~鬼滅の刃~転生鬼断譚   作:天龍寺

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お待たせいたしました、新章開幕です


第2章「天佑龍助『炎』」
第1話「気炎万丈」


 

毎度、私です。

 

リュウです。

 

珠世さんと会ってから、数日たったぜぇ~。

 

今は~、珠世さん関連の報告で~、産屋敷邸に来とりますぅー。

 

月イチぐらいで顔を見せてるけど、久々ですー。

 

レイちゅわぁん!!

 

耀にぃちゅわぁん!

 

あいたかったぁん!!

 

とりま耀にぃに、手紙を渡せた事を伝え、珠世さんからの返事の手紙を渡しました。

 

内容は、まだ明確には信用出来ないけど、産屋敷家の誠意に答え、連絡は続けるとの事。

 

こっちもレイちゃんのお陰で医療部門が広がった事で、鬼の研究を進める事が出来とるらしいから、一旦は良しだそう。

 

難しい話は難しいので難しいです……。

 

報告を終えて、一息ついてたら、

 

一家総出で熱烈に歓迎されました。

 

そう、久々に帰ってきたら、

 

増えてました。

 

赤ちゃんが、

 

五人も。

 

…………。

 

はえぇ!跡継ぎ生まれたんやぁ!!

 

言えよ!生まれたらすぐに伝えてくれよ!!

 

鎹鴉おるやろ!!

 

家族やろ!

 

え?伝えたら即日飛んで来るだろって?

 

当たり前だよなぁ!

 

鬼なんかほっといて、そっちのほうが…………。

 

痛い!痛い!ごめんってレイちゃん!!

 

冗談やって!

 

耀にぃも、怒らんとって!

 

冗談やから!

 

え?冗談ですまされんって?

 

鬼を斬るのが鬼殺隊の使命?

 

それを口だけでとはいえ、ほっぽりだすとは何事かと?

 

…………ごめんなさい。

 

まぁ、そんなことがありました。

 

赤ちゃん可愛いです。

 

たまに、全員一斉にハイライトの消えた目で、さらに無表情でこっちみてきて、心臓止まりそうになるけど可愛いです。

 

この子らが次期当主と、それを支える子らなんやな……。

 

必ず助けるから。

 

赤ちゃんと戯れていたら、耀にぃに呼ばれました。

 

なんじゃらほい?

 

報告に漏れはねぇはずなんやけど……。

 

「天龍寺 旅龍入ります。」

 

まぁとりあえず入るか。

 

何か問題が起こったんかもしれん。

 

今の時点でも結構歴史は変わっとるし。

 

「すまないね、呼び出して。」

 

おん?普通に超美形な耀にぃやな。

 

とりあえず雑を挟むか。

 

「いえ、ご心配なく、いやぁお子さん可愛いですね。」

 

と言うか、これが言いたかった。

 

だって可愛いじゃん!!

 

皆同じ顔やけど!!

 

「そうだろう可愛いだろうまだ生まれたてだけどいろいろな服も用意しているんだあぁ一人は男児だけど産屋敷では13になるまで女の子扱いしないといけないから全部女の子用なんだでも男の子用の服もあっていいよね?別に他の者に見せなければ家族だけなら見せてくれてもいいよね?可愛いからいいよね?いや他の子たちもかわいいよみんなあまねに似てめがくりくりしてていいよね?」

 

うっほ!すんげーテンション爆上がり!

 

俺もテンション爆上がってきたぜ!!

 

「そうですよね!いやぁさすが美形二人から生まれただけありますわぁ!顔のつくりからなにからお二人にそっくり!いやぁかわいらしい!目も知性的な光がありますしおすし!か、く、じ、つ、に!いい跡継ぎになること間違いなしですわぁ!今度乳母車造ってきますわぁ!木工細工得意なんすよおれ!5連の乳母車!つくってきます!耀にぃが押しやすいように軽くて丈夫な霧雲杉と最近出てきだしたゴムを使った車輪を使ってつくりますわぁ!ああ車輪は業者にたのまなきゃ!」

 

あれか?乳母車だけやなくて、積み木とか滑り台とかロボットとかのほうがええか?いや女の子もおるんんやから人形とかの方がええんか?

 

オラわくわくすっぞ!!

 

「ほんとうかい!?ありがとう!たのしみにしてるよ!いやぁ本当に可愛いよね!そうだ!こんど零華に離乳食を」

 

「ごほん!」

 

「「!?」」

 

おわっ!?

 

廊下から、あまねさんの咳払いが!

 

ちぃとひっーとあっぷし過ぎたみてーだぜ……。

 

「そそそ、そうだ、本題に入ろうか。」

 

「そそそ、そうですね、どんなご用でしょうか?」

 

ほんとアブねぇ、耀にぃの子供談義で丸一日潰すところだったぜ。

 

あまねさんすまん。

 

そしてありがとう。

 

で本当になんの用やろうか?

 

耀にぃもニッコニコ顔から真面目な顔にもどったしな。

 

「現炎柱の煉獄槇寿郎は知っているね?」

 

おおん?煉獄さんの父ちゃんか?

 

そういやぁ、この時点やったら、まだ現役の炎柱やったんやなぁ。

 

「はい、まだ会ったことはありませんが、記憶にあるのは炎柱になる煉獄杏寿郎の父親で、爺さんが怪我をして引退するきっかけになった戦いに参加していた人ですよね?私が覚えている物語では、そんな戦いを経験しながらも強い心を持って戦って柱になったみたいですが、ある時挫折して、自堕落な生活を送っていましたが……。」

 

そう言えば、爺ちゃんの遺言書に煉獄槇寿郎さんの名前があったしな。

 

そん時はまだ本当に入りたてやったらしい。

 

原作でも同じことが起こったかは知らんけど、それを乗り越えて柱になったって事はやっぱ、ちゃんと実力を持った人のはず。

 

「うん、その通り。実はリュウの話を逆算していたら、そろそろ槇寿郎が挫折した時期になったんだ。前回の柱合会議のときは、まだ元気そうだったから、これから起こる可能性が高い。そして槇寿郎の心を折ったのはおそらく、任務で間に合わなかったか、守りきれなかったか。そして、その任務が終わったあと、妻の瑠火が病死していたこと。ただ、瑠火の病は、その物語と違い、零華が見てくれているから、その時点で亡くなることは無いだろうけど、その原因の任務は予想がつかない。そして、槇寿郎の心を折るほどの鬼は、恐らく十二鬼月。だけど、槇寿郎のまわりを他の柱で固める訳にはいかないし、だからといって放置し、貴重な日の呼吸の書物や、何より槇寿郎のやる気を無くさせる訳にはいかない。そこでリュウにお願いがある。」

 

なるほど、そう言う時期か……。

 

正確なその出来事の日和が分からない以上、他の戦力を張り付かせるのは逆にリスクがあるってか。

 

なら、俺がすべきことは……。

 

「炎柱のお付きとして、炎に油を撒いてこい、ということですね?」

 

燃え尽きそうな炎には、燃料が1番だぜ!

 

「そうだね、まだ他の柱達に未来の話をするわけにもいかない。そして、とても危険な任務になる、それでも、頼めるかい?」

 

物語の過去も、また動き出すか……。

 

返事は決まってるぜ!

 

「はっ!お館様!かしこまりました!必ずハッピーエンドにいたしましょう!」

 

「はっぴーえんど?異国の言葉かい?」

 

おっと口が滑った。

 

まだ、この時代は英語とか外来語もそんなに普及してねーからな。

 

もしかしたら、耀にぃは勉強しとるかもやけど。

 

「英国の言葉で、幸福な終わりを、という意味です。」

 

「そうか、良い言葉だ。必ずハッピーエンドにしよう!そうそう、明日炎柱を天柱の弟子であり新進気鋭な新隊士の紹介という名目でここに呼ぶことになっている、そこで顔合わせを頼むね。」

 

炎柱、煉獄 槇寿郎か……。

 

原作では呑んべぇおっさんに成り果てとったから、全盛期の槇寿郎さんを拝めるって訳や。

 

ちょっと楽しみやけど怖ぇー!

 

何言われるんやろ?

 

「かしこまりました。明日ですね、時間を空けておきます。」

 

「それじゃ固い話もこれくらいにして可愛い子供たちの話を…………。」

 

「失礼します。」

 

ガラ

 

「おほん!お館様、書類をお持ちしました。今日中に目を通していただきたく。」

oh......。

 

あまねさんが凸ってきたぜ……。

 

これはまた話が長くなる事を見越して書類を用意してきたな。

 

耀にぃもちゃんと尻に敷かれてんやなぁ。

 

「あぁ、子供の話しをしたいのに。はぁ、仕方ない。リュウ、今日はゆっくり休んでくれ。また夕飯時に。」

 

「はい、仕事頑張ってください。失礼します。」

 

ふむ、とにかく、煉獄父イベントが差し迫っとるってわけやな。

 

でも、さすがに俺だけで十二鬼月の首を簡単に斬れるとは思えん。

 

ピンキリやけど、何せあいつら、武力だけでいえば、柱と互角かそれ以上の奴らもおるしな。

 

そんで俺は、まだ柱ほどの実力は無い。

 

と思う。

 

この機会に、しこたま鍛錬せなな……。

 

最悪、首は斬れなくても、撃退までは出来るようにならな話にならんし。

 

現役当時の元炎柱か、どれ程の腕前なんやろうか、楽しみやな。

 

さぁ、晩まで時間があるし、鍛錬するかぁ!

 

「リュウちゃん!おったおった、耀哉兄さんから聴いたんやけど、炎柱の護衛につくって?」

 

レイちゃんもその話を耀にぃに聞いとったか。

 

「うん、レイちゃんも聞いてたんや。そうそう、そんで明日顔合わせ。いつ接敵するか分からんけど、少しでも鍛えとかなな~。」

 

「そうやね、リュウちゃん、これ。」

 

おおん?なんやこれ。

 

まぁ見た目は普通そうなお守りやけど。

 

手作りかな?

 

「なにこれ?お守り?」

 

「うんそう、私のあの力で作ったお守り。多分、どの鬼の最大火力でも一回は防げると思う。けど、大きい怪我はせんとってな。それ以外はどんな傷でもちゃんと治すから。」

 

聞いとった力のお守りか……。

 

実際にその力を見たことは無いから、これは本当にお守りとして持って置こう。

 

頼り切りになったらあかんしな。

 

「ありがとう。まぁ、出来るだけ発動せんように鍛えるわ。多分2日や3日で遭遇することはないやろしなぁ、知らんけど。」

 

「それフラグになるから言わん方がええと思うで?」

 

ハハハッ。

 

まっさかー!

 

「この戦いが終わったらレイちゃんにキスするんだ!」

 

「こら!バカ!やめなさい!いろんな意味で!」

 

いやフラグと言ったらこれやろ。

 

フリやったやん、さっきの。

 

「ほな鍛錬してくるわぁ。また晩飯時にな。研究、忙しいかもやけど、頑張ってくれ。俺には出来んことやからな。」

 

「うん、リュウちゃんも頑張って、皆を直接守ることは、私には出来んことやから。」

 

俺の嫁可愛いよね……。

 

え?聞いてないって?

 

うるさい、独り言やから気にすんな。

 

さぁ鍛錬や。

一人で出来ることは限りがあるけど、雑魚鬼とはそこそこ戦ってきたから、経験値は溜まって来とるぜ。

 

まだ、しっかりとした呼吸の常中が安定せんからそこを中心にやってくか。

 

これが安定しとかんと、余計な力が入って疲れたり、逆に力を入れなあかん時に力が出んくて、上手くできんことがあるからな。

 

ええっとここに瓢箪を用意して。

 

ぬ!

(1mクラスの瓢箪出現。)

 

基礎の基礎、この瓢箪割から初めて、呼吸の常中を続けながら筋トレ。

 

素振りに各型の確認と、それでもやることは多いぜ。

 

でも一人じゃ限界があるからなぁ。

 

明日は現炎柱と会うから、できたら息子の原作炎柱の杏寿郎くんと、一緒に鍛錬出来たら、得るものも多いじゃろうて……。

 

杏寿郎くんとは歳も近いしな。

 

会うのが楽しみだぜ!

 

それまではイメージトレーニング。

 

 

 

何時もは今までで一番面倒だった鬼を思い浮かべる。

 

そいつが目の前にいると脳内3D投影しながら戦う。

 

ちなみに、一番面倒だった鬼とは、初めての依頼で倒した木鬼だったりする。

 

今思えばあれ、だいぶ強い方だったぞ?

 

何せ転移能力があるから、木がある限りは逃げられるし、木から木に移る時間は、だいたい2秒ほどかかるんやけど、移る前までに斬らんと逃げられる。

 

苦肉の策として、あのときは周りの木を全てなぎ倒して倒したけど、転移範囲ギリギリまで逃げられてたら、それこそ鬼ごっこの始まりやったな。

 

その場合、鬼、俺やけど。

 

てなわけで、最近は生えてる木無限。木鬼VS俺のシャドーチャンバラ?をしてます。

 

少しでも強くなれたらいいなぁ。

 

 

 

今日の明治こそこそばなし!

 

あまねさん、耀哉兄さんの前では気丈に振る舞ってるけど、あまねさんが、一人で子供を相手してるのを、たまたま障子の隙間が開いてて、

 

見てしまったんです。

 

「かわいいでちゅねー(ハート)。おっぱいいるでちゅかー?どんどん飲んでくだちゃいねー。」

 

って赤ちゃん言葉でニヤニヤしながらおっぱい与えてる、

 

あまねさんの姿が!

 

そしたら急に、こっちを向いてきそうだったので、

 

すぐに障子を閉めました。

 

私は血の気がゾーっと引きましたよ。

 

その後、すぐにその場から立ち去りました。

 

しばらく夢にみそうです。

 

by零華

 

 

次回第2話

 

燎原の炎

 

炎は広がる、全てを焼きながら。

 

残るは灰か、それとも鋼か。

 

 




お読みいただきありがとうございました


令和8年7月29日再編集
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