっと増やすぐらいしかできんかなぁ?あとは羽織の内側にちょっと増やすか、ベルトにいろいろぶら下げるかやね。」

 

うーんなるほど、変えすぎてもまずいかぁ?

 

今後は一人で行動することが増えるやろうし、救急キットとか持ち運ぶのにカバンをいちいち背負うのも邪魔やから、何とかしたかったんやけど。

 

「ん?改造したいん?何ならできるとこはやっとこか?あれやろ?昔の……、サバゲーやったっけ?の時みたいにベルトも改造しとくけど?」

 

おっ?まじ?

そらやってくれたら助かるし、できることも増えるやろうしな。

 

「え、ええの?」

 

「うんええよ、リュウちゃんの頼みやったら全然するでー!」

 

「やったぁ!ありがと!」

 

やったぜ!

 

これで行動が楽になる。

大太刀を持つ関係上、背中はなんにもないほうがええんよ。

 

抜くときは大変やからな。

 

「そうそう。リュウの日輪刀やけど、作ってる人がご高齢で、ここまで来れんみたいやから、調整とかもあるやろうし、刀鍛冶の里まで来て欲しいそうやで。」

 

へぇ、そうなんや、炭治郎の時みたいにひょっとこ傘が来るんか思てたけど、歳ならしゃーないか。

 

「そうなん?了解、えーっと、いついけばええんかな?」

 

「連絡係の人は3日後に迎えに来るとかいっとったで、まぁそれまでには隊服直しとくわ。」

 

あぁ、なるへそ。

 

刀鍛冶の里も隠されてたなぁ。

 

1人では行けんわな。

 

そういえば刀鍛冶の里には、訓練用オーパーツ二足歩行ロボットがあったな……。

 

今の時代なら管理してる人も生きてるやろうし、今後のために修理マニュアル作るようにいっとこ~。

 

さて、また鍛錬してくるかぁー。

 

 

~3日後~

 

ついに旅立ちの日が来ちゃいました。

 

いゃぁ~。

 

日が経つのは早いねぇ~。

 

つっても、鍛錬しかしてへんけどな。

まぁ耀にぃに会いに何人か隊員の人が来てたみたいやけど、時間が合わんくて絡み無かったわ。

 

残念。

 

さて、これから日輪刀をとりに刀鍛冶の里に行って、それからすぐに任務へ行くことになったからね。

 

仕方ないね。

 

仕方……ない……よね?

 

い゛ぎだぐな゛い゛よ゛ぉぉぉぉ。

 

耀にぃと零華とずむのぉぉぉ。

 

…………。

 

そんなことも言ってられません。

 

これって鬼退治なのよね。

 

早く不幸を消さなきゃ。

 

昨日の夜は産屋敷一家が送別会をしてくれました。

 

送別会ということで、いつもより少し豪華な料理が並んでたな。

 

耀にぃが

 

「今日はリュウの門出だからね。」

 

って用意してくれたらしい。

 

そんで、あまねさんも優しくて

 

「いっぱい食べてくださいね。」

 

ってめっちゃ料理勧めてくれた。

 

美味くてガツガツ食ってたら、よしのさんも

 

「若い者はよう食べる。」

 

と目を細めて笑っててくれたなぁ~。

 

途中から満腹すぎて食害チックになってきたけど辞められない止まらないー。

 

ほんの数日前まで赤の他人やったはずなんやけどなぁ……。

 

なんやろう。

 

ここにおると、本当に家族みたいで落ち着く……。

 

鬼殺隊の当主一家やのに、こんな普通で温かい時間があるんやなぁ……。

 

飯はめちゃくちゃ美味しかった。

 

みんなで笑って、飯食って。

 

たわいもない話して。

 

そんな時間が、なんか嬉しかった。

 

爺さんとおった時は二人だけやったからな……。

 

賑やかなんもええわ。

 

食事が終わって、部屋へ戻る前に、耀にぃが静かに声を掛けてきた。

 

「リュウ、少しいいかい?」

 

「ん?どうしました?」

 

「明日、刀鍛冶の里に向かい、専用の日輪刀を預かってから、鬼殺隊士として歩き始める。でも忘れないでほしい。ここは君の帰る場所だ。

だから必ず、生きて帰っておいで。」

 

そんな言葉掛けてくれるもんやから何か目にゴミ入るやろ……。

 

「はい。」

 

あん時はそれしか言えへんかったな……。

 

その後部屋へ戻ってからは零華と二人で最初は静かに話しとったんやけど……。

 

「また離れ離れになるんやね……。」

 

「大丈夫、すぐ帰ってくる。俺、足も早いしな!」

 

「約束?」

 

「おう約束や。」

 

数分後。

 

「いかんとってぇぇぇ!」

 

「いきたくないぃぃぃ!」

 

結局二人して小一時間騒ぎました。

 

よしのさんに怒られました。

 

許してください。

 

ほんますんませんでした。

 

そんなこんなで今日ですよ。

 

みんな見送りにきてくれました。

 

「短い間でしたが、本当にありがとうございました。」

 

「リュウ、昨日も言ったけど、ここはもう君の家も同然だから。だから必ず生きてここに帰ってきてくれ。私たちはそれだけを願っている。どうか、武運を。」

 

「はっ!必ず!」

 

「リュウちゃん。お館様は必ず守り通します。だから安心して旅をしてください。でも大きな怪我したら承知しないからね!」

 

「うん!気を付ける!それでは皆様!ご多幸を!!」

 

本当に好い人たちだった。

 

鬼殺隊は鬼を殺す隊。

 

もちろん物騒なことばかりだ。

 

でも、その上層部たる産屋敷の人達は暖かいヒトだった。

 

俺達はそんな人達を守らなきゃいけん。

 

あんな、勝ったけど悲しい結末には絶対にさせない。

 

零華、外は任せろ、内は任せた。

 

お館様、重たいことを伝えてごめん。

 

でも必ず、いい未来に繋ぎましょう。

 

「お迎えに上がりましたでござる。」

 

おんやぁ?

 

最初に会った隠さんやないですか。

 

久々にみたなぁ。

 

「あ、最初に会った隠さん、お久しぶりです。今回も貴方が最初ですか?」

 

「左様、御館様直々に旅龍殿を送るようにと頼まれましてな。またよろしく頼むでござる。」

 

それから数日間、来た時と同じように隠の人にたらい回しにされながらとある山中にきました。

 

そう、鬼殺隊の刀を作りし里。

 

刀鍛冶の里に。

 

そして今一軒のお宅の前に来ております~。

 

はへぇ、こんな所で刀を打ってんやなぁ。

 

飯時でも無いのに、この里一軒一軒から煙がたってるって事は、やっぱ殆どの場所で刀打ってんのかな?

 

柄とか鞘とかは流石に分業してるよな?

 

「鬼殺隊の新隊士!天龍寺旅龍です!刀を預かりにきました!」

 

まぁとりあえず挨拶や。

 

「あぁよくきたな、あがってくれ。」

 

家の中から返事が来たな。

 

そんじゃ上がらせてもらうか。

 

「はい!お邪魔します!」

 

さぁ、どんな人なんやろうか。

 

あんまり変な人じゃなかったらええんやけど。

 

炭治郎の刀鍛冶みたいな人やったら面倒くさそう……。

 

ガラッ

 

ブゥア

 

扉を開けてすぐ、独特の熱気が俺の体を包んだ!

 

あっつ!

 

玄関入ってすぐ鍛冶場なんか!?

 

ん?火はついてるけど刀は打ってないな……。

 

奥の座敷に人がおる……。

 

そして案の定、ひょっとこのお面しとるけど。

 

「すまないねぇ。わざわざここまで……、見ての通り、もう歳でな……。刀を打つ時以外はあまり動かないようにしている。わしの名は鉄井戸と言う、お主の育ての親、鬼断殿の刀を打ったのもわしじゃな。」

 

!?まじか!

 

鉄井戸ってたしか……、無一郎くんの最初の刀打った人だよな?

 

そうか……、じいちゃんの刀も……。

 

そういえば、名前は書いてなかったけどじいちゃんの遺書の中に爺ちゃんの刀を打った刀鍛冶宛のやつがあったな。

 

渡しとかんと。

 

「初めまして、天龍寺 旅龍といいます。呼びにくいので、他の人からはリュウと呼んでもらってます。まずは義父から貴方に言付けがあります。これです、どうぞお読みください。」

 

結構物腰穏やかな人やな。

 

ちょっと安心した。

 

「そうかい鬼断殿が、どれどれ。」

 

結構素直に受け取って読んでくれたな。

 

そんで読み進めていくうちに、いきなり震えだして後ろ向いた。

 

しばらくして震えが止まってこっち向いた。

 

爺さん、一体何書いとんねん。

 

「リュウくん、この手紙を持ってきてくれてありがとう。鬼断殿の思い、確かに受け取った。今から刀の用意をする。それを一度振ってみてくれ。それから、おかしなところがあったら何でもいい、伝えてくれ。」

 

そう言ってまだ刃の入ってない大太刀を一振り渡してくれた。

 

あ、やっぱまだ途中やったんやな。

バランスとかあるもんなぁ。

 

しかも普通の打刀やなくて、ほぼ専用武器の大太刀やし。

 

俺はそれを持って何回か素振りしてみる。

 

うん、少し重心が高いけどおおむねええかんじ。

 

それを伝えながら鉄井戸さんに刀を渡す。

 

それと鍔も爺さんの刀から外して新しい刀につけてもらうように頼んだ。

 

鍔を受け継ぐのは結構鬼殺隊の伝統やそう。

 

あと、爺さんの元の刀身は白鞘のこしらえにしてもらって、爺さんの碑が建ってる産屋敷邸のお社に置かしてもらってます。

 

今はじいちゃんの小太刀だけ腰に差してるかんじやね。

 

俺のはまだ出来てないから。

 

「リュウくん、すまんが刀が出来上がるまでもうしばらくかかる。それまで宿でゆっくりしていってくれ。」

 

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

リュウが旅立ったあと、お館様は寂しくて1人で号泣してたそうだよ!

 

でも実は泣き声が大きかったからか皆に聞かれてたみたい!

 

恥ずかしいね!

 

 

次回第9話

 

新たな刃

 

龍の爪は生え変わり、その爪は大地をえぐる。

 

 

 




嘘みたいだろ?まだ日輪刀無いんだぜ?

お読み頂きありがとうございました


令和8年7月27日より再編集
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